柿原徹也さん演じる竹中半兵衛の夢灯りのネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
僕は恋のために生きるより、
夢のために死ぬことを選びます。
全ては彼を軍師して認めてくれた
主、秀吉のため。
-----
伊賀の里に生まれた彼。
生まれた時から体が弱い上に、
下忍の身分である彼に、
明るい未来などなかった。
だから彼は里で兵法の本を読み漁り、
沢山の知識を身に着けた。
そうして大嫌いな伊賀の里を飛び出した。
上忍秘伝の忍法帖を盗んで。
そんな彼は武士を目指し、
色々な所に仕官。
けれど主に恵まれずにいた。
そんな彼の城を攻略して来たのが
秀吉だった。
秀吉は彼の策に感銘し、
軍師して来て欲しいと言い出した。
一晩掛けて、秀吉は彼を
信長の軍師して仕えるよう説得。
その才を天下取りに活かさないか?と。
けれど、一晩語り明かした事で、
彼は秀吉という男に惚れ込んでしまい、
結局信長ではなく、秀吉に仕える事に。
その後、同じく秀吉に仕える事になった
官兵衛と共に、
両兵衛として、その名を轟かせた。
秀吉の人柄は大変買っている彼は、
秀吉が天下を目指さない事が不満だった。
信長の下で天下取りの手伝いをするのではなく、
秀吉こそが天下にふさわしいと。
だから彼は策を講じた。
盗んだ忍法帖を用いて、
獣を操り信長を亡き者にする策を。
随分と思い切った策だった。
秀吉を説得すればいいものを。
けれど彼には時間がなかったから。
労咳を患い、
翌年の桜を見る事も叶わないだろうと
言われた命の刻限。
だから残りのすべての時間を
自分の命を秀吉の天下に捧げようと思った。
秀吉が天下を取るその時を
見届けられないのが残念だけど、
それでも自分亡き後、
秀吉が天下を取れればそれでいいと。
強い意思だったのに。
ある時心が揺れ始めた。
それは彼女と出会ってしまったから。
自分の体を馬鹿みたいに心配してくれる、
底抜けにお人よしで優しい姫に。
更には彼女が彼が策に利用した
安土の盾だった事から、
自体は予想外の展開に。
それでも彼は命をとしても、
秀吉の天下を欲したから。
すべてを打ち明けてくれた彼女を香で眠らせ、
信長を亡き者にしようとしたのに。
彼女は必死に追いかけて止めてくれた。
間違っている…と。
すべてが露呈し、
信長の命も奪えないとなった時、
彼は大事な主のためにも、
残り少ない命を捨てる事を選んだ。
そうして天主の屋根から飛び降りたのに。
(※天主…安土では天守ではなく、
天主というという説明に合わせた表記)
変化の術を仕える彼女が、
桜へと変化して、
飛び降りた彼をその枝で受け止めた。
なんて美しい桜なんだろう。
それは今まで彼が見たこともない程美しかった。
出来ることなら、生きてもう一度、
彼女と共に桜を見たいと思わせる程に。
その後、評定が開かれ、
彼の罪は不問とされ、
羽柴一門には四国攻略を
急ぎ終わらせる事が命じられた。
更には彼女の願いにより、
彼は養生する事に。
そこには信長の命で集められた
南蛮の医師や薬師が次々と押しかけて、
様々な薬が試されていた。
信長の力を持ってすれば、
このまま労咳の特効薬も出来てしまうのでは?
そう言われる程に。
-----
あの時の桜の美しさが忘れられないから、
今度は君と桜がみたい。
幾度の春が巡っても、
君だけは僕の名前を覚えていて。
君は僕の最初で最後の恋人だから。
2017年9月11日月曜日
2017年9月5日火曜日
アブナイ恋の捜査室
交通課に勤務している
新米警官の主人公。
交通課の仕事で、
駐車違反のバイクを動けなくしたら、
たまたま犯人が
逃走用に用意したものだったり。
スピード違反で捕まえたら、
その人が指名手配犯だったりと、
ミラクルなお手柄続きの彼女。
そんなミラクルなお手柄が買われ、
突然交通課から移動する事に。
移動先は緊急特命捜査室。
名前は大層カッコいいものの、
実際は雑用室なんて呼ばれるような
仕事ばかりの部署。
そこには彼女のように、
室長に引き抜かれたメンバー達が。
一癖も二癖もある彼らと共に、
なれない部署での仕事が始まる中、
変わり者の同僚たちと共に、
彼女は知らず
大きな事件に巻き込まれて…。
-----
攻略キャラ
・明智誠臣(cv.前野智昭さん)
・藤守賢史(cv.近藤隆さん)
・如月公平(cv.立花慎之介さん)
・小笠原諒(cv.菅沼久義さん)
・小野瀬葵(cv.森川智之さん)
・穂積泪(cv.三木眞一郎さん)
・藤守慶史(cv.成田剣さん)
-----
・如月公平☆
・小笠原諒
※攻略した順番に記載させて頂いてます。
☆はお気に入りキャラ。
-----☆★☆-----
アプリからの移植のゲーム。
あまり評価は高くないようですが、
絵も綺麗で、サクサク遊べて、
個人的にはとても楽しませて頂きました。
こうして全体の感想を書いている今は、
実はプレイから何年か経っていて(笑)
細かい事を覚えていない状態(笑)
私がプレイした頃は、
PSPだったこのゲームも、
今ではVita版もあるようなので、
それなりにファンもいる作品なんだと思います。
以前より、
恋愛の要素が満載な作品も大好きですが、
こんな風に事件が絡んでいると、
ミステリーを読んでいるみたいで、
また違った角度からも楽しめるので、
事件の真相を知りたい、
謎を解きたい!という願望のある方には、
とてもオススメの作品です。
プレイ当時は、
今よりももっと根性なしだったので、
今この作品と出会っていたら、
もっと沢山の方との
恋を楽しめたと思います。
好きキャラランキング
1.公平くん
2.小笠原さん
オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★☆☆
新米警官の主人公。
交通課の仕事で、
駐車違反のバイクを動けなくしたら、
たまたま犯人が
逃走用に用意したものだったり。
スピード違反で捕まえたら、
その人が指名手配犯だったりと、
ミラクルなお手柄続きの彼女。
そんなミラクルなお手柄が買われ、
突然交通課から移動する事に。
移動先は緊急特命捜査室。
名前は大層カッコいいものの、
実際は雑用室なんて呼ばれるような
仕事ばかりの部署。
そこには彼女のように、
室長に引き抜かれたメンバー達が。
一癖も二癖もある彼らと共に、
なれない部署での仕事が始まる中、
変わり者の同僚たちと共に、
彼女は知らず
大きな事件に巻き込まれて…。
-----
攻略キャラ
・明智誠臣(cv.前野智昭さん)
・藤守賢史(cv.近藤隆さん)
・如月公平(cv.立花慎之介さん)
・小笠原諒(cv.菅沼久義さん)
・小野瀬葵(cv.森川智之さん)
・穂積泪(cv.三木眞一郎さん)
・藤守慶史(cv.成田剣さん)
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・如月公平☆
・小笠原諒
※攻略した順番に記載させて頂いてます。
☆はお気に入りキャラ。
-----☆★☆-----
アプリからの移植のゲーム。
あまり評価は高くないようですが、
絵も綺麗で、サクサク遊べて、
個人的にはとても楽しませて頂きました。
こうして全体の感想を書いている今は、
実はプレイから何年か経っていて(笑)
細かい事を覚えていない状態(笑)
私がプレイした頃は、
PSPだったこのゲームも、
今ではVita版もあるようなので、
それなりにファンもいる作品なんだと思います。
以前より、
恋愛の要素が満載な作品も大好きですが、
こんな風に事件が絡んでいると、
ミステリーを読んでいるみたいで、
また違った角度からも楽しめるので、
事件の真相を知りたい、
謎を解きたい!という願望のある方には、
とてもオススメの作品です。
プレイ当時は、
今よりももっと根性なしだったので、
今この作品と出会っていたら、
もっと沢山の方との
恋を楽しめたと思います。
好きキャラランキング
1.公平くん
2.小笠原さん
オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★☆☆
2017年8月8日火曜日
薄桜鬼SSL/藤堂平助
吉野裕行さん演じる
藤堂平助のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
去年までと同じ気持ちなら、
チョコを受け取る訳にはいかない。
いや、受け取る資格がないんだ。
-----
家が隣の幼馴染の彼と彼女。
1つ年上の彼が
高校生になったことをキッカケに、
その一年はあまり会わずに
過ごしたものの、
彼女が彼と同じ高校に
入った事をキッカケに、
また一緒に過ごすように。
元々男子校だった彼の学校。
彼女が入学する年から、
女子も受け入れる事に決まり、
幼馴染の彼女を
自分の学校に誘ったのは彼。
所がいざ入学してみると、
なんと合格した女子は彼女一人。
学園の中でたった一人の
女の子になってしまった彼女。
それでも1つ上の幼馴染の彼や、
彼の友人に助けられ、
また担任やクラスメイトにも親切にされ、
女子が一人と言う環境の中でも
楽しい高校生活を送っていた。
彼とは一緒に登下校したりと、
幼馴染として仲良く過ごしていた。
けれど彼の中では、
少しずつ彼女への
感情が変化していた。
男子ばかりの中に一人居る女の子。
だから嫌でも目立つ彼女。
そんな中で、
彼女を特別視する周りの様子に、
彼は気付いてしまったのかも知れない。
もう子供の頃とは違う気持ちなんだと。
彼女の事が
一人の女性として大事なんだと。
なのに彼女の態度は昔と変わらない。
彼の両親が留守で、
彼が家の鍵を失くした時も、
気軽に家に泊まれと言う彼女。
それは幼馴染の彼を
信頼してのことかも知れないけれど、
彼にしてみれば複雑だった。
オレはこんなにドキドキしてるのに。
男として見られてないのか?
…と。
そうして2月になった頃、
校内では唯一の女子である
彼女からチョコを欲しがる視線が。
そんな中、
彼女がチョコを渡したいのは、
毎年チョコを渡して居る幼馴染だけ。
だからいつものように訊ねてみた。
ねぇ、今年はどんなチョコがいい?と。
なのに彼の返答は、
去年までと同じ気持ちで
くれるチョコなら、
オレには貰う資格がないから
受け取れない…と。
悩んでしまった彼女に、
担任の原田が助言してくれた。
仮に平助に大切な人が出来て、
それを祝福出来るのなら
それは友情の好きだ…と。
想像したら胸が苦しい。
彼の隣に他の誰かが居るなんて。
そうして彼への想いを確認した彼女は、
チョコの持ち込みを禁ずべく、
風紀委員の双子の兄が
決めた持ち物検査を
なんとか乗り切り
敢えて学校で
彼にチョコを渡す事を決意。
-----
…の後に、おそらくチョコを渡し、
ハッピーエンドになるはずが、
5種類のミニゲームを
クリアしなければならず、攻略断念(笑)
難しすぎました、ミニゲーム(笑)
藤堂平助のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
去年までと同じ気持ちなら、
チョコを受け取る訳にはいかない。
いや、受け取る資格がないんだ。
-----
家が隣の幼馴染の彼と彼女。
1つ年上の彼が
高校生になったことをキッカケに、
その一年はあまり会わずに
過ごしたものの、
彼女が彼と同じ高校に
入った事をキッカケに、
また一緒に過ごすように。
元々男子校だった彼の学校。
彼女が入学する年から、
女子も受け入れる事に決まり、
幼馴染の彼女を
自分の学校に誘ったのは彼。
所がいざ入学してみると、
なんと合格した女子は彼女一人。
学園の中でたった一人の
女の子になってしまった彼女。
それでも1つ上の幼馴染の彼や、
彼の友人に助けられ、
また担任やクラスメイトにも親切にされ、
女子が一人と言う環境の中でも
楽しい高校生活を送っていた。
彼とは一緒に登下校したりと、
幼馴染として仲良く過ごしていた。
けれど彼の中では、
少しずつ彼女への
感情が変化していた。
男子ばかりの中に一人居る女の子。
だから嫌でも目立つ彼女。
そんな中で、
彼女を特別視する周りの様子に、
彼は気付いてしまったのかも知れない。
もう子供の頃とは違う気持ちなんだと。
彼女の事が
一人の女性として大事なんだと。
なのに彼女の態度は昔と変わらない。
彼の両親が留守で、
彼が家の鍵を失くした時も、
気軽に家に泊まれと言う彼女。
それは幼馴染の彼を
信頼してのことかも知れないけれど、
彼にしてみれば複雑だった。
オレはこんなにドキドキしてるのに。
男として見られてないのか?
…と。
そうして2月になった頃、
校内では唯一の女子である
彼女からチョコを欲しがる視線が。
そんな中、
彼女がチョコを渡したいのは、
毎年チョコを渡して居る幼馴染だけ。
だからいつものように訊ねてみた。
ねぇ、今年はどんなチョコがいい?と。
なのに彼の返答は、
去年までと同じ気持ちで
くれるチョコなら、
オレには貰う資格がないから
受け取れない…と。
悩んでしまった彼女に、
担任の原田が助言してくれた。
仮に平助に大切な人が出来て、
それを祝福出来るのなら
それは友情の好きだ…と。
想像したら胸が苦しい。
彼の隣に他の誰かが居るなんて。
そうして彼への想いを確認した彼女は、
チョコの持ち込みを禁ずべく、
風紀委員の双子の兄が
決めた持ち物検査を
なんとか乗り切り
敢えて学校で
彼にチョコを渡す事を決意。
-----
…の後に、おそらくチョコを渡し、
ハッピーエンドになるはずが、
5種類のミニゲームを
クリアしなければならず、攻略断念(笑)
難しすぎました、ミニゲーム(笑)
2017年8月6日日曜日
薄桜鬼SSL
199本目の乙女ゲーム。
オトメイトさんのPSVita用ソフト。
-----
主人公は
今年から女子も入学可能となった
薄桜学園に通う女の子。
中学3年の時に、
進路に悩んでいた所、
隣に住んでいる幼馴染の男の子に誘われ、
学費も安かった事から
受験を決意した彼女。
所が入学してビックリ。
なんと女子は彼女一人だったのだ。
男子ばかりの学校ではあったものの
幼馴染やその友人に気にかけられ、
クラスメイトにも親切にされ、
先生達も一人の女子の彼女を気遣い
…という環境で、
高校生活を満喫している彼女。
一年を通して行われる
様々な行事の中、
仲間たちと共に過ごし、
いつしか彼らと絆を深める事に。
そうして彼女が結ばれたのは…。
-----
攻略キャラ
・土方歳三(cv.三木眞一郎さん)
・沖田総司(cv.森久保祥太郎さん)
・斎藤一(cv.鳥海浩輔さん)
・藤堂平助(cv.吉野裕行さん)
・原田左之助(cv.遊佐浩二さん)
・風間千景(cv.津田健次郎さん)
・永倉新八(cv.坪井智浩さん)
・山南敬助(cv.飛田展男さん)
・山崎烝(cv.鈴木貴征さん)
・南雲薫(cv.伊東葉純さん)
-----
・藤堂平助
-----☆★☆-----
久しぶりに薄桜鬼の皆さんに会えて、
とても楽しかったです。
今回は学園モノという事で、
命の危険もなく。
ただただ彼らとワイワイ出来た事が、
何より楽しかったです。
プールの時の沖田さんのメールとか、
全員に違う文章で、
どう書いたら相手が食いつくかを
熟知した感じが素晴らしかったのが
大変印象に残りました(笑)
レビューで見たとおり、
ミニゲームが難しく、
特に最後の連続5つのミニゲーム
…というのが出来なくて。
結局ENDにたどり着けなかった事が
残念です。
ミニゲームの内容があのままでもいいので、
何か苦手な人用に救済措置もあると
尚良かったかな?と思います。
せっかく彼らとの学園生活を
楽しんでいただけに、
ミニゲームに関しては残念でしたね。
それ以外は、
内容の長さの割にスチルも多く、
制服姿の彼らも素敵で
最高でした!
オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★★☆
オトメイトさんのPSVita用ソフト。
-----
主人公は
今年から女子も入学可能となった
薄桜学園に通う女の子。
中学3年の時に、
進路に悩んでいた所、
隣に住んでいる幼馴染の男の子に誘われ、
学費も安かった事から
受験を決意した彼女。
所が入学してビックリ。
なんと女子は彼女一人だったのだ。
男子ばかりの学校ではあったものの
幼馴染やその友人に気にかけられ、
クラスメイトにも親切にされ、
先生達も一人の女子の彼女を気遣い
…という環境で、
高校生活を満喫している彼女。
一年を通して行われる
様々な行事の中、
仲間たちと共に過ごし、
いつしか彼らと絆を深める事に。
そうして彼女が結ばれたのは…。
-----
攻略キャラ
・土方歳三(cv.三木眞一郎さん)
・沖田総司(cv.森久保祥太郎さん)
・斎藤一(cv.鳥海浩輔さん)
・藤堂平助(cv.吉野裕行さん)
・原田左之助(cv.遊佐浩二さん)
・風間千景(cv.津田健次郎さん)
・永倉新八(cv.坪井智浩さん)
・山南敬助(cv.飛田展男さん)
・山崎烝(cv.鈴木貴征さん)
・南雲薫(cv.伊東葉純さん)
-----
・藤堂平助
-----☆★☆-----
久しぶりに薄桜鬼の皆さんに会えて、
とても楽しかったです。
今回は学園モノという事で、
命の危険もなく。
ただただ彼らとワイワイ出来た事が、
何より楽しかったです。
プールの時の沖田さんのメールとか、
全員に違う文章で、
どう書いたら相手が食いつくかを
熟知した感じが素晴らしかったのが
大変印象に残りました(笑)
レビューで見たとおり、
ミニゲームが難しく、
特に最後の連続5つのミニゲーム
…というのが出来なくて。
結局ENDにたどり着けなかった事が
残念です。
ミニゲームの内容があのままでもいいので、
何か苦手な人用に救済措置もあると
尚良かったかな?と思います。
せっかく彼らとの学園生活を
楽しんでいただけに、
ミニゲームに関しては残念でしたね。
それ以外は、
内容の長さの割にスチルも多く、
制服姿の彼らも素敵で
最高でした!
オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★★☆
2017年6月9日金曜日
キミカレ~新学期~/南千歳
福山潤さん演じる
南千歳のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
もう、2度と大切な人を
傷つけたりしない。
そう決めたのに、
僕はまたあなたを傷つけてしまった。
-----
それはまた彼女が幼かった頃。
大好きな幼馴染のお兄さんの
お嫁さんになりたくて、
子供ながらも一生懸命に気持ちを伝え、
チョコを渡したバレンタイン。
けれど、そんな気持ちを
受け入れてはもらえず、
彼女はショックで駆け出して
事故に遭ってしまった。
駆けつけた彼が助け、
怪我は軽かったものの、
その出来事は彼に
大きな衝撃を与えた。
あの日怪我をさせてしまった彼女を、
心から大切に想っていると気づいても、
怪我をさせた自分に
気持ちを伝える資格はないと思い、
ただ傍でずっと見守ろう。
ただ傍でずっと守ろうと決めた彼。
そんなにも大事な本命が居ながらも、
あの事故が尾を引いているのでしょうか?
彼は人から好意を寄せられると、
それを跳ね除けることが
出来なくなってしまっていた。
そうしてそんな態度が原因で、
彼女をヤキモキさせてまた傷つけた。
好きだと自覚してから、
彼女を意図的に避けていたのに。
こうして教育実習であったら、
思いが止められなくなった彼。
けれど、彼は教育実習生で、
来年からは正式な教師として、
四ツ葉学園に赴任する立場。
そんな自分が生徒である彼女と、
怪我をさせてしまった彼女と
結ばれていいのだろうか?
そう考え付かず離れずの曖昧な関係に。
好きだと気持ちを伝えはしたものの、
それで終わりで
付き合う訳でもない曖昧な関係。
でも、それに耐えられなくなった
彼女の行動により、
彼も思いが止められず、
隠れて付き合うことに。
彼女が卒業するまでは
内緒の関係だけれど、
仲間が強力してくれるから、
そんな中でも愛を育み、
幸せに過ごして行く事だろう。
南千歳のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
もう、2度と大切な人を
傷つけたりしない。
そう決めたのに、
僕はまたあなたを傷つけてしまった。
-----
それはまた彼女が幼かった頃。
大好きな幼馴染のお兄さんの
お嫁さんになりたくて、
子供ながらも一生懸命に気持ちを伝え、
チョコを渡したバレンタイン。
けれど、そんな気持ちを
受け入れてはもらえず、
彼女はショックで駆け出して
事故に遭ってしまった。
駆けつけた彼が助け、
怪我は軽かったものの、
その出来事は彼に
大きな衝撃を与えた。
あの日怪我をさせてしまった彼女を、
心から大切に想っていると気づいても、
怪我をさせた自分に
気持ちを伝える資格はないと思い、
ただ傍でずっと見守ろう。
ただ傍でずっと守ろうと決めた彼。
そんなにも大事な本命が居ながらも、
あの事故が尾を引いているのでしょうか?
彼は人から好意を寄せられると、
それを跳ね除けることが
出来なくなってしまっていた。
そうしてそんな態度が原因で、
彼女をヤキモキさせてまた傷つけた。
好きだと自覚してから、
彼女を意図的に避けていたのに。
こうして教育実習であったら、
思いが止められなくなった彼。
けれど、彼は教育実習生で、
来年からは正式な教師として、
四ツ葉学園に赴任する立場。
そんな自分が生徒である彼女と、
怪我をさせてしまった彼女と
結ばれていいのだろうか?
そう考え付かず離れずの曖昧な関係に。
好きだと気持ちを伝えはしたものの、
それで終わりで
付き合う訳でもない曖昧な関係。
でも、それに耐えられなくなった
彼女の行動により、
彼も思いが止められず、
隠れて付き合うことに。
彼女が卒業するまでは
内緒の関係だけれど、
仲間が強力してくれるから、
そんな中でも愛を育み、
幸せに過ごして行く事だろう。
2017年6月8日木曜日
キミカレ~新学期~
いつものように
四ツ葉学園に通う主人公。
高2の春を迎えた彼女に、
突如訪れたモテ期。
なんと、学校の王子だったり、
生徒会長だったり、
転校生だったり、
注目の新入生だったり、
更には人気の教育実習生…と。
合計7人に
告白されてしまったのです。
突然の出来事に
どうしていいのか分からいまま、
友達として付き合って欲しい…と、
全員に保留というような
返事をしたものの、
早く誰かを選ばないといけない彼女。
彼らと共に過ごす中、
彼女が恋に落ちる
お相手とは………?
-----
攻略キャラ
・須賀寛貴(cv.杉田智和さん)
・綾瀬川彩人(cv.三木眞一郎さん)
・結城隆(cv.浪川大輔さん)
・咲坂皐(cv.中村悠一さん)
・南千歳(cv.福山潤さん)
・桜庭秋夜(cv.森久保祥太郎さん)
・鈴宮龍太郎(cv.前野智昭さん)
-----
・南千歳
-----☆★☆-----
移植のゲームという事で、
ソーシャル系の乙女ゲームは、
一日に読めるページ数が
決まっているパターンが多いので
多分そんな感じに
シナリオが作られていたんだろうな
…という感じです。
そのため、こうして
一気に読めてしまうと、
どうしてもブツッと
切れてしまったような
そんな印象を受けます。
でも、短めなので、
忙しい合間にもちょこちょこ遊びやすく、
サクサク進むという良さがありました。
また学園モノならではの、
学校のイベントとか、
やっぱり楽しいですね。
誰も命を狙われず、
自分の命の心配も要らないというのが、
よりうれしい(笑)
学園モノでは、テストの話は
もう当たり前に出て来ますが、
このゲーム、
本当にテスト受けます(笑)
なので、そこでいい点数を
出さないといけないため、
学年末なんて、
10問全部正解するために、
何度もやり直しました(笑)
少し大変でしたが、
それはそれで楽しい思い出となりました!
オススメ度:★★☆☆☆
個人的満足度:★★★☆☆
四ツ葉学園に通う主人公。
高2の春を迎えた彼女に、
突如訪れたモテ期。
なんと、学校の王子だったり、
生徒会長だったり、
転校生だったり、
注目の新入生だったり、
更には人気の教育実習生…と。
合計7人に
告白されてしまったのです。
突然の出来事に
どうしていいのか分からいまま、
友達として付き合って欲しい…と、
全員に保留というような
返事をしたものの、
早く誰かを選ばないといけない彼女。
彼らと共に過ごす中、
彼女が恋に落ちる
お相手とは………?
-----
攻略キャラ
・須賀寛貴(cv.杉田智和さん)
・綾瀬川彩人(cv.三木眞一郎さん)
・結城隆(cv.浪川大輔さん)
・咲坂皐(cv.中村悠一さん)
・南千歳(cv.福山潤さん)
・桜庭秋夜(cv.森久保祥太郎さん)
・鈴宮龍太郎(cv.前野智昭さん)
-----
・南千歳
-----☆★☆-----
移植のゲームという事で、
ソーシャル系の乙女ゲームは、
一日に読めるページ数が
決まっているパターンが多いので
多分そんな感じに
シナリオが作られていたんだろうな
…という感じです。
そのため、こうして
一気に読めてしまうと、
どうしてもブツッと
切れてしまったような
そんな印象を受けます。
でも、短めなので、
忙しい合間にもちょこちょこ遊びやすく、
サクサク進むという良さがありました。
また学園モノならではの、
学校のイベントとか、
やっぱり楽しいですね。
誰も命を狙われず、
自分の命の心配も要らないというのが、
よりうれしい(笑)
学園モノでは、テストの話は
もう当たり前に出て来ますが、
このゲーム、
本当にテスト受けます(笑)
なので、そこでいい点数を
出さないといけないため、
学年末なんて、
10問全部正解するために、
何度もやり直しました(笑)
少し大変でしたが、
それはそれで楽しい思い出となりました!
オススメ度:★★☆☆☆
個人的満足度:★★★☆☆
2017年6月5日月曜日
DYNAMIC CHORD feat.Liar-S V edition
193本目の乙女ゲーム。
Honey Bee BlackさんのPSVita用ソフト。
-----
お嬢様育ちの主人公は、
親の敷いたレールの上を
高校までずっと歩いて来ました。
親に用意される決められた未来。
周りの友達は誰も
それに疑問を感じない世界。
彼女にはそれが耐えられなくて、
大学は親を説得して
共学の大学に進学。
初めて自分の意思で選んだ世界を
満喫して居た彼女でしたが、
突如親に留学を決められてしまう。
また親の言いなりのまま、
進まなければならないことに
不満を覚えつつも、
それを跳ね除けるほどの
何か強い思いもない自分に
歯がゆさを感じて居た頃、
大学の友人にライブへと誘われた彼女。
お嬢様育ちの彼女にとって
そこは未知の世界。
新しい世界で触れた
S-leeperの曲が彼女の心を揺さぶった。
ライブの後、家路に着いた彼女へ着信が。
相手は親の仕事の関連の知り合いの息子で、
以前パーティーで助けて貰った事もある芹で、
彼はなんとS-leeperのメンバーだった。
彼を介しS-leeperのメンバーと知り合い、
彼らの音楽に対する気持ちを知り、
またヴォーカルの朔良の言葉に励まされ、
彼女は気持ちを切り替えて留学。
2年の留学を経て日本に戻ると
S-leeperはLiar-Sに名前を変え、
メジャーデビューを果たして居た。
所が喜んだのもつかの間、
ライブで生の彼らの演奏を聴いた彼女は
衝撃を受ける事に。
彼らの音楽から
当時の輝きが消えて居たから。
そのことを一番案じて居た
リーダーの芹により、
Liar-Sに新しい風を吹かせる為と、
彼らの「トモダチ」に任命された彼女。
再び彼らの音楽に
彼ららしさを取り戻す為、
彼女は奮闘するのだが………。
-----
攻略キャラ
・檜山朔良(cv.寺島拓篤さん)
・珠洲乃千哉(cv.岡本信彦さん)
・結崎芹(cv.柿原徹也さん)
・榛名宗太郎(cv.斉藤壮馬さん)
-----
・榛名宗太郎
・珠洲乃千哉
・檜山朔良☆
※攻略した順番に記載させて頂いてます。
☆はお気に入りキャラ。
-----☆★☆-----
レヴァフェにつづいて2つ目のグールプ。
今回は既に
メジャーデビューしている彼らとのお話で、
またレヴァフェの時とは違った楽しさが。
主人公はとてもいい子で、
好感が持てました。
料理上手でしっかり者、頑張り屋さん
…と、憧れてしまうような女の子。
キャラも初見では
みんなとても好みだなって思いました。
にもかかわらず、一人攻略出来てない(笑)
実は、ハルちゃんの時に、
ちょっと芹くんにビックリしてしまって。
なんとなく怖い印象になってしまいました。
実際の彼を攻略していないので、
彼のルートではそういうの
払拭されたのかも知れませんが、
朔良くんがとても好みで、
他の人出来ない感じになりまして。
結局芹くんは怖いイメージのまま(笑)
楽曲は既にレヴァフェと出会った時、
DYNAMIC CHORDの全部のバンドの曲を
視聴済みで、
その段階では苦手かな?と思っていましたが、
ストーリーを知って聞くと、
その時の印象よりも好きになりました。
特にエンディングの曲は、
彼らの思いが詰まった楽曲だと知ってて聞くと、
本当に泣ける曲でした。
後はレヴァフェの時にも感じましたが、
いい感じに気持ちが乗ってくると、
画面切り替えの壁紙みたいなのが出て、
集中が途切れさせられてしまう感じが、
勿体無いなって思いました。
ちょこちょこやる派の方とかは、
そう気にならないかな?と思いますが、
私は集中力重視で、
ガーッと入り込んで進めたいので、
気になってしまったんですよね。
…とあくまで個人的な事情なので、
気にならない方も多いかも?
絵も綺麗で、シナリオも良くて、
割りと大人っぽいドキドキな転回も、
とても素敵でした!
残りの二つのグループにも、
早く逢いたいと思わせてくれました。
そして朔良くんが本当に最高で、
大好きになりました!
千哉くんも凄く好みなのですが、
朔良くんが好み過ぎました(笑)
そんな朔良くん出会わせてくれた
この作品に感謝の気持ちでいっぱいです。
-----
好きキャラ
1.朔良くん
2.千哉くん
3.ハルちゃん
4.芹くん
オススメ度:★★★★☆
個人的満足度:★★★★☆
Honey Bee BlackさんのPSVita用ソフト。
-----
お嬢様育ちの主人公は、
親の敷いたレールの上を
高校までずっと歩いて来ました。
親に用意される決められた未来。
周りの友達は誰も
それに疑問を感じない世界。
彼女にはそれが耐えられなくて、
大学は親を説得して
共学の大学に進学。
初めて自分の意思で選んだ世界を
満喫して居た彼女でしたが、
突如親に留学を決められてしまう。
また親の言いなりのまま、
進まなければならないことに
不満を覚えつつも、
それを跳ね除けるほどの
何か強い思いもない自分に
歯がゆさを感じて居た頃、
大学の友人にライブへと誘われた彼女。
お嬢様育ちの彼女にとって
そこは未知の世界。
新しい世界で触れた
S-leeperの曲が彼女の心を揺さぶった。
ライブの後、家路に着いた彼女へ着信が。
相手は親の仕事の関連の知り合いの息子で、
以前パーティーで助けて貰った事もある芹で、
彼はなんとS-leeperのメンバーだった。
彼を介しS-leeperのメンバーと知り合い、
彼らの音楽に対する気持ちを知り、
またヴォーカルの朔良の言葉に励まされ、
彼女は気持ちを切り替えて留学。
2年の留学を経て日本に戻ると
S-leeperはLiar-Sに名前を変え、
メジャーデビューを果たして居た。
所が喜んだのもつかの間、
ライブで生の彼らの演奏を聴いた彼女は
衝撃を受ける事に。
彼らの音楽から
当時の輝きが消えて居たから。
そのことを一番案じて居た
リーダーの芹により、
Liar-Sに新しい風を吹かせる為と、
彼らの「トモダチ」に任命された彼女。
再び彼らの音楽に
彼ららしさを取り戻す為、
彼女は奮闘するのだが………。
-----
攻略キャラ
・檜山朔良(cv.寺島拓篤さん)
・珠洲乃千哉(cv.岡本信彦さん)
・結崎芹(cv.柿原徹也さん)
・榛名宗太郎(cv.斉藤壮馬さん)
-----
・榛名宗太郎
・珠洲乃千哉
・檜山朔良☆
※攻略した順番に記載させて頂いてます。
☆はお気に入りキャラ。
-----☆★☆-----
レヴァフェにつづいて2つ目のグールプ。
今回は既に
メジャーデビューしている彼らとのお話で、
またレヴァフェの時とは違った楽しさが。
主人公はとてもいい子で、
好感が持てました。
料理上手でしっかり者、頑張り屋さん
…と、憧れてしまうような女の子。
キャラも初見では
みんなとても好みだなって思いました。
にもかかわらず、一人攻略出来てない(笑)
実は、ハルちゃんの時に、
ちょっと芹くんにビックリしてしまって。
なんとなく怖い印象になってしまいました。
実際の彼を攻略していないので、
彼のルートではそういうの
払拭されたのかも知れませんが、
朔良くんがとても好みで、
他の人出来ない感じになりまして。
結局芹くんは怖いイメージのまま(笑)
楽曲は既にレヴァフェと出会った時、
DYNAMIC CHORDの全部のバンドの曲を
視聴済みで、
その段階では苦手かな?と思っていましたが、
ストーリーを知って聞くと、
その時の印象よりも好きになりました。
特にエンディングの曲は、
彼らの思いが詰まった楽曲だと知ってて聞くと、
本当に泣ける曲でした。
後はレヴァフェの時にも感じましたが、
いい感じに気持ちが乗ってくると、
画面切り替えの壁紙みたいなのが出て、
集中が途切れさせられてしまう感じが、
勿体無いなって思いました。
ちょこちょこやる派の方とかは、
そう気にならないかな?と思いますが、
私は集中力重視で、
ガーッと入り込んで進めたいので、
気になってしまったんですよね。
…とあくまで個人的な事情なので、
気にならない方も多いかも?
絵も綺麗で、シナリオも良くて、
割りと大人っぽいドキドキな転回も、
とても素敵でした!
残りの二つのグループにも、
早く逢いたいと思わせてくれました。
そして朔良くんが本当に最高で、
大好きになりました!
千哉くんも凄く好みなのですが、
朔良くんが好み過ぎました(笑)
そんな朔良くん出会わせてくれた
この作品に感謝の気持ちでいっぱいです。
-----
好きキャラ
1.朔良くん
2.千哉くん
3.ハルちゃん
4.芹くん
オススメ度:★★★★☆
個人的満足度:★★★★☆
2017年6月4日日曜日
月影の鎖-錯乱パラノイア-/猪口渉
浅沼晋太郎さん演じる
猪口渉のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
守りたいと思える
存在がある事は、
それだけで幸せな事なんだな。
-----
温泉街と花柳街が有名な
観光地としての現在の島。
そのベースを作ったのが、
彼の祖父。
そんな理由から、
猪口家は島でも有数の名家だった。
ところが、彼の母が亡くなり、
父が海外に行き、
そこで出会った現在の母と共に帰国し、
猪口家に異国人が
入った事から事態は一変。
父がそのまま失踪し、
身重の異国人の母は、
そのまま猪口家に残り、
息子のノアを産んだ。
異国人を迎え入れただけでも
風当たりは強いのに、
更に異国との
混血の子供が居る事から、
島の観光客が減っている事を始めとし、
様々な悪い出来事は
すべて母のせいにされた。
疫病神…と罵られる母。
それでもなんとか
やってこられたのに、
祖父が亡くなり、
家督を母が継いだ事から、
猪口家は村八分にされる事に。
そうしてノアは
外を出歩く事も出来ない状況に。
だから彼は目指したかった。
差別のない世界を。
国全部は無理だとしても、
島の中だけでも、
少しずつ、母や弟が
生きやすい場所にしたいと。
厳しい状況の中、
それでも希望を捨てなかった彼。
そんな彼に、
友人の榛名が力を貸し、
更に主人公の兄も
力を貸してくれた事で、
島の駐屯地問題や
財政問題を解決へと導く事に。
深海が島から手を引いて、
市長に次期市長になる事を勧められ、
目指す未来のあった彼は、
市長になる事で、
大切な人たちを守る決意を。
そうして榛名や現市長の協力の元、
次期市長になるべく
勉強に励む日々。
今では弟も昼間、
自由に外を歩き回れるように。
渉が自らの意志で
島に残る事を決意した時に、
彼に家督を譲るように
…という彼の祖父の遺言どおり、
母は彼に家督を譲り、
今では街の人たちにも、
受け入れて貰えるように。
まだまだ始まったばかり。
それでも新しい差別のない、
みんなの力で生きていく、
そんな街を目指して、
人々と協力し、
次期市長が市長として
独り立ちした暁には、
理想の街へと進んで行く事でしょう。
猪口渉のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
守りたいと思える
存在がある事は、
それだけで幸せな事なんだな。
-----
温泉街と花柳街が有名な
観光地としての現在の島。
そのベースを作ったのが、
彼の祖父。
そんな理由から、
猪口家は島でも有数の名家だった。
ところが、彼の母が亡くなり、
父が海外に行き、
そこで出会った現在の母と共に帰国し、
猪口家に異国人が
入った事から事態は一変。
父がそのまま失踪し、
身重の異国人の母は、
そのまま猪口家に残り、
息子のノアを産んだ。
異国人を迎え入れただけでも
風当たりは強いのに、
更に異国との
混血の子供が居る事から、
島の観光客が減っている事を始めとし、
様々な悪い出来事は
すべて母のせいにされた。
疫病神…と罵られる母。
それでもなんとか
やってこられたのに、
祖父が亡くなり、
家督を母が継いだ事から、
猪口家は村八分にされる事に。
そうしてノアは
外を出歩く事も出来ない状況に。
だから彼は目指したかった。
差別のない世界を。
国全部は無理だとしても、
島の中だけでも、
少しずつ、母や弟が
生きやすい場所にしたいと。
厳しい状況の中、
それでも希望を捨てなかった彼。
そんな彼に、
友人の榛名が力を貸し、
更に主人公の兄も
力を貸してくれた事で、
島の駐屯地問題や
財政問題を解決へと導く事に。
深海が島から手を引いて、
市長に次期市長になる事を勧められ、
目指す未来のあった彼は、
市長になる事で、
大切な人たちを守る決意を。
そうして榛名や現市長の協力の元、
次期市長になるべく
勉強に励む日々。
今では弟も昼間、
自由に外を歩き回れるように。
渉が自らの意志で
島に残る事を決意した時に、
彼に家督を譲るように
…という彼の祖父の遺言どおり、
母は彼に家督を譲り、
今では街の人たちにも、
受け入れて貰えるように。
まだまだ始まったばかり。
それでも新しい差別のない、
みんなの力で生きていく、
そんな街を目指して、
人々と協力し、
次期市長が市長として
独り立ちした暁には、
理想の街へと進んで行く事でしょう。
2017年6月3日土曜日
DYNAMIC CHORD feat.Liar-S V edition/檜山朔良
寺島拓篤さん演じる
檜山朔良のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
あんたは俺の歌を
誰より真剣に受け止めてくれる。
さっき、涙を流すあんたを見て、
そう感じたんだ。
-----
母は体が弱く病気がちだったものの、
父と母と姉と彼と、
家族は仲良く暮らしていた。
体調の良い日は、
彼の大好きなオムライスを作ってくれた母が
彼はとても好きだった。
オムライスが美味しくなる魔法、
掛けてあげましょうね。
そう言って、
あまり上手とは言えない絵を
オムライスの上にケチャップで描いてくれた母。
そんな温かい家庭で育った彼は、
家族をとても大切に思っていた。
けれど、病弱だった母は早くに亡くなり、
彼の家は父と姉と彼の三人になってしまった。
大好きな母が居なくなった事で、
少しさびしくなった彼の家。
それでも家族で仲良く暮らしていた。
所が今度は姉が嫁いでしまい、
彼の家には父と彼の二人きり。
随分と淋しい家になってしまった。
ちょうどその頃、
友達の誘いでライブハウスで歌を歌った。
するとその歌がとても好評で、
彼自信も驚いてしまう。
俺はなんの特技もない
平凡なヤツだと思っていたのに。
時折ライブハウスのオーナーの
ジンさんに頼んでは、
人前で歌を歌っていた彼。
いつしかそこは彼の居場所になった。
みんなが彼の歌を喜んで、
彼という存在を認めてくれるから。
弁護士をしていて真面目な父だったが、
彼が音楽に没頭する姿に、
父もそれを認めてくれていた。
その後、同じ中学だった槇に誘われ、
芹の作ったS-leeperに
ギターボーカルとして加入。
すぐに仲間と打ち解けた彼は、
S-leeperが大好きになった。
そうして最初はコピーバンドだった彼らが、
いつしか千哉の作るオリジナル曲を
演奏するバントとなり、次第に人気バンドに。
とても楽しかった。
すべてが上手く行っていたし、
とても充実していた。
いつかこいつらとメジャーデビューして、
千哉の曲を沢山の人に届けるんだ。
いつしかそれが彼の夢となった。
所が、槇が将来の事を考えた結果
…として、バンドを抜ける事に。
デビューも夢じゃないかも知れない。
そんな手応えも感じていた所だったのに。
そうしてベースの抜けたS-leeperに、
芹の紹介で宗太郎が。
それを気にバンド名も
Liar-Sへと変更した。
新しくなった彼のバンドは、
更に人気となり、
すぐメジャーデビューの話が出たのだ。
みんな喜んでそれを受け、
デビュー曲は
ドラマのタイアップもあり、大ヒット。
彼らは瞬く間に人気バンドに。
所がそこから何かが狂い始めた。
人気が出た事で、
彼と千哉のビジュアルが注目され、
彼らはデビュー曲と
二人のビジュアルばかりを求められるように。
千哉がどんなに素敵な曲を作り、
彼がどんなに思いを込めて歌おうとも、
誰もそれを聴いてなどくれなかった。
そうして気づいた時には、
Liar-Sはデビュー曲と顔がいいだけのバンド
…と呼ばれるように。
そうしていつしか彼は歌えなくなってしまった。
観客の前で、以前のようには。
出来上がった違和感だらけの
チグハグな演奏のLiar-S。
それでも観客は喜んで応援してくれる。
あぁ、そうか。
ファンだとか言ってもそういう事か。
こいつらも俺たちのデビュー曲と
ビジュアルがあればいいんだ。
そうして歌だけが自分を表現出来る場で、
千哉の歌を沢山の人に
届ける事が好きだった彼は、
もう居なくなってしまった。
ただ、惰性で歌うだけのヴォーカル。
いつか沈んでしまう
Liar-Sという泥舟の上で。
そんな時、海外から戻った彼女は、
すぐさま彼らの演奏の違和感に気付き、
そうして芹により、
Liar-S公認の『友達』に任命された。
何度冷たくしても突き放しても、
彼女はしつこく食らいついてきた。
そうして彼の歌を欲してくれた。
S-leeperの頃の輝きのあるあの歌を。
最初は適当な事を
言っていると思っていた彼も、
次第に彼女の熱意が本物だと気づいた。
けど、出来なかった。
もう分からないんだ。
どうやって歌えばいいのか。
そうしてどんどん苦しくなった。
彼女の熱意に、想いに応えたい。
でもやり方が分からないから。
そうして「逃げ出したい」という彼に、
「じゃあ、逃げちゃいましょう」
だなんて、無茶苦茶な事を言った彼女は、
彼と共に宛もなく電車に飛び乗った。
途中行き先を訪ねられた彼は、
「海に行きたい」と言ったのだが、
幸いにも飛び乗った電車の
終着駅が海だったのだ。
海でただはしゃいで、
逃げ出した事で色々なしがらみから
開放された彼は、
久しぶりに歌いたいと思ったのだ。
あの頃のように、思い切り。
そうしてやっと歌いたいという気持ちを
思い出した彼は、
後から彼女の電話に応えるように
彼らを迎えに来てくれた芹たちと合流した際に、
千哉に新曲を歌いたいと伝えた。
そうしてLiar-Sは
S-leeperの頃のような輝きを取り戻し、
再起を図る為、
ひたすら新曲の練習に明け暮れた。
けどもう辛くはなかった。
ただ楽しかった。
歌う事が、音を奏でる事が。
そうして迎えた夏フェス。
彼らは以前とは違う輝きのある演奏で、
デビュー曲を披露し、客の心を掴んだ。
更にはデビュー曲とは違うテイストの
新曲を披露した事で、
再び彼らの時間が動き出した。
そう、やっと人々に届いたのだ。
彼らのデビュー曲以外の曲が。
届けたいという想いが。
その後、ずっと支えてくれた彼女に、
気持ちを伝えた彼。
Liar-Sの友達から、
彼の恋人として、今では彼を支えている彼女。
自分の大切なLiar-S。
それでも彼女がLiar-Sを好きだという事が、
なんとなくスッキリしない程、
彼は彼女が愛おしくて堪らない。
メンバーにだって、
自分の大切なLiar-Sにだって、
彼女だけは渡せないと。
-----
俺の心はいつだってあんたでいっぱいなんだ。
だからあんたも、
もっとその心を俺でいっぱいにして、
俺の事だけ見ててくれ。
これからさきもずっと。
檜山朔良のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
あんたは俺の歌を
誰より真剣に受け止めてくれる。
さっき、涙を流すあんたを見て、
そう感じたんだ。
-----
母は体が弱く病気がちだったものの、
父と母と姉と彼と、
家族は仲良く暮らしていた。
体調の良い日は、
彼の大好きなオムライスを作ってくれた母が
彼はとても好きだった。
オムライスが美味しくなる魔法、
掛けてあげましょうね。
そう言って、
あまり上手とは言えない絵を
オムライスの上にケチャップで描いてくれた母。
そんな温かい家庭で育った彼は、
家族をとても大切に思っていた。
けれど、病弱だった母は早くに亡くなり、
彼の家は父と姉と彼の三人になってしまった。
大好きな母が居なくなった事で、
少しさびしくなった彼の家。
それでも家族で仲良く暮らしていた。
所が今度は姉が嫁いでしまい、
彼の家には父と彼の二人きり。
随分と淋しい家になってしまった。
ちょうどその頃、
友達の誘いでライブハウスで歌を歌った。
するとその歌がとても好評で、
彼自信も驚いてしまう。
俺はなんの特技もない
平凡なヤツだと思っていたのに。
時折ライブハウスのオーナーの
ジンさんに頼んでは、
人前で歌を歌っていた彼。
いつしかそこは彼の居場所になった。
みんなが彼の歌を喜んで、
彼という存在を認めてくれるから。
弁護士をしていて真面目な父だったが、
彼が音楽に没頭する姿に、
父もそれを認めてくれていた。
その後、同じ中学だった槇に誘われ、
芹の作ったS-leeperに
ギターボーカルとして加入。
すぐに仲間と打ち解けた彼は、
S-leeperが大好きになった。
そうして最初はコピーバンドだった彼らが、
いつしか千哉の作るオリジナル曲を
演奏するバントとなり、次第に人気バンドに。
とても楽しかった。
すべてが上手く行っていたし、
とても充実していた。
いつかこいつらとメジャーデビューして、
千哉の曲を沢山の人に届けるんだ。
いつしかそれが彼の夢となった。
所が、槇が将来の事を考えた結果
…として、バンドを抜ける事に。
デビューも夢じゃないかも知れない。
そんな手応えも感じていた所だったのに。
そうしてベースの抜けたS-leeperに、
芹の紹介で宗太郎が。
それを気にバンド名も
Liar-Sへと変更した。
新しくなった彼のバンドは、
更に人気となり、
すぐメジャーデビューの話が出たのだ。
みんな喜んでそれを受け、
デビュー曲は
ドラマのタイアップもあり、大ヒット。
彼らは瞬く間に人気バンドに。
所がそこから何かが狂い始めた。
人気が出た事で、
彼と千哉のビジュアルが注目され、
彼らはデビュー曲と
二人のビジュアルばかりを求められるように。
千哉がどんなに素敵な曲を作り、
彼がどんなに思いを込めて歌おうとも、
誰もそれを聴いてなどくれなかった。
そうして気づいた時には、
Liar-Sはデビュー曲と顔がいいだけのバンド
…と呼ばれるように。
そうしていつしか彼は歌えなくなってしまった。
観客の前で、以前のようには。
出来上がった違和感だらけの
チグハグな演奏のLiar-S。
それでも観客は喜んで応援してくれる。
あぁ、そうか。
ファンだとか言ってもそういう事か。
こいつらも俺たちのデビュー曲と
ビジュアルがあればいいんだ。
そうして歌だけが自分を表現出来る場で、
千哉の歌を沢山の人に
届ける事が好きだった彼は、
もう居なくなってしまった。
ただ、惰性で歌うだけのヴォーカル。
いつか沈んでしまう
Liar-Sという泥舟の上で。
そんな時、海外から戻った彼女は、
すぐさま彼らの演奏の違和感に気付き、
そうして芹により、
Liar-S公認の『友達』に任命された。
何度冷たくしても突き放しても、
彼女はしつこく食らいついてきた。
そうして彼の歌を欲してくれた。
S-leeperの頃の輝きのあるあの歌を。
最初は適当な事を
言っていると思っていた彼も、
次第に彼女の熱意が本物だと気づいた。
けど、出来なかった。
もう分からないんだ。
どうやって歌えばいいのか。
そうしてどんどん苦しくなった。
彼女の熱意に、想いに応えたい。
でもやり方が分からないから。
そうして「逃げ出したい」という彼に、
「じゃあ、逃げちゃいましょう」
だなんて、無茶苦茶な事を言った彼女は、
彼と共に宛もなく電車に飛び乗った。
途中行き先を訪ねられた彼は、
「海に行きたい」と言ったのだが、
幸いにも飛び乗った電車の
終着駅が海だったのだ。
海でただはしゃいで、
逃げ出した事で色々なしがらみから
開放された彼は、
久しぶりに歌いたいと思ったのだ。
あの頃のように、思い切り。
そうしてやっと歌いたいという気持ちを
思い出した彼は、
後から彼女の電話に応えるように
彼らを迎えに来てくれた芹たちと合流した際に、
千哉に新曲を歌いたいと伝えた。
そうしてLiar-Sは
S-leeperの頃のような輝きを取り戻し、
再起を図る為、
ひたすら新曲の練習に明け暮れた。
けどもう辛くはなかった。
ただ楽しかった。
歌う事が、音を奏でる事が。
そうして迎えた夏フェス。
彼らは以前とは違う輝きのある演奏で、
デビュー曲を披露し、客の心を掴んだ。
更にはデビュー曲とは違うテイストの
新曲を披露した事で、
再び彼らの時間が動き出した。
そう、やっと人々に届いたのだ。
彼らのデビュー曲以外の曲が。
届けたいという想いが。
その後、ずっと支えてくれた彼女に、
気持ちを伝えた彼。
Liar-Sの友達から、
彼の恋人として、今では彼を支えている彼女。
自分の大切なLiar-S。
それでも彼女がLiar-Sを好きだという事が、
なんとなくスッキリしない程、
彼は彼女が愛おしくて堪らない。
メンバーにだって、
自分の大切なLiar-Sにだって、
彼女だけは渡せないと。
-----
俺の心はいつだってあんたでいっぱいなんだ。
だからあんたも、
もっとその心を俺でいっぱいにして、
俺の事だけ見ててくれ。
これからさきもずっと。
2017年6月2日金曜日
月影の鎖-錯乱パラノイア-/望月理也
松岡禎丞さん演じる
望月理也のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
自分に出来ることをしているだけ。
あなたのその一言に
どれだけ救われたか知れない。
-----
花柳街の紅華楼で生まれた彼。
母はそこで働いていた女性で、
場所が場所だけに、
当然父は分からない。
幼い彼がそのまま
紅華楼に置いて貰えたのは、
男衆としていずれ働かせる為。
小さい頃からそこで育ったから、
割と早くに
何をする場所なのかを理解し、
だからこそ軽蔑した。
紅華楼に来る男たちを。
だって、そんな男たちの一人が、
自分の父だから。
きっとロクな男じゃない。
そんな血が半分流れている自分は、
生涯独身を貫こう。
そう決意した彼。
そんなある日震災が起き、
街は混乱を極めた。
その時にテキパキと指示を出し、
街を救った神楽坂。
その姿に感動し、彼も神楽坂の元に。
紅華楼で働きながら。
-----
観光で持っている島、紅霞市。
近年は観光客の数も減り、
財政難に苦しんでいた。
そこで市が
財政問題の解決をはかるため、
コンサルタントを雇い、
出された案が街に駐屯地を置く事。
ただでさえ観光客が減っているのに、
駐屯地なんて置いたら
ますます拍車がかかり、
確かに交付金は
得られるかも知れないが、
市民の生活が立ち行かなくなる。
だから、青年団を中心に
反対運動を起こしていたのに。
ある日、コンサルタントの深海が、
住民にバラしてしまったのだ。
頭の神楽坂は元軍人で、
軍を辞めているから
私怨で駐屯地に
反対しているんだ…と。
駐屯地に反対する声が多く、
状況が改善しないからと、
水道税が徴収されたり、
紅市での購入制限など、
様々な住民への負担で
混乱していた人々は、
その不安や怒りを
誰かにぶつけたかった。
そんな時、深海によって
知らされた事実に、
彼らは飛びついた。
きっと誰でも良かったんだ。
ただ、負の感情をぶつけられれば。
そうして神楽坂を頭とする
青年団は苦しい立場に。
その頃彼女もまた、
水道税導入による商店街の
各店舗が値上げする中、
一人据え置きの料金で
赤字を出しながら
営業していた事が原因となり、
商店街の人々から
嫌がらせを受ける事に。
一人だけ儲けようとしている。
人はそういうけれど、
本当は赤字経営だし、
何より彼女はただ、
彼女の育ての母の螢の理念を
守りたかっただけなのに。
そうして互いに
窮地に追いやられた二人。
そんな中、
彼女が倒れた事をきっかけに、
彼が紅華楼で彼女を匿い
面倒を見る事に。
そこで二人の絆は深まったものの、
彼には決意があったから。
その決意がなかなか
二人が結ばれる事を許さない。
そんな二人の進展に貢献したのが、
なんと彼らの敵に当たる深海だった。
-----
深海もまた彼に似た生い立ちだった。
山村で母一人子一人で
暮らしていたのに、
母の美しさに嫉妬した村長の娘により、
深海親子は村はずれの
掘建小屋に追いやられた。
母は風邪を引いていて、
食べ物もない。
それでも、草や水で
飢えを凌いでいたある日、
村の男が訪ねて来た。
食べ物を持って母に体を求めに。
一度は突っぱねたものの、
息子を育てるために、
二人で生きるために、
母は息子を外で遊ばせ、
代わる代わる訪れる男たちに体を許し、
そうして食料を得るように。
次第に母の行為に
気づいた深海だったが、
母を傷つけないために
その事には触れず、
一人森で動物を捕る罠を仕掛けたり、
食料調達のための努力をし続けた。
それが母を助ける事になると信じて。
そうして、畑を耕し、
動物を捕る事が出来るようになった頃、
体が治りきらないうちに、
男たちにいいように弄ばれた母は、
その事が原因で
命を落としてしまった。
その後、村長に養父母を紹介され、
渡英までして学ばせてもらえる程の
裕福な暮らしを手に入れた深海は、
幸せを感じるたびに、
幸せに出来なかった母を思い涙していた。
-----
そんな過去が
深海の心の深い場所に根付いていた。
だからだろうか?
結ばれないもどかしい二人の、
無知な想いに興味を持ち、
二人が結ばれるようにけしかけた。
そうして、二人が
結ばれたら島から手を引くとまで。
結局、深海のその提案から
二人が結ばれる事となり、
二人の真っ直ぐな想いや、
彼の花柳街への想いを知り、
島から本当に手を引いた深海。
まだまだ島の経済は
上向いた訳ではなく、
財政難を打破する
必要があるものの、
これ以上に生活が
苦しくなる事もなくなり、
島は落ち着きを取り戻し、
彼女も以前同様に
店を営業出来るように。
彼は深海との出会いで
自分の無知を痛感し、
花柳街をなんとかするためにも、
島の財政難の対策のためにも
知識が必要と、
島から出て本土で学び、
島に作った学校の教員に。
それを機に
彼女に結婚を申し込んだ彼。
きっとこれからもこの島で、
二人で力を合わせて
幸せに暮らして行く事でしょう。
望月理也のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
自分に出来ることをしているだけ。
あなたのその一言に
どれだけ救われたか知れない。
-----
花柳街の紅華楼で生まれた彼。
母はそこで働いていた女性で、
場所が場所だけに、
当然父は分からない。
幼い彼がそのまま
紅華楼に置いて貰えたのは、
男衆としていずれ働かせる為。
小さい頃からそこで育ったから、
割と早くに
何をする場所なのかを理解し、
だからこそ軽蔑した。
紅華楼に来る男たちを。
だって、そんな男たちの一人が、
自分の父だから。
きっとロクな男じゃない。
そんな血が半分流れている自分は、
生涯独身を貫こう。
そう決意した彼。
そんなある日震災が起き、
街は混乱を極めた。
その時にテキパキと指示を出し、
街を救った神楽坂。
その姿に感動し、彼も神楽坂の元に。
紅華楼で働きながら。
-----
観光で持っている島、紅霞市。
近年は観光客の数も減り、
財政難に苦しんでいた。
そこで市が
財政問題の解決をはかるため、
コンサルタントを雇い、
出された案が街に駐屯地を置く事。
ただでさえ観光客が減っているのに、
駐屯地なんて置いたら
ますます拍車がかかり、
確かに交付金は
得られるかも知れないが、
市民の生活が立ち行かなくなる。
だから、青年団を中心に
反対運動を起こしていたのに。
ある日、コンサルタントの深海が、
住民にバラしてしまったのだ。
頭の神楽坂は元軍人で、
軍を辞めているから
私怨で駐屯地に
反対しているんだ…と。
駐屯地に反対する声が多く、
状況が改善しないからと、
水道税が徴収されたり、
紅市での購入制限など、
様々な住民への負担で
混乱していた人々は、
その不安や怒りを
誰かにぶつけたかった。
そんな時、深海によって
知らされた事実に、
彼らは飛びついた。
きっと誰でも良かったんだ。
ただ、負の感情をぶつけられれば。
そうして神楽坂を頭とする
青年団は苦しい立場に。
その頃彼女もまた、
水道税導入による商店街の
各店舗が値上げする中、
一人据え置きの料金で
赤字を出しながら
営業していた事が原因となり、
商店街の人々から
嫌がらせを受ける事に。
一人だけ儲けようとしている。
人はそういうけれど、
本当は赤字経営だし、
何より彼女はただ、
彼女の育ての母の螢の理念を
守りたかっただけなのに。
そうして互いに
窮地に追いやられた二人。
そんな中、
彼女が倒れた事をきっかけに、
彼が紅華楼で彼女を匿い
面倒を見る事に。
そこで二人の絆は深まったものの、
彼には決意があったから。
その決意がなかなか
二人が結ばれる事を許さない。
そんな二人の進展に貢献したのが、
なんと彼らの敵に当たる深海だった。
-----
深海もまた彼に似た生い立ちだった。
山村で母一人子一人で
暮らしていたのに、
母の美しさに嫉妬した村長の娘により、
深海親子は村はずれの
掘建小屋に追いやられた。
母は風邪を引いていて、
食べ物もない。
それでも、草や水で
飢えを凌いでいたある日、
村の男が訪ねて来た。
食べ物を持って母に体を求めに。
一度は突っぱねたものの、
息子を育てるために、
二人で生きるために、
母は息子を外で遊ばせ、
代わる代わる訪れる男たちに体を許し、
そうして食料を得るように。
次第に母の行為に
気づいた深海だったが、
母を傷つけないために
その事には触れず、
一人森で動物を捕る罠を仕掛けたり、
食料調達のための努力をし続けた。
それが母を助ける事になると信じて。
そうして、畑を耕し、
動物を捕る事が出来るようになった頃、
体が治りきらないうちに、
男たちにいいように弄ばれた母は、
その事が原因で
命を落としてしまった。
その後、村長に養父母を紹介され、
渡英までして学ばせてもらえる程の
裕福な暮らしを手に入れた深海は、
幸せを感じるたびに、
幸せに出来なかった母を思い涙していた。
-----
そんな過去が
深海の心の深い場所に根付いていた。
だからだろうか?
結ばれないもどかしい二人の、
無知な想いに興味を持ち、
二人が結ばれるようにけしかけた。
そうして、二人が
結ばれたら島から手を引くとまで。
結局、深海のその提案から
二人が結ばれる事となり、
二人の真っ直ぐな想いや、
彼の花柳街への想いを知り、
島から本当に手を引いた深海。
まだまだ島の経済は
上向いた訳ではなく、
財政難を打破する
必要があるものの、
これ以上に生活が
苦しくなる事もなくなり、
島は落ち着きを取り戻し、
彼女も以前同様に
店を営業出来るように。
彼は深海との出会いで
自分の無知を痛感し、
花柳街をなんとかするためにも、
島の財政難の対策のためにも
知識が必要と、
島から出て本土で学び、
島に作った学校の教員に。
それを機に
彼女に結婚を申し込んだ彼。
きっとこれからもこの島で、
二人で力を合わせて
幸せに暮らして行く事でしょう。
2017年6月1日木曜日
月影の鎖-錯乱パラノイア-/榛名望
成瀬誠さん演じる
榛名望のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
自然界に存在する色を混ぜると、
最終的に黒になるでしょ、
暗闇みたいな。
色んな気持ちが混ざり合って、
真っ暗闇になった時にも、
君は月のように、
優しく照らしてくれるんだ。
-----
金銭的には恵まれた家庭。
けれど夫婦仲は冷え切っていて、
両親ともにあまり家におらず、
たまに戻る時には
それぞれ恋人を連れて来る。
そうして夜毎聞かされる声。
はじめは意味が分からなかったそれも、
彼の成長と共に、耐えられないものに。
そうか、聞かなければいい。
家にいなければ聞かずに済む。
そう気付いた彼は、
以来、あまり家に
寄り付かなくなってしまった。
まるで自分なんて居ないかのように、
好き勝手に振る舞う両親。
そんな家庭に居場所を見出せず、
帰る事も出来なくなって行った彼。
ある日、公園で寝ていた所を、
こんな所で寝ていないで家に帰れ…と、
声を掛けて来た青年が。
それが今の大事な友人、猪口渉。
猪口に話を聞いて貰った彼は、
居場所を見出せた気がして、
その後就職試験を受けまくり、
深海が社長をつとめる
コンサルティング会社に入社。
そうしてとある島の
財政立て直しを受けた彼の会社から、
社長と共にあの島に。
そこで出会った彼女。
出会いは夜の港。
暗い海を覗き込む彼女に
声を掛けたのは彼だった。
彼女の様子に、
自分と同じものを感じたから。
その後、彼女が
女将をつとめる店に通いつめ、
常連となった彼。
深入りせずに、
ただ時折食事をしに行き、
少しの時間話を聞いてもらう。
それだけで満足だった。
だって、彼女は
沈丁花のような人だから。
近づきすぎると、
その毒にやられて、
きっと離れられなくなってしまう。
そうして僕はダメになってしまうんだ。
そう思っていたのに。
祭りに出かけたあの夜から、
少しずつ変わり始めた。
決定的だったのは、
彼女の店での喧嘩。
客同士の揉め事を
仲裁しようとした彼女が、
逆に悪者のように
悪し様に言われる事が我慢ならなかった。
本当に彼女を想うなら、
傍観すべきだったのに。
耐えられずに怒ってしまった。
自分は市の行政側についている人間で、
さらには友人の猪口と居て、
軍人である友人も、
街の人々にとっては、
敵側だというのに。
その事件をキッカケに、
彼女は店を続ける事が
出来なくなってしまった。
一時の感情で、彼女のここでの
未来を潰してしまった。
けれど彼女はそれが嬉しかった。
本当なら、
自分が仲裁しなければならないのに。
悪く言われた事を彼が怒ってくれた事が。
その後、店を
続けられなくなった彼女は、
深海の誘いにのり、
コンサルティング会社の雑用をすることに。
二人同じ職場で働く中、
彼らは見つけてしまったのだ。
深海が執拗に
駐屯地にこだわる理由を。
それは深海が裏で武器商人をしていて、
ここに駐屯地を置くことは、
武器を販売する為だった。
そこで彼は立ち上がった。
だって彼女を愛してるから。
だから、彼女と
彼女の世界を守る為に戦おうと。
そうして無事に深海の
悪事を住民の前で暴くことに成功し、
店が営業出来なくなるほどに、
街の嫌われ者に
なってしまった彼女の信用も、
その一件により回復させたのです。
深海の会社はつぶれ、
副社長と共に、
島の財政の立て直しに参加した彼は、
三年掛けてそれを成し遂げ、
本土のコンサルティング会社から、
その手腕を買われ引き抜かれる事に。
そんな彼と共に、店を畳み、
本土に行く決意をした彼女。
だって彼を愛してるから。
コンサルティングの仕事を
頑張る彼が好きだから、
そばでそんな彼を
支える事が夢なんだとか。
本土に行っても、二人で助け合い、
末永く幸せに暮らして行く事でしょう。
榛名望のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
自然界に存在する色を混ぜると、
最終的に黒になるでしょ、
暗闇みたいな。
色んな気持ちが混ざり合って、
真っ暗闇になった時にも、
君は月のように、
優しく照らしてくれるんだ。
-----
金銭的には恵まれた家庭。
けれど夫婦仲は冷え切っていて、
両親ともにあまり家におらず、
たまに戻る時には
それぞれ恋人を連れて来る。
そうして夜毎聞かされる声。
はじめは意味が分からなかったそれも、
彼の成長と共に、耐えられないものに。
そうか、聞かなければいい。
家にいなければ聞かずに済む。
そう気付いた彼は、
以来、あまり家に
寄り付かなくなってしまった。
まるで自分なんて居ないかのように、
好き勝手に振る舞う両親。
そんな家庭に居場所を見出せず、
帰る事も出来なくなって行った彼。
ある日、公園で寝ていた所を、
こんな所で寝ていないで家に帰れ…と、
声を掛けて来た青年が。
それが今の大事な友人、猪口渉。
猪口に話を聞いて貰った彼は、
居場所を見出せた気がして、
その後就職試験を受けまくり、
深海が社長をつとめる
コンサルティング会社に入社。
そうしてとある島の
財政立て直しを受けた彼の会社から、
社長と共にあの島に。
そこで出会った彼女。
出会いは夜の港。
暗い海を覗き込む彼女に
声を掛けたのは彼だった。
彼女の様子に、
自分と同じものを感じたから。
その後、彼女が
女将をつとめる店に通いつめ、
常連となった彼。
深入りせずに、
ただ時折食事をしに行き、
少しの時間話を聞いてもらう。
それだけで満足だった。
だって、彼女は
沈丁花のような人だから。
近づきすぎると、
その毒にやられて、
きっと離れられなくなってしまう。
そうして僕はダメになってしまうんだ。
そう思っていたのに。
祭りに出かけたあの夜から、
少しずつ変わり始めた。
決定的だったのは、
彼女の店での喧嘩。
客同士の揉め事を
仲裁しようとした彼女が、
逆に悪者のように
悪し様に言われる事が我慢ならなかった。
本当に彼女を想うなら、
傍観すべきだったのに。
耐えられずに怒ってしまった。
自分は市の行政側についている人間で、
さらには友人の猪口と居て、
軍人である友人も、
街の人々にとっては、
敵側だというのに。
その事件をキッカケに、
彼女は店を続ける事が
出来なくなってしまった。
一時の感情で、彼女のここでの
未来を潰してしまった。
けれど彼女はそれが嬉しかった。
本当なら、
自分が仲裁しなければならないのに。
悪く言われた事を彼が怒ってくれた事が。
その後、店を
続けられなくなった彼女は、
深海の誘いにのり、
コンサルティング会社の雑用をすることに。
二人同じ職場で働く中、
彼らは見つけてしまったのだ。
深海が執拗に
駐屯地にこだわる理由を。
それは深海が裏で武器商人をしていて、
ここに駐屯地を置くことは、
武器を販売する為だった。
そこで彼は立ち上がった。
だって彼女を愛してるから。
だから、彼女と
彼女の世界を守る為に戦おうと。
そうして無事に深海の
悪事を住民の前で暴くことに成功し、
店が営業出来なくなるほどに、
街の嫌われ者に
なってしまった彼女の信用も、
その一件により回復させたのです。
深海の会社はつぶれ、
副社長と共に、
島の財政の立て直しに参加した彼は、
三年掛けてそれを成し遂げ、
本土のコンサルティング会社から、
その手腕を買われ引き抜かれる事に。
そんな彼と共に、店を畳み、
本土に行く決意をした彼女。
だって彼を愛してるから。
コンサルティングの仕事を
頑張る彼が好きだから、
そばでそんな彼を
支える事が夢なんだとか。
本土に行っても、二人で助け合い、
末永く幸せに暮らして行く事でしょう。
2017年5月31日水曜日
月影の鎖-錯乱パラノイア-
父をとても愛していた母。
彼女は父を愛するが故に、
彼を亡くした時、
心が壊れてしまった。
娘を娘と認識出来ない程に。
けれど、幼かった彼女に、
それはとても理解出来ない。
だからどうしても母に
自分を見て欲しいと、
ありとあらゆる事をしてみるものの、
母の感心が自分に向く事がないまま、
母はこの世から居なくなってしまった。
そうして母の友人である
螢に養女として迎えられた。
愛を知らなかった、
居場所のなかった彼女に、
愛をくれ、
居場所をくれた螢と兄。
だから二人の役に立ちたくて、
螢が亡くなった後、
彼女は「月の畔」の女将となり、
一人店を守る事に。
そんな彼女の街は
本土から離れた島にあり、
閉鎖的なそこは、
温泉街と花柳街からなる観光地。
けれど昨今観光客は減り、
数年前の大震災も加わり、
市の財政は
とても厳しいものとなっていた。
そんな財政難を乗り切るため、
市長が雇ったコントルタント。
彼がこの街に
騒動を持ち込んだのだ。
財政難を乗り切るために
この島を駐屯地にするべきだ…と。
一見彼女の暮らしとは
なんの関係もないその事件が、
彼女の平和な日々を
大きくかき乱すものとなって…。
攻略キャラ
・神楽坂響(cv.新垣樽助さん)
・望月理也(cv.松岡禎丞さん)
・猪口渉(cv.浅沼晋太郎さん)
・榛名望(cv.成瀬誠さん)
・大井川護(cv.三浦祥朗さん)
-----
・榛名望☆
・望月理也
・猪口渉
※攻略した順番に記載させて頂いております。
☆はお気に入りキャラです。
-----☆★☆-----
凄く面白い作品でした。
明るく楽しく…という
お話ではありませんし、
全体的に暗い感じの所はありますが、
個人的には凄い好きな世界観でしたね。
色使いも作品の雰囲気にあっていて、
とても良かったです。
内容的に、割りと
大人のゲームとかにありそうな感じかな?と。
なので、学生さんとかよりも、
大人の方にオススメしたい感じの
作品かな?と思います。
文章がとても素敵で、
シナリオ重視の方にも
オススメ出来る作品ですね。
私が攻略させて頂いた中では、
榛名さんがスチルも良かったですし、
なんか色々ドラマチックで素敵でした!
立絵では会えない、
メガネなし髪下ろしバージョンの
イケメン榛名さんとか、
もう本当に素敵でした!
スチルの数もそれなりに
満足な数だったと思います。
ただ、背景の種類が
少なかったように感じたのは、
もったいなかったかな?と。
他がいいので、そこが逆に
気になってしまった所でした。
-----
好きキャラ
1.榛名さん
2.猪口さん
3.望月さん
榛名さんが圧倒的に大好きなので、
猪口さんと望月さんは
甲乙つけがたい感じでした。
成瀬さんの声と話し方が、大変ツボで、
また色々な作品で
お会いしたいなと心から思いました。
オススメ度:★★★★☆
個人的満足度:★★★★☆
彼女は父を愛するが故に、
彼を亡くした時、
心が壊れてしまった。
娘を娘と認識出来ない程に。
けれど、幼かった彼女に、
それはとても理解出来ない。
だからどうしても母に
自分を見て欲しいと、
ありとあらゆる事をしてみるものの、
母の感心が自分に向く事がないまま、
母はこの世から居なくなってしまった。
そうして母の友人である
螢に養女として迎えられた。
愛を知らなかった、
居場所のなかった彼女に、
愛をくれ、
居場所をくれた螢と兄。
だから二人の役に立ちたくて、
螢が亡くなった後、
彼女は「月の畔」の女将となり、
一人店を守る事に。
そんな彼女の街は
本土から離れた島にあり、
閉鎖的なそこは、
温泉街と花柳街からなる観光地。
けれど昨今観光客は減り、
数年前の大震災も加わり、
市の財政は
とても厳しいものとなっていた。
そんな財政難を乗り切るため、
市長が雇ったコントルタント。
彼がこの街に
騒動を持ち込んだのだ。
財政難を乗り切るために
この島を駐屯地にするべきだ…と。
一見彼女の暮らしとは
なんの関係もないその事件が、
彼女の平和な日々を
大きくかき乱すものとなって…。
攻略キャラ
・神楽坂響(cv.新垣樽助さん)
・望月理也(cv.松岡禎丞さん)
・猪口渉(cv.浅沼晋太郎さん)
・榛名望(cv.成瀬誠さん)
・大井川護(cv.三浦祥朗さん)
-----
・榛名望☆
・望月理也
・猪口渉
※攻略した順番に記載させて頂いております。
☆はお気に入りキャラです。
-----☆★☆-----
凄く面白い作品でした。
明るく楽しく…という
お話ではありませんし、
全体的に暗い感じの所はありますが、
個人的には凄い好きな世界観でしたね。
色使いも作品の雰囲気にあっていて、
とても良かったです。
内容的に、割りと
大人のゲームとかにありそうな感じかな?と。
なので、学生さんとかよりも、
大人の方にオススメしたい感じの
作品かな?と思います。
文章がとても素敵で、
シナリオ重視の方にも
オススメ出来る作品ですね。
私が攻略させて頂いた中では、
榛名さんがスチルも良かったですし、
なんか色々ドラマチックで素敵でした!
立絵では会えない、
メガネなし髪下ろしバージョンの
イケメン榛名さんとか、
もう本当に素敵でした!
スチルの数もそれなりに
満足な数だったと思います。
ただ、背景の種類が
少なかったように感じたのは、
もったいなかったかな?と。
他がいいので、そこが逆に
気になってしまった所でした。
-----
好きキャラ
1.榛名さん
2.猪口さん
3.望月さん
榛名さんが圧倒的に大好きなので、
猪口さんと望月さんは
甲乙つけがたい感じでした。
成瀬さんの声と話し方が、大変ツボで、
また色々な作品で
お会いしたいなと心から思いました。
オススメ度:★★★★☆
個人的満足度:★★★★☆
2017年5月30日火曜日
逢魔時~怪談ロマンス~
磯姫の妖怪である主人公は、
高校二年生。
高過ぎる妖力を持て余し、
時折それを発散しないと
暴走してしまう為、
喧嘩に明け暮れる日々。
そんな喧嘩好きで
いたずら好きの彼女と、
それを取り巻く学校の
仲間たちとの物語。
-----
攻略キャラ
・式部密(cv.緑川光さん)
・日比谷京極(cv.遊佐浩二さん)
・和泉零次(cv.鳥海浩輔さん)
・遠野篤郎(cv.諏訪部順一さん)
・由良城閨悟(cv.浪川大輔さん)
-----
・由良城閨悟(ネタバレなし)
※攻略させて頂いた順番に記載させて頂いてます。
☆はお気に入りキャラです。
-----☆★☆-----
ロゼさんの作品という事で、
スチルが多く、
プレイしていて楽しかったです。
そして大人な展開も、
やぱりロゼさんならではで
素敵でした。
主人公が恋愛に
冷めているタイプというか、
ロゼさん、こういう子使うの
凄い上手なんですよね。
今回もそんな感じで、
付き合うキッカケも
好きだから…ではなかったり(笑)
体を重ねても、
二人の温度差は変わらない
…なんて描写があったりと、
なかなか大人な思考の
恋愛で楽しかったです。
本当にロゼさんの作品、
今後新作がないんだと思うと、
寂しくなりますね。
楽しかったです。
オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★☆☆
高校二年生。
高過ぎる妖力を持て余し、
時折それを発散しないと
暴走してしまう為、
喧嘩に明け暮れる日々。
そんな喧嘩好きで
いたずら好きの彼女と、
それを取り巻く学校の
仲間たちとの物語。
-----
攻略キャラ
・式部密(cv.緑川光さん)
・日比谷京極(cv.遊佐浩二さん)
・和泉零次(cv.鳥海浩輔さん)
・遠野篤郎(cv.諏訪部順一さん)
・由良城閨悟(cv.浪川大輔さん)
-----
・由良城閨悟(ネタバレなし)
※攻略させて頂いた順番に記載させて頂いてます。
☆はお気に入りキャラです。
-----☆★☆-----
ロゼさんの作品という事で、
スチルが多く、
プレイしていて楽しかったです。
そして大人な展開も、
やぱりロゼさんならではで
素敵でした。
主人公が恋愛に
冷めているタイプというか、
ロゼさん、こういう子使うの
凄い上手なんですよね。
今回もそんな感じで、
付き合うキッカケも
好きだから…ではなかったり(笑)
体を重ねても、
二人の温度差は変わらない
…なんて描写があったりと、
なかなか大人な思考の
恋愛で楽しかったです。
本当にロゼさんの作品、
今後新作がないんだと思うと、
寂しくなりますね。
楽しかったです。
オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★☆☆
2017年5月29日月曜日
DYNAMIC CHORD feat.Liar-S V edition/珠洲乃千哉
岡本信彦さん演じる
珠洲乃千哉のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
焦らずゆっくり、これからも
あなたに想いを伝え続けます。
-----
S-leeperを結成した芹の後輩の千哉。
彼は先輩である芹に
高校の文化祭だけでいいから
…と頼まれてギターとして参加。
元々音楽は好きだったが、
誰かと一緒にバンド活動をしようなんて
全く考えて居なかった彼。
そうして半ば無理やり巻き込まれ、
経験したバンド活動。
それなりに楽しかったけれど、
それだけだったハズなのに。
その後もS-leeperを続けたいという芹は、
朔良というギター・ボーカルを連れて来た。
そうして朔良の歌声を聴いた瞬間、
彼の中の意識が変わった。
それは彼に襲撃を与えるに
十分な歌声だったから。
歌唱力はもちろんの事、
朔良の持つ歌声は、
彼の理想の声だったから。
その声に魅了され、
こんな歌を作りたい、あんな歌を歌わせたい
…そんな気持ちが湧き出したのだ。
そうして元々コピーバンドだった彼らが、
オリジナルバンドとして活動を開始し、
彼は朔良に次々と曲を作った。
それなりに人気も出て、
彼の曲も評価されていたアマチュア時代。
いつかこのメンバーでメジャーデビューを
…なんて思っていたのに。
ベースの槇の脱退により、
一時は彼も朔良も荒れてしまった。
だって、手応えを感じていたから。
このメンバーならやれるって。
そんな時、芹が新しいベースを見付けて来た事で、
S-leeperは再び動き出した。
新しいベースの宗太郎は、
人懐っこい性格で、
最初こそ、彼も朔良も反発していたが、
いつしか気の合う仲間になれた。
そうしてついに彼らは
念願のデビューを果たしたのだ。
S-leeperからLiar-Sと名前を変えて。
デビュー曲はドラマとタイアップという事もあり、
瞬く間に売れ、
彼も朔良もそのビジュアルが注目された事で、
一躍人気バンドに。
順風満帆だった。
この調子でどんどんLiar-Sの曲を
朔良の歌を世間に届けて行くんだ!
そんな風に思っていたのに。
気づくと世間は彼らのビジュアルと
デビュー曲ばかりを騒ぎ立てる。
音楽番組に出たとしても、
求められるのはデビュー曲とビジュアルのみ。
まだ色んな曲があって、
どれもみんなに聞いて欲しい曲なのに。
そんな思いが胸の奥に降り積もる。
そうして同じ思いを抱えた朔良の歌声から、
S-leeper時代の情熱が消えた。
朔良の歌が、声が好きだったから。
本当に大好きだったから。
彼の声を歌を活かしたいと作った曲を
そんな風に歌う朔良に耐えられなかった。
そうして彼のギターからも、
当時の熱は消えてしまった。
チグハグなどこか噛み合わない演奏。
それでもファンは気づかない。
Liar-Sが好きだと、カッコいいと
彼らをもてはやしてくれる。
何がファンだよ。
僕達の演奏が昔と違う事も
全く気づいてないくせに。
すっかりやる気も情熱も失った
彼と朔良。
そんな時、芹が提案してきたのだ。
S-leeper時代、音楽の知識もゼロで、
初めてロックに触れたという彼女を
Liar-S公認の『友達』にすると。
当時は彼女の言葉に
心動かされたりもした。
たどたどしい感想ながらも、
心のそこから彼らの音楽を愛し、
彼が歌に込めたものを
朔良が歌声に込めたものを
彼らが演奏に込めたものを
しっかりと感じ取ってくれているのが
わかったから。
でも今はもう違う。
あの頃の自分たちではないし、
もうきっと戻れない。
だから彼女を拒絶した。
当時の自分たちを知っていて、
熱くその思いを語ってくれた人だから。
それでも彼女はめげなかった。
何度も何度もぶつかって来た。
そうして素人ながらも、
彼の話に耳を傾け、
少なくとも自分はLiar-Sの新曲を
聞きたいと思っていると、
今も熱い思いを注いでくれていた。
そんな彼女に感化され、
彼はMERIに頼まれた楽曲作成を
引き受ける事に。
事務所からも、作曲家として売れる事は
好ましいと言われたから。
それに何より夢だったから。
自分の音楽を沢山の人に届ける事が、
沢山の人に歌って貰う事が。
けれど、今の彼は、
自分のバンドのヴォーカルにすら、
その歌を歌って貰えない。
だから正直不安も大きかった。
そんな自分には重すぎるのではないかと。
そんな不安を抱えて挑んだ楽曲づくり、
所が彼が作る曲は、
すべて朔良に歌わせたいものばかりで、
何度作り直しても、
どうしても朔良の声に
あったものしか出て来ない。
大好きで、尊敬していて、
だからこそ裏切られたようで
大嫌いになった朔良なのに。
こうやって僕はいつまでも
朔良の呪縛から逃れられないんだ。
そんな思いに苦しんでいた頃、
彼女が教えてくれた。
どうしたら今の楽曲が、
Liar-Sらしい曲じゃなく、
MERIらしい曲になるのかを。
もっとキラキラした感じが
あるといいのかも?
そして女の子の恋を応援するような。
そんな彼女の言葉をヒントに、
彼は無事にMERIの曲を完成させた。
そうしてさらには、
何度も何度も囚われていた朔良の為の、
Liar-Sの為の 楽曲も作っていた彼。
だって、僕は朔良に歌って欲しいから。
そう、あの頃のように。
今まで彼女が再三説得を試みるも、
いい返事が貰えなかったけれど、
彼が思いを込めて作った曲が
朔良の心を動かした。
もう一度やってみる。
彼の作った曲が、
Liar-Sを再び動かしたのだ。
その後、サマーフェスへの参加が決まり、
Liar-Sはそこでデビュー曲だけでなく、
今回彼が作った新曲を披露する事に。
あの頃の情熱を思い出した彼らに、
もう怖いものはなかった。
フェスで歌ったデビュー曲も、
いつものそれよりもずっと熱がこもり、
それは観客にも伝わった。
けれど、「どうせデビュー曲だけの
顔だけのバンドだろ?」
そんな声も観客の間から聞こえてきた。
所が、彼が思いを込めて作り、
朔良が思いを乗せて歌い、
メンバー全員が熱い思いで奏でた曲は、
すぐさま会場を虜にしてしまった。
やっと聴いて貰えた。
自分たちの音楽を。
届けたい思いが、今届いた。
メンバー達は喜びを噛み締めた。
これが新しいスタート。
もうLiar-Sは動き出した。
そうして彼女はLiar-Sの『友達』から、
彼の恋人となり、
今は彼だけを支える存在となった。
-----
淋しい想いはさせません。
あなたを笑顔でいっぱいにします。
だからこれからも僕の傍に居て下さい。
決して離れず、ずっとずっと…。
珠洲乃千哉のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
焦らずゆっくり、これからも
あなたに想いを伝え続けます。
-----
S-leeperを結成した芹の後輩の千哉。
彼は先輩である芹に
高校の文化祭だけでいいから
…と頼まれてギターとして参加。
元々音楽は好きだったが、
誰かと一緒にバンド活動をしようなんて
全く考えて居なかった彼。
そうして半ば無理やり巻き込まれ、
経験したバンド活動。
それなりに楽しかったけれど、
それだけだったハズなのに。
その後もS-leeperを続けたいという芹は、
朔良というギター・ボーカルを連れて来た。
そうして朔良の歌声を聴いた瞬間、
彼の中の意識が変わった。
それは彼に襲撃を与えるに
十分な歌声だったから。
歌唱力はもちろんの事、
朔良の持つ歌声は、
彼の理想の声だったから。
その声に魅了され、
こんな歌を作りたい、あんな歌を歌わせたい
…そんな気持ちが湧き出したのだ。
そうして元々コピーバンドだった彼らが、
オリジナルバンドとして活動を開始し、
彼は朔良に次々と曲を作った。
それなりに人気も出て、
彼の曲も評価されていたアマチュア時代。
いつかこのメンバーでメジャーデビューを
…なんて思っていたのに。
ベースの槇の脱退により、
一時は彼も朔良も荒れてしまった。
だって、手応えを感じていたから。
このメンバーならやれるって。
そんな時、芹が新しいベースを見付けて来た事で、
S-leeperは再び動き出した。
新しいベースの宗太郎は、
人懐っこい性格で、
最初こそ、彼も朔良も反発していたが、
いつしか気の合う仲間になれた。
そうしてついに彼らは
念願のデビューを果たしたのだ。
S-leeperからLiar-Sと名前を変えて。
デビュー曲はドラマとタイアップという事もあり、
瞬く間に売れ、
彼も朔良もそのビジュアルが注目された事で、
一躍人気バンドに。
順風満帆だった。
この調子でどんどんLiar-Sの曲を
朔良の歌を世間に届けて行くんだ!
そんな風に思っていたのに。
気づくと世間は彼らのビジュアルと
デビュー曲ばかりを騒ぎ立てる。
音楽番組に出たとしても、
求められるのはデビュー曲とビジュアルのみ。
まだ色んな曲があって、
どれもみんなに聞いて欲しい曲なのに。
そんな思いが胸の奥に降り積もる。
そうして同じ思いを抱えた朔良の歌声から、
S-leeper時代の情熱が消えた。
朔良の歌が、声が好きだったから。
本当に大好きだったから。
彼の声を歌を活かしたいと作った曲を
そんな風に歌う朔良に耐えられなかった。
そうして彼のギターからも、
当時の熱は消えてしまった。
チグハグなどこか噛み合わない演奏。
それでもファンは気づかない。
Liar-Sが好きだと、カッコいいと
彼らをもてはやしてくれる。
何がファンだよ。
僕達の演奏が昔と違う事も
全く気づいてないくせに。
すっかりやる気も情熱も失った
彼と朔良。
そんな時、芹が提案してきたのだ。
S-leeper時代、音楽の知識もゼロで、
初めてロックに触れたという彼女を
Liar-S公認の『友達』にすると。
当時は彼女の言葉に
心動かされたりもした。
たどたどしい感想ながらも、
心のそこから彼らの音楽を愛し、
彼が歌に込めたものを
朔良が歌声に込めたものを
彼らが演奏に込めたものを
しっかりと感じ取ってくれているのが
わかったから。
でも今はもう違う。
あの頃の自分たちではないし、
もうきっと戻れない。
だから彼女を拒絶した。
当時の自分たちを知っていて、
熱くその思いを語ってくれた人だから。
それでも彼女はめげなかった。
何度も何度もぶつかって来た。
そうして素人ながらも、
彼の話に耳を傾け、
少なくとも自分はLiar-Sの新曲を
聞きたいと思っていると、
今も熱い思いを注いでくれていた。
そんな彼女に感化され、
彼はMERIに頼まれた楽曲作成を
引き受ける事に。
事務所からも、作曲家として売れる事は
好ましいと言われたから。
それに何より夢だったから。
自分の音楽を沢山の人に届ける事が、
沢山の人に歌って貰う事が。
けれど、今の彼は、
自分のバンドのヴォーカルにすら、
その歌を歌って貰えない。
だから正直不安も大きかった。
そんな自分には重すぎるのではないかと。
そんな不安を抱えて挑んだ楽曲づくり、
所が彼が作る曲は、
すべて朔良に歌わせたいものばかりで、
何度作り直しても、
どうしても朔良の声に
あったものしか出て来ない。
大好きで、尊敬していて、
だからこそ裏切られたようで
大嫌いになった朔良なのに。
こうやって僕はいつまでも
朔良の呪縛から逃れられないんだ。
そんな思いに苦しんでいた頃、
彼女が教えてくれた。
どうしたら今の楽曲が、
Liar-Sらしい曲じゃなく、
MERIらしい曲になるのかを。
もっとキラキラした感じが
あるといいのかも?
そして女の子の恋を応援するような。
そんな彼女の言葉をヒントに、
彼は無事にMERIの曲を完成させた。
そうしてさらには、
何度も何度も囚われていた朔良の為の、
Liar-Sの為の 楽曲も作っていた彼。
だって、僕は朔良に歌って欲しいから。
そう、あの頃のように。
今まで彼女が再三説得を試みるも、
いい返事が貰えなかったけれど、
彼が思いを込めて作った曲が
朔良の心を動かした。
もう一度やってみる。
彼の作った曲が、
Liar-Sを再び動かしたのだ。
その後、サマーフェスへの参加が決まり、
Liar-Sはそこでデビュー曲だけでなく、
今回彼が作った新曲を披露する事に。
あの頃の情熱を思い出した彼らに、
もう怖いものはなかった。
フェスで歌ったデビュー曲も、
いつものそれよりもずっと熱がこもり、
それは観客にも伝わった。
けれど、「どうせデビュー曲だけの
顔だけのバンドだろ?」
そんな声も観客の間から聞こえてきた。
所が、彼が思いを込めて作り、
朔良が思いを乗せて歌い、
メンバー全員が熱い思いで奏でた曲は、
すぐさま会場を虜にしてしまった。
やっと聴いて貰えた。
自分たちの音楽を。
届けたい思いが、今届いた。
メンバー達は喜びを噛み締めた。
これが新しいスタート。
もうLiar-Sは動き出した。
そうして彼女はLiar-Sの『友達』から、
彼の恋人となり、
今は彼だけを支える存在となった。
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淋しい想いはさせません。
あなたを笑顔でいっぱいにします。
だからこれからも僕の傍に居て下さい。
決して離れず、ずっとずっと…。
2017年5月28日日曜日
剣が君 for V
徳川家光の弟、徳川忠長は、
家光に自刃へと追い詰められた。
そうして領地駿府は藩がなくなり、
新な領主が駿府入り。
その新しい領主の姫として
選ばれたのが家光の妹の久姫。
久姫の花嫁行列が江戸より駿府へと
向かうことになったが、
忠長を慕う者達にとって徳川は敵。
危険な旅になる事は
火を見るより明らか。
そこでその花嫁行列に
ニセの花嫁を使う事になった。
当然、関所などで
足止めされては困る為、
久姫にそっくりな
年頃の娘を探すのだが、
広い江戸の中で、
そう簡単に見つかる訳がない。
諦めかけていた時、
休憩にと立ち寄った
茶屋の娘である主人公が、
久姫にそっくりであった事から、
彼女に白羽の矢が立てられた。
そうして久姫の振りをし、
東海道を駿府へと
向かう事になった彼女。
周りを守るのは
柳生に腕を認められた6人の侍。
彼らに助けられながら、
花嫁行列として
駿府へと向かう旅の前章と、
個別シナリオの後章の
二つから構成されている作品。
-----
攻略キャラ
・九十九丸(cv.小野友樹さん)
・螢(cv.KENNさん)
・黒羽実彰(cv.前野智昭さん)
・縁(cv.置鮎龍太郎さん)
・鷺原左京(cv.保志総一朗さん)
・鈴懸(cv.逢坂良太さん)
-----
・鈴懸
・螢
・鷺原左京
・九十九丸
※攻略した順番に記載させて頂いてます。
☆はお気に入りキャラ。
-----☆★☆-----
共通である花嫁道中と、
その後のお話と
大きく二つで構成されているので、
長さは割りと長め。
花嫁道中は要所要所の選択で、
自分の攻略したいキャラを選ぶ事から、
大きな変化もないため、
周回プレイはややだれて来る感じも。
後編の個別ルートは、
それぞれ同じ大会は絡んでくるものの、
内容が全く異なる為、
飽きずに楽しめます。
絵も音楽も素晴らしく、
世界観にあっていて素敵でした。
花嫁道中などは、
途中地図なんかも表示される為、
本当に旅をしている気分を味わえました。
ENDの種類も充実しているので、
フルコンプ目指す方も、
長く楽しめると思います。
声優さんも役にあっていて、
凄く良かったです!
なので全員できそうかな?と思いましたが、
やっぱり花嫁道中が同じ流れなので、
4人で力尽きました。
-----
好きキャラ
1.螢さん
1.鈴懸
3.九十九丸
4.左京さん
螢さんと鈴懸は本当に素敵過ぎて、
どっちが一番って選べなくなってしまいました。
そんな素敵な二人に出会わせてくれた
この作品に感謝の気持ちでいっぱいです。
オススメ度:★★★★☆
個人的満足度:★★★★☆
家光に自刃へと追い詰められた。
そうして領地駿府は藩がなくなり、
新な領主が駿府入り。
その新しい領主の姫として
選ばれたのが家光の妹の久姫。
久姫の花嫁行列が江戸より駿府へと
向かうことになったが、
忠長を慕う者達にとって徳川は敵。
危険な旅になる事は
火を見るより明らか。
そこでその花嫁行列に
ニセの花嫁を使う事になった。
当然、関所などで
足止めされては困る為、
久姫にそっくりな
年頃の娘を探すのだが、
広い江戸の中で、
そう簡単に見つかる訳がない。
諦めかけていた時、
休憩にと立ち寄った
茶屋の娘である主人公が、
久姫にそっくりであった事から、
彼女に白羽の矢が立てられた。
そうして久姫の振りをし、
東海道を駿府へと
向かう事になった彼女。
周りを守るのは
柳生に腕を認められた6人の侍。
彼らに助けられながら、
花嫁行列として
駿府へと向かう旅の前章と、
個別シナリオの後章の
二つから構成されている作品。
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攻略キャラ
・九十九丸(cv.小野友樹さん)
・螢(cv.KENNさん)
・黒羽実彰(cv.前野智昭さん)
・縁(cv.置鮎龍太郎さん)
・鷺原左京(cv.保志総一朗さん)
・鈴懸(cv.逢坂良太さん)
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・鈴懸
・螢
・鷺原左京
・九十九丸
※攻略した順番に記載させて頂いてます。
☆はお気に入りキャラ。
-----☆★☆-----
共通である花嫁道中と、
その後のお話と
大きく二つで構成されているので、
長さは割りと長め。
花嫁道中は要所要所の選択で、
自分の攻略したいキャラを選ぶ事から、
大きな変化もないため、
周回プレイはややだれて来る感じも。
後編の個別ルートは、
それぞれ同じ大会は絡んでくるものの、
内容が全く異なる為、
飽きずに楽しめます。
絵も音楽も素晴らしく、
世界観にあっていて素敵でした。
花嫁道中などは、
途中地図なんかも表示される為、
本当に旅をしている気分を味わえました。
ENDの種類も充実しているので、
フルコンプ目指す方も、
長く楽しめると思います。
声優さんも役にあっていて、
凄く良かったです!
なので全員できそうかな?と思いましたが、
やっぱり花嫁道中が同じ流れなので、
4人で力尽きました。
-----
好きキャラ
1.螢さん
1.鈴懸
3.九十九丸
4.左京さん
螢さんと鈴懸は本当に素敵過ぎて、
どっちが一番って選べなくなってしまいました。
そんな素敵な二人に出会わせてくれた
この作品に感謝の気持ちでいっぱいです。
オススメ度:★★★★☆
個人的満足度:★★★★☆
2017年5月27日土曜日
剣が君/九十九丸/幸魂:共に生きる幸せ
小野友樹さん演じる
九十九丸のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
九十九丸は陸奥の国出身の侍で、
旅籠の息子。
田宮流居合の伝書をもらう為の条件が、
剣取りをする事だった事から、
江戸に単身やって来た。
彼の実の両親は災害に巻き込まれ
既に他界している。
その時、彼も巻き込まれたが、
それ以前の記憶を失ったものの、
彼一人が無事に助けられ、
今は旅籠を営む夫婦が育ての親として、
彼の面倒を見てくれていた。
花嫁行列に参加したのは
路銀が尽きてしまって、
御前試合までにお金を稼ぎたかったから。
そうして花嫁行列の中で、
彼女や仲間たちと過ごす内に、
彼女との間に絆の芽生えた。
所が花嫁行列の報酬である
10両なのですが、
彼は道中とある宿場で
宿の高価な花瓶を壊してしまい、
その弁償代として、
全額取り上げられてしまった。
それでも剣取りの為
江戸に向かった彼だが、
何日も食べずに過ごし、
行き倒れ寸前の所に彼女と遭遇。
たまたまおにぎりを持っていた
彼女に助けられ無事に江戸に。
口入屋の紹介で、御前試合の間、
住み込みで働く所を探してもらうと、
なんと御前試合で忙しくなる為、
労働力を必要として、
口入屋に頼んでいた彼女の父の営む茶屋に、
使用人としてやって来たのが彼だった。
思わぬ形で再会を果たした二人は、
同じ家に住んだ事で、更に絆が深まり、
お互い大事な存在に。
そんな中、御前試合で
鈴懸と当たった時に、
彼は異様な状態を見せ、
その事で天海という僧侶に
声を掛けられた。
天海は一度死んで、
反魂呪により蘇ったという人で、
彼もそうであると教えてくれたのだ。
天海の言葉に、色々な事に納得した彼。
彼は胸に大きなキズがあるし、
左腕も変色しいつも包帯を巻いているし、
体温も以上に低いし、
食べても食べても大きくならないし…と、
本人もそれらの事が
ずっと気になっていたから。
胸の大きなキズは、
災害に巻き込まれた時のものだ
…そう村のみんなは教えてくれたが、
どう見ても刀傷だったので、
おそらくそれが原因で
一度死人になったのだろうと。
左腕の変色した皮膚は、
皮膚の病気ではなく、
おそらく死んでしまったために、
そこが腐敗したものだろうと。
体温が低いのも死人だから。
食べても食べても
災害にあったとされる15歳の頃のまま、
成長が止まっている二十歳の彼。
それも彼が蘇る為に
彼の中に居るマレビトが、
彼の成長分を吸収してしまっている為、
彼自体が成長する事が
出来無いからだろうと。
そうして彼はすべての真相を知る為、
故郷に戻る事に。
そんな彼にどうしても
ついていくと言う彼女。
初めは陸奥の国への道中は
男でも厳しいから、
お嬢さんを連れて行けない
…と頑なに拒んでいた彼だが、
彼女は父も説得し、
彼に半ば無理やりついて行った。
彼は居合の師匠の元を訪ね、
真相を知る事に。
彼の父は剣取り試合で一番刀になり、
天下五剣の一つを
授けられるような立派な侍。
所が彼の母と離縁して、
彼とふたりきりになったある日、
剣取り以来、
何かを悩んでいる風だった彼の父は、
山に修行に入ってしまった。
そこで一人になった
彼は旅籠に引き取られ、
村のみんなが大切に育ててくれた。
そんな中、彼が母のように、
姉のように慕っている女性が居たのだが、
その家が借金を返す事が出来ず、
借金取りに彼女が
連れて行かれそうになったのだ。
大好きなお姉さんのピンチに、
まだ15歳の彼は、彼女を護ろうとした。
その時、渡世人である借金取りに
胸を大きく斬られてしまった。
その傷が致命傷となり、わずか15歳で、
彼は命を落としてしまった。
その知らせを聞いた彼の父は、
痛く悲しんで、山で修行の際に、
ある人から禁術である
反魂呪を受け継いで居た事から、
その禁術を使い、
自らの命を犠牲にする事で、
愛する息子を蘇らせたのだ。
その後、記憶をなくした彼に、
両親は災害に巻き込まれてなくなり、
彼もそれに巻き込まれ
記憶がないんだ…と教えて、
変わらず村のみんなで面倒を見てくれたのだ。
所が、彼が剣取りの為に
江戸に出ると言い出して。
彼の父が、剣取り後、
悩むことが多くなった事を
見ていた村のみんなは、
旅籠の息子に剣術など必要ない…と、
彼の剣取りに反対したものの、
彼は家出同然で江戸に出てしまった。
父の山での様子も、その後、
当時父と共に修業していた僧侶から
聞く事が出来たが、
彼を忌々しそうに見ていたその人は、
最後にふたりきりになった時に、
彼に陸奥の国から早く出て行け
…と言ったのだ。
禁術のせいでこの国寺のイメージが
悪くなったのを払拭した所なのに、
あなたがいると、また禁術の事が
噂されてしまうから…と。
命を亡くし、両親を失くし、
彼はこうして生まれ育った故郷をも
失くしてしまったのだ。
けれど、江戸がある。
茶屋の旦那さんもお嬢さんも
家族だと自分を温かく迎えてくれている。
そう思った時に、
本来生きているハズのない
自分のような存在が、
大切なあの家族の傍に居る事は
迷惑なのではないか?
そんな風に思った彼は、
やっぱり行く当てを失くしてしまう。
そんな彼のマイナスの心に
つけ込んだマレビトは、
その体を支配し彼女をさらい、
常世に連れ去った。
自分の花嫁とする為に。
そうして意識を操られた彼は、
そのまま三途の川を渡ろうとするが、
必死で止める彼女。
彼の二十歳の姿をしたマレビトと、
未だ15歳のまま成長の止まっている本物の彼。
彼女の抵抗のお陰で
意識を取り戻した彼は、
マレビトである二十歳の自分と戦事に。
けれど二人は二人で一人。
相手に傷をつける事で、
自らが傷ついてしまう。
ボロボロになった二人を
ただ見ている事しか出来無い彼女は、
常世の景色の中で歪んだ場所を見つけた。
目を凝らすとそこに現世が見えたのだ。
だから彼女はボロボロの
彼の手を引いて
必死にそこに向かう。
体を返せと追いかけてくる
マレビトから逃げながら。
振り返ると彼の体は
黒い闇に包まれて居ました。
もうだめかもしれない。
彼を連れて帰れないかもしれない。
そう思っても諦められなかった。
だってまだ好きだって
彼に伝えて居なかったから。
彼の居ない世界なんて
考えられなかったから。
そうして彼女は
必死に彼の手離す事なく歩き続けた。
一方もう完全に諦めていた彼。
すべての感覚もなくなり、
もうこのまま本当に死んでしまうと思った時、
手が暖かい事に気付いた。
なんで暖かいんだろう?
あぁ、そうか。
お嬢さんがこんな俺の手を
必死に引いてくれているから。
彼女は諦めずにこんなにも強く
俺の手を握ってくれている。
だから諦める訳には行かない。
俺はまだ彼女に伝えて居ないから。
彼女と共に生きたいと。
そうして彼はマレビトと再び戦った。
-----
目を開けた彼女。
見えるのは現世の景色。
しっかりと握っていたハズのその手には、
彼の手は見当たらない。
辺りを見渡してみたものの、
どこにも彼を見付けられない。
悲しくなって
泣き出してしまいたくなりましたが、
諦める訳には行かない。
絶対九十九丸を探すんだ!
そう決意して歩き出した彼女の元に、
彼の鳩のハヤトが飛んできました。
そうして、彼に主人の事を訊ねると
案内してくれた。
彼女が見つけたのは、
よく知っている彼ではなく、
二十歳のあのマレビトの姿をし彼だった。
けれど中身はちゃんとあの頃の彼のままで、
目を覚ました彼は、
しっかりとその鼓動を聞かせてくれた。
そうして以前は冷たかったハズのその体は、
抱きしめてくれるととても暖かいのだ。
そう、彼はマレビトに打ち勝ったのだ。
どうしても彼女を守る為に生きたい!
そんな彼の強い思いに、
マレビトは応えてくれたのだ。
そうして彼は、反魂呪で蘇った、
成長出来無い冷たい体の彼ではなく、
ちゃんと二十歳の大人の姿となり、
残りの生涯を全う出来る事になった。
その後、彼女の父の営む
茶屋の若旦那として、
彼女と共に幸せに暮らす事でしょう。
九十九丸のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
九十九丸は陸奥の国出身の侍で、
旅籠の息子。
田宮流居合の伝書をもらう為の条件が、
剣取りをする事だった事から、
江戸に単身やって来た。
彼の実の両親は災害に巻き込まれ
既に他界している。
その時、彼も巻き込まれたが、
それ以前の記憶を失ったものの、
彼一人が無事に助けられ、
今は旅籠を営む夫婦が育ての親として、
彼の面倒を見てくれていた。
花嫁行列に参加したのは
路銀が尽きてしまって、
御前試合までにお金を稼ぎたかったから。
そうして花嫁行列の中で、
彼女や仲間たちと過ごす内に、
彼女との間に絆の芽生えた。
所が花嫁行列の報酬である
10両なのですが、
彼は道中とある宿場で
宿の高価な花瓶を壊してしまい、
その弁償代として、
全額取り上げられてしまった。
それでも剣取りの為
江戸に向かった彼だが、
何日も食べずに過ごし、
行き倒れ寸前の所に彼女と遭遇。
たまたまおにぎりを持っていた
彼女に助けられ無事に江戸に。
口入屋の紹介で、御前試合の間、
住み込みで働く所を探してもらうと、
なんと御前試合で忙しくなる為、
労働力を必要として、
口入屋に頼んでいた彼女の父の営む茶屋に、
使用人としてやって来たのが彼だった。
思わぬ形で再会を果たした二人は、
同じ家に住んだ事で、更に絆が深まり、
お互い大事な存在に。
そんな中、御前試合で
鈴懸と当たった時に、
彼は異様な状態を見せ、
その事で天海という僧侶に
声を掛けられた。
天海は一度死んで、
反魂呪により蘇ったという人で、
彼もそうであると教えてくれたのだ。
天海の言葉に、色々な事に納得した彼。
彼は胸に大きなキズがあるし、
左腕も変色しいつも包帯を巻いているし、
体温も以上に低いし、
食べても食べても大きくならないし…と、
本人もそれらの事が
ずっと気になっていたから。
胸の大きなキズは、
災害に巻き込まれた時のものだ
…そう村のみんなは教えてくれたが、
どう見ても刀傷だったので、
おそらくそれが原因で
一度死人になったのだろうと。
左腕の変色した皮膚は、
皮膚の病気ではなく、
おそらく死んでしまったために、
そこが腐敗したものだろうと。
体温が低いのも死人だから。
食べても食べても
災害にあったとされる15歳の頃のまま、
成長が止まっている二十歳の彼。
それも彼が蘇る為に
彼の中に居るマレビトが、
彼の成長分を吸収してしまっている為、
彼自体が成長する事が
出来無いからだろうと。
そうして彼はすべての真相を知る為、
故郷に戻る事に。
そんな彼にどうしても
ついていくと言う彼女。
初めは陸奥の国への道中は
男でも厳しいから、
お嬢さんを連れて行けない
…と頑なに拒んでいた彼だが、
彼女は父も説得し、
彼に半ば無理やりついて行った。
彼は居合の師匠の元を訪ね、
真相を知る事に。
彼の父は剣取り試合で一番刀になり、
天下五剣の一つを
授けられるような立派な侍。
所が彼の母と離縁して、
彼とふたりきりになったある日、
剣取り以来、
何かを悩んでいる風だった彼の父は、
山に修行に入ってしまった。
そこで一人になった
彼は旅籠に引き取られ、
村のみんなが大切に育ててくれた。
そんな中、彼が母のように、
姉のように慕っている女性が居たのだが、
その家が借金を返す事が出来ず、
借金取りに彼女が
連れて行かれそうになったのだ。
大好きなお姉さんのピンチに、
まだ15歳の彼は、彼女を護ろうとした。
その時、渡世人である借金取りに
胸を大きく斬られてしまった。
その傷が致命傷となり、わずか15歳で、
彼は命を落としてしまった。
その知らせを聞いた彼の父は、
痛く悲しんで、山で修行の際に、
ある人から禁術である
反魂呪を受け継いで居た事から、
その禁術を使い、
自らの命を犠牲にする事で、
愛する息子を蘇らせたのだ。
その後、記憶をなくした彼に、
両親は災害に巻き込まれてなくなり、
彼もそれに巻き込まれ
記憶がないんだ…と教えて、
変わらず村のみんなで面倒を見てくれたのだ。
所が、彼が剣取りの為に
江戸に出ると言い出して。
彼の父が、剣取り後、
悩むことが多くなった事を
見ていた村のみんなは、
旅籠の息子に剣術など必要ない…と、
彼の剣取りに反対したものの、
彼は家出同然で江戸に出てしまった。
父の山での様子も、その後、
当時父と共に修業していた僧侶から
聞く事が出来たが、
彼を忌々しそうに見ていたその人は、
最後にふたりきりになった時に、
彼に陸奥の国から早く出て行け
…と言ったのだ。
禁術のせいでこの国寺のイメージが
悪くなったのを払拭した所なのに、
あなたがいると、また禁術の事が
噂されてしまうから…と。
命を亡くし、両親を失くし、
彼はこうして生まれ育った故郷をも
失くしてしまったのだ。
けれど、江戸がある。
茶屋の旦那さんもお嬢さんも
家族だと自分を温かく迎えてくれている。
そう思った時に、
本来生きているハズのない
自分のような存在が、
大切なあの家族の傍に居る事は
迷惑なのではないか?
そんな風に思った彼は、
やっぱり行く当てを失くしてしまう。
そんな彼のマイナスの心に
つけ込んだマレビトは、
その体を支配し彼女をさらい、
常世に連れ去った。
自分の花嫁とする為に。
そうして意識を操られた彼は、
そのまま三途の川を渡ろうとするが、
必死で止める彼女。
彼の二十歳の姿をしたマレビトと、
未だ15歳のまま成長の止まっている本物の彼。
彼女の抵抗のお陰で
意識を取り戻した彼は、
マレビトである二十歳の自分と戦事に。
けれど二人は二人で一人。
相手に傷をつける事で、
自らが傷ついてしまう。
ボロボロになった二人を
ただ見ている事しか出来無い彼女は、
常世の景色の中で歪んだ場所を見つけた。
目を凝らすとそこに現世が見えたのだ。
だから彼女はボロボロの
彼の手を引いて
必死にそこに向かう。
体を返せと追いかけてくる
マレビトから逃げながら。
振り返ると彼の体は
黒い闇に包まれて居ました。
もうだめかもしれない。
彼を連れて帰れないかもしれない。
そう思っても諦められなかった。
だってまだ好きだって
彼に伝えて居なかったから。
彼の居ない世界なんて
考えられなかったから。
そうして彼女は
必死に彼の手離す事なく歩き続けた。
一方もう完全に諦めていた彼。
すべての感覚もなくなり、
もうこのまま本当に死んでしまうと思った時、
手が暖かい事に気付いた。
なんで暖かいんだろう?
あぁ、そうか。
お嬢さんがこんな俺の手を
必死に引いてくれているから。
彼女は諦めずにこんなにも強く
俺の手を握ってくれている。
だから諦める訳には行かない。
俺はまだ彼女に伝えて居ないから。
彼女と共に生きたいと。
そうして彼はマレビトと再び戦った。
-----
目を開けた彼女。
見えるのは現世の景色。
しっかりと握っていたハズのその手には、
彼の手は見当たらない。
辺りを見渡してみたものの、
どこにも彼を見付けられない。
悲しくなって
泣き出してしまいたくなりましたが、
諦める訳には行かない。
絶対九十九丸を探すんだ!
そう決意して歩き出した彼女の元に、
彼の鳩のハヤトが飛んできました。
そうして、彼に主人の事を訊ねると
案内してくれた。
彼女が見つけたのは、
よく知っている彼ではなく、
二十歳のあのマレビトの姿をし彼だった。
けれど中身はちゃんとあの頃の彼のままで、
目を覚ました彼は、
しっかりとその鼓動を聞かせてくれた。
そうして以前は冷たかったハズのその体は、
抱きしめてくれるととても暖かいのだ。
そう、彼はマレビトに打ち勝ったのだ。
どうしても彼女を守る為に生きたい!
そんな彼の強い思いに、
マレビトは応えてくれたのだ。
そうして彼は、反魂呪で蘇った、
成長出来無い冷たい体の彼ではなく、
ちゃんと二十歳の大人の姿となり、
残りの生涯を全う出来る事になった。
その後、彼女の父の営む
茶屋の若旦那として、
彼女と共に幸せに暮らす事でしょう。
2017年5月26日金曜日
剣が君/鷺原左京/幸魂:初夏の太陽
保志総一朗さん演じる
鷺原左京のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
旗本の息子として生まれた彼は、
周りにはただの浪人だと言っていたが、
その所作の美しさや、
身のこなしからも、
気品が溢れているような人。
見目麗しく、絵草紙の
お姫様みたいな外見にそぐわず、
剣の腕は一流。
そんな彼の愛刀は蛍丸。
鷺原家に代々伝わる宝刀で、
何代も前の先祖が、
この蛍丸を持って戦に臨み、
刃が欠け、戦に惨敗。
そんな折、
夢の中でその剣に蛍が群がり、
黄色く発光しているのを見た先祖は、
目覚めた後に
真っ先に蛍丸を確認してみると、
刃こぼれが直り、
見事な刀に
生まれ変わっててたんだとか。
その後、その刀で
戦果を上げた先祖の功績により、
蛍丸は宝刀として、
代々鷺原家に受け継がれて来た。
そんな鷺原家は、天国の一族で、
宝剣づくりをして居た家系。
天下五剣と言われる剣も、
その一族が作ったもの。
そんな家柄に生まれた彼だが、
まだ彼が幼かった頃、
家族が鬼に
無残に殺されてしまったのだ。
たまたま体調を崩していた彼は、
乳母たちに世話をされ、
留守番をしていたのだが、
父、母、身重の姉は、
家族で出かけていて、
その道中、まもなく家に
辿り着くという辺りで、
人さらいの鬼と遭遇。
そんな現場を見てしまった事から、
殺されてしまったのだ。
その犯人き斬鉄と言う名の鬼。
彼は仇討ちを申し出て、
斬鉄の情報を集める為、
裏の世界に身を置き
家族の仇である斬鉄を
探し続けていた。
そんな道中に参加した花嫁行列。
箱根峠で、斬鉄の配下である
シグラギと言う鬼が、
強盗を働いているという
情報を得たからだった。
狙われた時に仕留める。
目的はそれで、
ただその為に参加したハズなのに、
彼は彼女と出会った事で、遠い昔、
まだ両親も姉も健在だった
幸せな日々に感じていた
懐かしい感覚を思い出してしまった。
そうして期待どおり
箱根峠で襲ってきたシグラギ一味。
彼女を攫った
シグラギたちをを追いかけ、
無事彼女を救出し、
シグラギも討った彼。
残るは斬鉄一人。
-----
その後、花嫁行列が無事に終わり、
江戸へと戻った仲間たち。
そんな中、吉原で
聞きこみをしていた彼の耳に、
鬼に詳しい花魁の話が飛び込んで来た。
彼女に話を聞きに行くと、
居場所を教えてくれたのだが、
その時無理やり酒を飲まされてしまう。
そう、彼女は斬鉄が
贔屓にしている花魁で、
彼に協力する振りをし、
薬の入った酒を飲ませ、
彼を罠にハメたのだった。
当然、教えられた場所に
斬鉄はいる訳もなく、
彼は自分よりもはるかに弱い鬼に、
薬のせいでうまく体が動かない為、
斬りつけられてしまった。
岡っ引きの登場で、
無事に逃げおおせたものの、
深手であるし、薬も効いて、
思うように逃げられない。
そんな彼を助けたのが、
彼女の家の近所の矢ノ彦。
夜遅い時間に
表を走っている矢ノ彦を
見つけた彼女が声を掛けると、
彼は手が血まみれになっていて。
事情を訊いた所、
ケガをしているお侍さんにお水を届ける
…というのだ。
夜も遅いし、
子供が一人では心配だという事で、
付き添った彼女の目に
飛び込んできたのは、
大怪我をした彼だった。
その後、父の入浴のすきに、
こっそりと自分の部屋に彼を運び、
彼に言われるまま、針と糸、
そして焼酎と布を用意した所、
彼は自分でその深い刀傷を
縫い始めた。
助けたはいいけれど、
そんな深手の
手当の仕方も知らず、
言われるままものを用意して
手伝った彼女だったが、
どうしても医者に診せたいと
心配になってしまう。
それでも彼は医者も誰も
呼ばないで欲しい…と頼んだ。
そうして手当を終えた彼は、
着物を着替え、
そのまま倒れるように
眠ってしまった。
その後、自分で手当をした箇所が
ひどく腫れてしまった彼は、
それが原因で倒れてしまった。
心配した彼女は、彼との約束を破り、
花嫁道中の仲間の鈴懸に
助けを求めた。
そうして鈴懸の手当を受けた事で、
傷は快方に向かう事に。
そのまましばらく彼女の家に
匿われていた彼。
彼を最初に助けてくれた矢ノ彦が、
何も出来無い彼が
退屈しないようにと
おもちゃを持って遊びに来てくれて。
その時、文字が読めない事を
聞いた彼は、矢ノ彦に
いろは唄を教えてくれた。
そしてコマ回しも。
そんな風に知らない事を
色々と教えて、
毎日練習すると上手になる
…と教えてくれた彼が
大好きになった矢ノ彦は、
教えてくれた彼とそして彼女を
喜ばせたい一心でうたを覚え、
コマの練習もした。
一方斬鉄への仇討ちはというと、
斬鉄が御前試合に出ていると聞き、
斬鉄と対戦するときに、
仇討を果たそうとしたものの、惨敗。
一度は仇討ちを諦めたものの、
やはり諦めきれなかった彼は、
再び彼を探して仇討ちを挑む事に。
卑怯な斬鉄が仲間を
連れて行く所を目撃した彼女が、
たまたま出会った螢に
それを知らせた事で、
花嫁行列の仲間が全員集合、
彼の仇討ちを助太刀してくれた。
斬鉄の仲間を他のみんなが
押さえてくれた事により、
彼女との時間が彼の心を変え、
仇討ちを果たして死ぬつもりが、
生きる為の仇討ちという
捉え方になった事により、
無事に家族の無念を
果たすことの出来た。
その後彼は国にはかえらず、
矢ノ彦のように、
貧しくて学ぶ事の出来無い子供達の為に、
寺子屋を作る事にした。
これからは学問が必要な時代が来るから、
誰でも学べる場所は必要だ…と。
それに何より、
知らない事を知りたいという純粋な気持ち、
知らない事を覚えた喜び、
出来無い事が出来るように
なった時の感動…など、
忘れていたそんな気持ちを
矢ノ彦が彼に見せてくれたから。
だからもっとそんな笑顔を
沢山の子供達に見せて欲しくて、
彼は寺子屋を作る事を決意。
そうして彼女と共に、
江戸で暮らす事なったのだった。
鷺原左京のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
旗本の息子として生まれた彼は、
周りにはただの浪人だと言っていたが、
その所作の美しさや、
身のこなしからも、
気品が溢れているような人。
見目麗しく、絵草紙の
お姫様みたいな外見にそぐわず、
剣の腕は一流。
そんな彼の愛刀は蛍丸。
鷺原家に代々伝わる宝刀で、
何代も前の先祖が、
この蛍丸を持って戦に臨み、
刃が欠け、戦に惨敗。
そんな折、
夢の中でその剣に蛍が群がり、
黄色く発光しているのを見た先祖は、
目覚めた後に
真っ先に蛍丸を確認してみると、
刃こぼれが直り、
見事な刀に
生まれ変わっててたんだとか。
その後、その刀で
戦果を上げた先祖の功績により、
蛍丸は宝刀として、
代々鷺原家に受け継がれて来た。
そんな鷺原家は、天国の一族で、
宝剣づくりをして居た家系。
天下五剣と言われる剣も、
その一族が作ったもの。
そんな家柄に生まれた彼だが、
まだ彼が幼かった頃、
家族が鬼に
無残に殺されてしまったのだ。
たまたま体調を崩していた彼は、
乳母たちに世話をされ、
留守番をしていたのだが、
父、母、身重の姉は、
家族で出かけていて、
その道中、まもなく家に
辿り着くという辺りで、
人さらいの鬼と遭遇。
そんな現場を見てしまった事から、
殺されてしまったのだ。
その犯人き斬鉄と言う名の鬼。
彼は仇討ちを申し出て、
斬鉄の情報を集める為、
裏の世界に身を置き
家族の仇である斬鉄を
探し続けていた。
そんな道中に参加した花嫁行列。
箱根峠で、斬鉄の配下である
シグラギと言う鬼が、
強盗を働いているという
情報を得たからだった。
狙われた時に仕留める。
目的はそれで、
ただその為に参加したハズなのに、
彼は彼女と出会った事で、遠い昔、
まだ両親も姉も健在だった
幸せな日々に感じていた
懐かしい感覚を思い出してしまった。
そうして期待どおり
箱根峠で襲ってきたシグラギ一味。
彼女を攫った
シグラギたちをを追いかけ、
無事彼女を救出し、
シグラギも討った彼。
残るは斬鉄一人。
-----
その後、花嫁行列が無事に終わり、
江戸へと戻った仲間たち。
そんな中、吉原で
聞きこみをしていた彼の耳に、
鬼に詳しい花魁の話が飛び込んで来た。
彼女に話を聞きに行くと、
居場所を教えてくれたのだが、
その時無理やり酒を飲まされてしまう。
そう、彼女は斬鉄が
贔屓にしている花魁で、
彼に協力する振りをし、
薬の入った酒を飲ませ、
彼を罠にハメたのだった。
当然、教えられた場所に
斬鉄はいる訳もなく、
彼は自分よりもはるかに弱い鬼に、
薬のせいでうまく体が動かない為、
斬りつけられてしまった。
岡っ引きの登場で、
無事に逃げおおせたものの、
深手であるし、薬も効いて、
思うように逃げられない。
そんな彼を助けたのが、
彼女の家の近所の矢ノ彦。
夜遅い時間に
表を走っている矢ノ彦を
見つけた彼女が声を掛けると、
彼は手が血まみれになっていて。
事情を訊いた所、
ケガをしているお侍さんにお水を届ける
…というのだ。
夜も遅いし、
子供が一人では心配だという事で、
付き添った彼女の目に
飛び込んできたのは、
大怪我をした彼だった。
その後、父の入浴のすきに、
こっそりと自分の部屋に彼を運び、
彼に言われるまま、針と糸、
そして焼酎と布を用意した所、
彼は自分でその深い刀傷を
縫い始めた。
助けたはいいけれど、
そんな深手の
手当の仕方も知らず、
言われるままものを用意して
手伝った彼女だったが、
どうしても医者に診せたいと
心配になってしまう。
それでも彼は医者も誰も
呼ばないで欲しい…と頼んだ。
そうして手当を終えた彼は、
着物を着替え、
そのまま倒れるように
眠ってしまった。
その後、自分で手当をした箇所が
ひどく腫れてしまった彼は、
それが原因で倒れてしまった。
心配した彼女は、彼との約束を破り、
花嫁道中の仲間の鈴懸に
助けを求めた。
そうして鈴懸の手当を受けた事で、
傷は快方に向かう事に。
そのまましばらく彼女の家に
匿われていた彼。
彼を最初に助けてくれた矢ノ彦が、
何も出来無い彼が
退屈しないようにと
おもちゃを持って遊びに来てくれて。
その時、文字が読めない事を
聞いた彼は、矢ノ彦に
いろは唄を教えてくれた。
そしてコマ回しも。
そんな風に知らない事を
色々と教えて、
毎日練習すると上手になる
…と教えてくれた彼が
大好きになった矢ノ彦は、
教えてくれた彼とそして彼女を
喜ばせたい一心でうたを覚え、
コマの練習もした。
一方斬鉄への仇討ちはというと、
斬鉄が御前試合に出ていると聞き、
斬鉄と対戦するときに、
仇討を果たそうとしたものの、惨敗。
一度は仇討ちを諦めたものの、
やはり諦めきれなかった彼は、
再び彼を探して仇討ちを挑む事に。
卑怯な斬鉄が仲間を
連れて行く所を目撃した彼女が、
たまたま出会った螢に
それを知らせた事で、
花嫁行列の仲間が全員集合、
彼の仇討ちを助太刀してくれた。
斬鉄の仲間を他のみんなが
押さえてくれた事により、
彼女との時間が彼の心を変え、
仇討ちを果たして死ぬつもりが、
生きる為の仇討ちという
捉え方になった事により、
無事に家族の無念を
果たすことの出来た。
その後彼は国にはかえらず、
矢ノ彦のように、
貧しくて学ぶ事の出来無い子供達の為に、
寺子屋を作る事にした。
これからは学問が必要な時代が来るから、
誰でも学べる場所は必要だ…と。
それに何より、
知らない事を知りたいという純粋な気持ち、
知らない事を覚えた喜び、
出来無い事が出来るように
なった時の感動…など、
忘れていたそんな気持ちを
矢ノ彦が彼に見せてくれたから。
だからもっとそんな笑顔を
沢山の子供達に見せて欲しくて、
彼は寺子屋を作る事を決意。
そうして彼女と共に、
江戸で暮らす事なったのだった。
2017年5月25日木曜日
DYNAMIC CHORD feat.Liar-S V edition/榛名宗太郎
斉藤壮馬さん演じる
榛名宗太郎のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
ごめんね。
私はまだ弱いから、
あなたを守れる王子様になれそうにないの。
-----
彼の母は華道の家元の
家に生まれたお嬢様。
母が恋した相手とは、
家柄が釣り合わないからと反対された。
それでも愛し合っていたから。
だから二人は駆け落ちした。
そうして生まれたのが彼。
駆け落ちした両親の暮らしは、
決して楽なものではなく、
とても貧しい暮らしながらも、
愛し合う両親と共にくらした日々は
とても幸せなものだった。
所が、父が病で亡くなってしまったのだ。
まだ彼が幼い頃に。
以来、母親は昼と夜と仕事を掛け持ちして、
女手一つで彼を育ててくれた。
どんなに忙しくても、どんなに大変でも、
母は笑顔を絶やさない素敵な人だった。
そしてそんな母が彼は大好きだった。
貧しいながらも
母ひとり子一人の生活は
幸せな日々だった。
そんな二人の生活は、
母の従兄弟の登場で激変した。
おじさんは
母が駆け落ちしたのを知ってから、
彼の母の行方を探していて。
夫を失くして
息子と二人で暮らしている二人に
手を差し伸べてくれたのだ。
幸せではあったものの、
今日食べるものに困る事も在るほど、
二人の暮らしは貧しいものだったから。
失った夫を愛していた母は、
おじさんの申し出を断ったのだが、
育ち盛りの子供がいるんだから
…と説得され、
おじさんの家で世話になる事に。
食べるものに困る暮らしから、
物に恵まれた暮らしになり、
彼はただただそれが嬉しかった。
おじさんは優しくしてくれたし、
彼に何でも与えてくれたから。
だから気づかなかったのだ。
手遅れになるまでずっと。
あんなに笑顔だった母が、
笑わなくなっていた事に。
けれど、ある日の夜、
目覚めた彼が水を飲もうと部屋を出た時、
おじさんの部屋があいていて、
その中で母が性的虐待を受けている所を
見てしまったのだ。
でも彼には何も出来なかった。
母が辛い目にあっていると知っても尚、
助ける事が出来なかった。
そうしてついにその時がやって来きた。
彼が学校から帰ると、
母の姿が家から消えていたのだ。
もう耐えきれなくなった母は、
息子を置き去りにして、
家を逃げ出してしまった。
彼に置き手紙を残して。
母が居なくなった事に気づいたおじさんは、
ひどく落ち込み、彼に泣きついた。
母にそっくりな彼に。
そうしておじさんが望むまま、
彼は女装をし、母の身代わりとなった。
その事が原因なのだろう。
その頃から彼は、
女のように振る舞う方が
楽だと感じるようになっていた。
そうして女装をさせられている彼の様子を
心配した近所の人の通報で、
おじさんは本家から縁を切られて、
彼は母の実家に引き取られる事に。
けれど、女のように振る舞う彼を
どう扱っていいのか、
実家の人々は分からないまま
彼を持て余してしまう。
そんな周りの空気を察した彼は、
そこに居場所を見つけられず、
大学進学に合わせて一人暮らしを始めた。
実家を出て一人暮らしを始めたものの、
やはり居場所は見つけられない彼。
寂しくて苦しくて。
そんな時、S-leeperと出会い、
彼らの音楽に衝撃を受けた。
その後、ベースが抜けた事で、
芹に頼んで新しいベースとして
S-leeperに参加。
最初は千哉や朔良とうまくやれず、
苦労した事もあったものの、
人当たりのいい彼は、
いつしか彼らの仲間として認められるように。
そうして彼には新しい居場所が出来て、
彼らはLiar-sとしてデビューする事に。
-----
デビュー後、朔良と千哉が、
心に問題を抱える事となり、
Liar-s存続の危機に見舞われた時、
Liar-s公認の『友達』として任命された彼女とは、
同じ大学の同じ外国語学部だった。
心を開かない二人を相手に、
何度も傷つけられながらも
懸命にLiar-sの為に頑張る彼女は、
女の子でありながらも
彼には王子様のように見えた。
私、Liar-sの王子様になれてるかな?
彼が王子様を探している事から、
そんな風に訊き、
頑張り続ける彼女を
愛おしく思うのにそう時間は掛からなかった。
けれど、愛おしいと思えば思う程、
彼の王子様になりたがる彼女が
不憫に思えてしまう。
女の子はね、お姫様なのよ。
だからちゃんとあなたを
守ってくれる王子様を探さないと。
気づいていた。
本当はずっと前から。
なのに気づかないふりをして、
居心地がいいからと彼女の傍に居続けた。
彼女の想いに応える勇気もないくせに。
だって私は弱いから。
あなたを愛したとしても
あなたを守れる王子にはなれないから。
そんな理由で
彼女を諦めようとしていた。
けれど彼女が芹に告白された事を知り、
更に芹に呼び出され、
芹が彼女を自分のものに
しようとしているのを見た時、
彼の体は自然と動いてしまったのだ。
あの子は誰にも渡さない!
そんな強い感情に突き動かされて。
そうして彼はやっと
本当の想いを彼女に伝える事が出来た。
あなたが好きよ…と。
まだ完全に男に戻る勇気はないから、
彼女の前でだけ
時折男を見せるだけだけれど。
もう少し勇気が持てるようになったら、
彼女の王子様として、
いつでも男として
振る舞えるようになれるかも知れない。
それでもLiar-sのハルちゃんを
ファンの子は求めているから、
今のハルちゃんを捨てる事も
出来ないのだけれど。
私だけが知っている特別な姿みたいで、
今のままが嬉しい。
彼女にそんな可愛い事を言われたらなおさら。
-----
今はまだ完全に
男に戻る勇気がないけど、
いつかあなたの前でだけは
ずっと王子様で
居られるようになりたいから。
だからそれまでは、
半分お姫様、半分王子様で居させてね。
榛名宗太郎のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
ごめんね。
私はまだ弱いから、
あなたを守れる王子様になれそうにないの。
-----
彼の母は華道の家元の
家に生まれたお嬢様。
母が恋した相手とは、
家柄が釣り合わないからと反対された。
それでも愛し合っていたから。
だから二人は駆け落ちした。
そうして生まれたのが彼。
駆け落ちした両親の暮らしは、
決して楽なものではなく、
とても貧しい暮らしながらも、
愛し合う両親と共にくらした日々は
とても幸せなものだった。
所が、父が病で亡くなってしまったのだ。
まだ彼が幼い頃に。
以来、母親は昼と夜と仕事を掛け持ちして、
女手一つで彼を育ててくれた。
どんなに忙しくても、どんなに大変でも、
母は笑顔を絶やさない素敵な人だった。
そしてそんな母が彼は大好きだった。
貧しいながらも
母ひとり子一人の生活は
幸せな日々だった。
そんな二人の生活は、
母の従兄弟の登場で激変した。
おじさんは
母が駆け落ちしたのを知ってから、
彼の母の行方を探していて。
夫を失くして
息子と二人で暮らしている二人に
手を差し伸べてくれたのだ。
幸せではあったものの、
今日食べるものに困る事も在るほど、
二人の暮らしは貧しいものだったから。
失った夫を愛していた母は、
おじさんの申し出を断ったのだが、
育ち盛りの子供がいるんだから
…と説得され、
おじさんの家で世話になる事に。
食べるものに困る暮らしから、
物に恵まれた暮らしになり、
彼はただただそれが嬉しかった。
おじさんは優しくしてくれたし、
彼に何でも与えてくれたから。
だから気づかなかったのだ。
手遅れになるまでずっと。
あんなに笑顔だった母が、
笑わなくなっていた事に。
けれど、ある日の夜、
目覚めた彼が水を飲もうと部屋を出た時、
おじさんの部屋があいていて、
その中で母が性的虐待を受けている所を
見てしまったのだ。
でも彼には何も出来なかった。
母が辛い目にあっていると知っても尚、
助ける事が出来なかった。
そうしてついにその時がやって来きた。
彼が学校から帰ると、
母の姿が家から消えていたのだ。
もう耐えきれなくなった母は、
息子を置き去りにして、
家を逃げ出してしまった。
彼に置き手紙を残して。
母が居なくなった事に気づいたおじさんは、
ひどく落ち込み、彼に泣きついた。
母にそっくりな彼に。
そうしておじさんが望むまま、
彼は女装をし、母の身代わりとなった。
その事が原因なのだろう。
その頃から彼は、
女のように振る舞う方が
楽だと感じるようになっていた。
そうして女装をさせられている彼の様子を
心配した近所の人の通報で、
おじさんは本家から縁を切られて、
彼は母の実家に引き取られる事に。
けれど、女のように振る舞う彼を
どう扱っていいのか、
実家の人々は分からないまま
彼を持て余してしまう。
そんな周りの空気を察した彼は、
そこに居場所を見つけられず、
大学進学に合わせて一人暮らしを始めた。
実家を出て一人暮らしを始めたものの、
やはり居場所は見つけられない彼。
寂しくて苦しくて。
そんな時、S-leeperと出会い、
彼らの音楽に衝撃を受けた。
その後、ベースが抜けた事で、
芹に頼んで新しいベースとして
S-leeperに参加。
最初は千哉や朔良とうまくやれず、
苦労した事もあったものの、
人当たりのいい彼は、
いつしか彼らの仲間として認められるように。
そうして彼には新しい居場所が出来て、
彼らはLiar-sとしてデビューする事に。
-----
デビュー後、朔良と千哉が、
心に問題を抱える事となり、
Liar-s存続の危機に見舞われた時、
Liar-s公認の『友達』として任命された彼女とは、
同じ大学の同じ外国語学部だった。
心を開かない二人を相手に、
何度も傷つけられながらも
懸命にLiar-sの為に頑張る彼女は、
女の子でありながらも
彼には王子様のように見えた。
私、Liar-sの王子様になれてるかな?
彼が王子様を探している事から、
そんな風に訊き、
頑張り続ける彼女を
愛おしく思うのにそう時間は掛からなかった。
けれど、愛おしいと思えば思う程、
彼の王子様になりたがる彼女が
不憫に思えてしまう。
女の子はね、お姫様なのよ。
だからちゃんとあなたを
守ってくれる王子様を探さないと。
気づいていた。
本当はずっと前から。
なのに気づかないふりをして、
居心地がいいからと彼女の傍に居続けた。
彼女の想いに応える勇気もないくせに。
だって私は弱いから。
あなたを愛したとしても
あなたを守れる王子にはなれないから。
そんな理由で
彼女を諦めようとしていた。
けれど彼女が芹に告白された事を知り、
更に芹に呼び出され、
芹が彼女を自分のものに
しようとしているのを見た時、
彼の体は自然と動いてしまったのだ。
あの子は誰にも渡さない!
そんな強い感情に突き動かされて。
そうして彼はやっと
本当の想いを彼女に伝える事が出来た。
あなたが好きよ…と。
まだ完全に男に戻る勇気はないから、
彼女の前でだけ
時折男を見せるだけだけれど。
もう少し勇気が持てるようになったら、
彼女の王子様として、
いつでも男として
振る舞えるようになれるかも知れない。
それでもLiar-sのハルちゃんを
ファンの子は求めているから、
今のハルちゃんを捨てる事も
出来ないのだけれど。
私だけが知っている特別な姿みたいで、
今のままが嬉しい。
彼女にそんな可愛い事を言われたらなおさら。
-----
今はまだ完全に
男に戻る勇気がないけど、
いつかあなたの前でだけは
ずっと王子様で
居られるようになりたいから。
だからそれまでは、
半分お姫様、半分王子様で居させてね。
2017年5月24日水曜日
剣が君/螢/幸魂:優しい門出
KENNさん演じる
螢のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
約束の山吹1000本だ。
こんなもんで結婚を許してもらっちゃ
簡単過ぎるだろ?
もっと他にやることないのか?
大事な娘をもらうんだ、
あんたはもっと俺に
無理難題をふっかけていいんだぜ。
-----
螢は、奉行所の十手持ちをしている
頼れる兄貴タイプ。
花嫁行列に
用心棒として参加した理由も、
見回りに行っている長屋で
三郎三が借金をしてしまい、
それが返せず、娘のお里が
連れて行かれそうになったのを助ける為、
彼の借金の10両を返すために参加。
彼は異常に力に執着していて、
御前試合にも参加したが、
自分の力を江戸のみんなに認めさせたいと、
そんな彼の異常なまでの力への執着を
初めは彼女も理解出来なかった。
けれど、彼が鬼である事を知り、
それを理解する事となった。
その昔、人鬼の乱という
人と鬼族の争いがあった。
その時、負けてしまった鬼族は
刀を奪われ帯刀を禁じられた。
そんな鬼族の彼の住む村は、
ある時ならず者に焼き払われ、
その時彼は両親を失った。
理不尽な暴力。
ただ鬼族であるというだけで
振るわれた力。
けれど振りかかる火の粉を
払う術を持たなかったのだ。
刀を持つことを許されない
鬼族の彼らは、
ただ理不尽な暴力の前に
為す術もなく膝をおるしかなかった。
だから力が欲しかった。
あの日自分が無力だったから、
父の命が、母の命が奪われた。
だから力が欲しかった。
もう二度と大切なものを
失ってしまわぬように。
彼は人鬼の乱の
鬼側の総大将を務めた鬼の王族、
温羅の末裔。
御前試合で優勝し、
天下五剣を手にする事になれば、
嫌でも素性を明かすことになる。
そうして自分が鬼族だと知れる事で、
鬼の力を認めて貰い、再び鬼も、
人間と同様に暮らせる世の中を
作る足がかりになるのでは?
王族である彼はそう考えた。
鬼である彼は、鉢巻で角を隠し、
人間であるように見せて、
江戸の町の十手持ちとして、
町の治安を守ってきた。
そうして花嫁行列でも、
素性を隠したまま、
盗賊として現れた鬼の事も、
悪事は悪事、同胞だからなどとは考えず、
刃を交えて彼女を救ってくれた。
その後、江戸で再会した時も、
十手持ちの仕事として、
御前試合で賑わう町の治安を守る為、
見回りを担当して金さんに連れられ
挨拶に来た時だった。
その後、彼が御前試合に
参加する事を聞いたり、
鈴懸と再会し、
螢さんの鉢巻に触れようとした鈴懸を
力任せに弾き飛ばしたり…と、
なんだか粗忽者のような様子を
見せられたりと、
彼女とは何度もスレ違ってしまう。
ある日、彼女の留守に
彼女の家の茶屋を訊ねた彼。
彼女の父に進められるがまま、
お茶を御馳走になった時、
「娘が煮た豆が
美味しく出来たのでどうぞ」と言われ、
鬼族は豆を食べると
蕁麻疹が出てしまうため、
普段は決して食べないのだが、
嬉しそうに勧める父の笑顔や、
彼女の手料理だという事で、
思い切って食べてくれたのだ。
慌てて帰宅したため、彼女の店に
金子を落としてしまった彼。
それに気付いた彼女の父は、
彼女にそれを届けるように頼み、
奉行所で彼の住まいを聞き
訪ねて行った。
迎えてくれたのは
優しそうなおばあさんで、
金子の事を話すと、
今具合が悪くて寝ているのだけど、
直接渡してあげてちょうだい
…と言われた彼女。
そう、彼は彼女のお父さんの笑顔と、
彼女の手作りに負けて、
豆を食べてしまったが、
やはり体はそれに耐えられず、
蕁麻疹で寝込んでしまっていたのだ。
ぶっきらぼうで、口が悪い。
乱暴な所もあるけれど、
根はとても優しい彼。
その後、彼の祖母と親しくなった彼女は、
美味しいお茶を御馳走になったお礼に…と、
刺繍が趣味の母親の形見の
綺麗な糸などを祖母に届けた。
彼の祖母は、刺繍がとても得意で、
それを売って
収入を得ている程だったから。
そうしてそれを届ける道中、
ばあちゃんに刺繍を習ったらどうだ?
という彼の提案で、週に一度、
祖母の元に通うようになった彼女。
所がある日、そんな彼の祖母が
寝込んでしまったと、
螢さんの一番弟子の
かむろに聞いた彼女は、
慌てて彼の家を訪ねた。
ばあちゃんの事は心配ない
…という彼に、
医者を呼ぶというと激怒。
何も知らない彼女は驚いたが、
彼は鬼の素性を隠して居るため、
例え祖母の具合が悪くても、
医者に診てもらう訳には
行かなかったのだ。
そうして病に効く
湧き水を汲みに行くと言う彼に、
半ば無理やりついていった彼女。
道中話をしながら歩いていると、
「誰かが傍についててくれるって事が、
こんなに心強いって知らなかった」と、
彼女が傍に居る事を
とても喜んでくれたのだ。
所が彼女が湧き水で脚を滑らせ、
誤って頭から水を被ってしまったため、
そのまま濡れた着物で帰ると
風邪をひくから…と、
彼に着物を脱ぐように言われ、
しぶしぶ無防備な格好になった彼女。
彼が着物を干しに行っている間に、
そこに黒羽が現れた。
とっさの事に、
「きゃーっ、螢、助けて!」
と彼女は悲鳴をあげてしまった。
すぐに黒羽だとわかり、
事情を話したものの、
悲鳴を聞きつけた彼は、
黒羽へと刃を向ける。
だって思い出してしまったから。
彼女の悲鳴と共に、
あの日、自分の村が焼かれ、
両親を失った時の恐怖を。
コイツだけは絶対に失う訳には行かない!
そうして怒りに任せて剣をふるう彼は、
雷の力を発動してしまった。
その力は鬼族のみが使えるもので、
黒羽はそれに興味を覚え、
彼の鉢巻を切って、
鬼である事を確認したのだ。
最初こそ驚いたものの、
鬼であっても螢は螢。
彼が優しい事には変わりないと思えた彼女は、
ふたりきりで湧き水の
泉のほとりで話をした。
恐怖に怯えて
指先まで冷たくしている彼。
きっと何度も
辛い思いをしてきたに違いない。
彼が鬼だというだけで、
彼は彼として見て貰えない。
どんなに親しくなったとしても、
鬼と分かれば
手のひらを返したように冷たくされ、
みんな自分の傍からいなくなる。
そんな事を繰り返して来たから。
それでも変わらず傍に
居てくれる彼女に安堵した彼。
彼が鬼と分かってから、
彼女は今まで誤解してしまった
すべての出来事に納得出来るように。
あぁ、そうか。
どれも彼が素性を隠す為に
必要な事だったんだ。
…と、理解出来たから。
その後、彼の祖父が
許嫁を連れて来た事から、
二人の仲が
ぎくしゃくしたりしてしまったが、
その許嫁の女性も、
実は慕っている男性が居て、
彼が江戸に居る事から、
結婚の話に乗る形で、
江戸に彼に会いにやって来たのだった。
戻った祖父に、御前試合で
おまえ一人が頑張った所で、
なにが変わると言うのだ?
と言われた事と、
訪ねて来た呉葉が
熱を出した事から御前試合を棄権。
呉葉の事と御前試合の事で、
彼が変わってしまったと
誤解した彼女とは、
喧嘩になってしまった。
そんな時、許嫁の呉葉に、
自分は江戸で愛する人と
幸せになりたいと思うと、
侍を紹介された彼は、
そんな強い彼女に背中を押され、
彼女に好きだと告げ、
一緒になって欲しいと言ったのだ。
御前試合で、
自分の力を見せつける事で、
鬼族の立場を変えようとしていた彼。
けれどそれは、
違うという事に気付いたのだ。
まずは一番大事な彼女と
自分が幸せになる事。
そうする事で人と鬼も
こうして歩み寄り分かり合い、
互いに手を取り幸せになれるのだと、
みんなに分かってもらいたい。
それをきっかけとして、
少しずつ両者の関係をいいものにして、
鬼も人も関係なく、
幸せに暮らせる世界を作りたい。
そう思うようになった。
そんな決意のある彼だから、
鬼である事を伏せていれば、
彼女の父にも
祝福してもらう事は簡単なのに。
誠実な彼は、
本当の意味で祝福されたい。
両親の居ない自分に
父親が出来るのだから、
本当の意味で家族になりたい!
…という思いから、
彼女の父に、鬼である事を明かした。
当然、江戸の民にとって
鬼とは悪のようなもの、
受け入れて貰えるはずはない。
彼はすぐに追い返されてしまった。
そうなる事も分かった上で、
彼女にそんな言葉を聞かせない為、
敢えて彼女の留守を狙い訪ねたのも、
また彼の優しさだった。
その後、諦めずに彼女の父に
話をしに通う彼。
今度は彼女と三人で話をしたが、
「その話でしたら、娘はやれません!」
の一点張り。
それでも諦めないという
強い意志のある彼は、
1つずつ困り事を聞いて、
全部解決してみせるというのだ。
そんな彼の真摯な想いには
心を打たれたものの、
「この子の母親が
この子の結婚式には
山吹を千本摘んでお祝いしたいと
言っていた」
という話を持ち出した彼女の父。
だから明日の母親の命日までに
1000本の山吹を摘んでこれたなら、
この子との結婚を認めましょう。
ただし、明け方に間に合わなければ、
金輪際この子に近寄らないでください。
そんな無理難題をふっかけたのだ。
今年は山吹の咲きが悪いと
知っている彼女も、
「どうしてそんな嘘を言うの?
父さまなんて、最低よ!」
と父を怒った。
けれど、そんな言葉を
彼に諭されてしまう。
「父ちゃんはおまえの事を
本当に心配して言ってるんだ。
だからそんな事を言うもんじゃねぇ。
父ちゃんに謝れ」と。
山吹1000本でいいんだな?
それくらいで
こいつと一緒になれるなら、
いくらでも摘んできてやるよ!
不敵な笑みを浮かべ、
そう言い放った彼。
彼は約束を決して違えない誠実な人。
だからどんな事をしても、
絶対に山吹を1000本摘んで来てくれる。
そう信じて彼をひたすら待つ彼女。
一方大きな事を言ったものの、
山では全く山吹を見つけられない彼。
子分のかむろと困り果てていた所、
黒羽がそこに現れた。
森の中に居た彼に山吹の事を訊ねると、
見かけた場所を教えてくれた。
そうして二人の手を借りつつ、
彼は崖から落ち、
怪我をしたりもしたが、
彼女の父の要求通り、
山吹を1000本摘んで帰ってきたのだ。
そうして笑顔で告げた。
約束の山吹1000本だ。
こんなもんで結婚を許してもらっちゃ
簡単過ぎるだろ?
もっと他にやることないのか?
大事な娘をもらうんだ、
あんたはもっと俺に
無理難題をふっかけていいんだぜ。
笑ってそう言う彼。
どんな無理難題だって、
アイツと一緒になる為なら、
こなしてみせると自信ありげに。
そんな彼の真っ直ぐな想いに
心を打たれた彼女の父は、
螢さんになら娘を任せられる…と、
結婚を承諾してくれた。
その後、彼のふるさと
吉備の国の鬼ノ城で
二人の結婚式が行われた。
鬼ノ城の鬼族の人たちはみな優しく、
彼女の嫁入りを
大変祝福してくれた。
そして人間の彼女の親友や、
かむろなど、沢山の人が
二人の門出を祝いに来てくれた。
今まで鬼である事で
苦労して来た彼だったが、
ちゃんと鬼というフィルター抜きで、
彼を彼として見てくれる、
そんな人間たちも沢山居る事に
気付く事が出来たのだ。
彼女との出会いが、
鬼である事を隠していた彼に、
鬼である事の誇りを
思い出させてくれたのかも知れない。
今はまだ本の小さな世界。
それでも人間も鬼も垣根なんてなく、
共に祝福し合える場所があるのだから、
この小さな輪を少しずつ大きくして、
いつか日の本全体に、
そんな垣根などなく、
鬼も人も幸せに暮らせる世界が
きっと訪れるに違いない。
彼らが築いていくに違いない。
-----
おまえはやっぱすげぇ女だぜ。
俺はずっと一人だった。
けど、おまえと一緒になるためならば…と、
いろんなヤツが協力してくれたんだ。
そうして俺は本当の仲間を手に入れた。
螢のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
約束の山吹1000本だ。
こんなもんで結婚を許してもらっちゃ
簡単過ぎるだろ?
もっと他にやることないのか?
大事な娘をもらうんだ、
あんたはもっと俺に
無理難題をふっかけていいんだぜ。
-----
螢は、奉行所の十手持ちをしている
頼れる兄貴タイプ。
花嫁行列に
用心棒として参加した理由も、
見回りに行っている長屋で
三郎三が借金をしてしまい、
それが返せず、娘のお里が
連れて行かれそうになったのを助ける為、
彼の借金の10両を返すために参加。
彼は異常に力に執着していて、
御前試合にも参加したが、
自分の力を江戸のみんなに認めさせたいと、
そんな彼の異常なまでの力への執着を
初めは彼女も理解出来なかった。
けれど、彼が鬼である事を知り、
それを理解する事となった。
その昔、人鬼の乱という
人と鬼族の争いがあった。
その時、負けてしまった鬼族は
刀を奪われ帯刀を禁じられた。
そんな鬼族の彼の住む村は、
ある時ならず者に焼き払われ、
その時彼は両親を失った。
理不尽な暴力。
ただ鬼族であるというだけで
振るわれた力。
けれど振りかかる火の粉を
払う術を持たなかったのだ。
刀を持つことを許されない
鬼族の彼らは、
ただ理不尽な暴力の前に
為す術もなく膝をおるしかなかった。
だから力が欲しかった。
あの日自分が無力だったから、
父の命が、母の命が奪われた。
だから力が欲しかった。
もう二度と大切なものを
失ってしまわぬように。
彼は人鬼の乱の
鬼側の総大将を務めた鬼の王族、
温羅の末裔。
御前試合で優勝し、
天下五剣を手にする事になれば、
嫌でも素性を明かすことになる。
そうして自分が鬼族だと知れる事で、
鬼の力を認めて貰い、再び鬼も、
人間と同様に暮らせる世の中を
作る足がかりになるのでは?
王族である彼はそう考えた。
鬼である彼は、鉢巻で角を隠し、
人間であるように見せて、
江戸の町の十手持ちとして、
町の治安を守ってきた。
そうして花嫁行列でも、
素性を隠したまま、
盗賊として現れた鬼の事も、
悪事は悪事、同胞だからなどとは考えず、
刃を交えて彼女を救ってくれた。
その後、江戸で再会した時も、
十手持ちの仕事として、
御前試合で賑わう町の治安を守る為、
見回りを担当して金さんに連れられ
挨拶に来た時だった。
その後、彼が御前試合に
参加する事を聞いたり、
鈴懸と再会し、
螢さんの鉢巻に触れようとした鈴懸を
力任せに弾き飛ばしたり…と、
なんだか粗忽者のような様子を
見せられたりと、
彼女とは何度もスレ違ってしまう。
ある日、彼女の留守に
彼女の家の茶屋を訊ねた彼。
彼女の父に進められるがまま、
お茶を御馳走になった時、
「娘が煮た豆が
美味しく出来たのでどうぞ」と言われ、
鬼族は豆を食べると
蕁麻疹が出てしまうため、
普段は決して食べないのだが、
嬉しそうに勧める父の笑顔や、
彼女の手料理だという事で、
思い切って食べてくれたのだ。
慌てて帰宅したため、彼女の店に
金子を落としてしまった彼。
それに気付いた彼女の父は、
彼女にそれを届けるように頼み、
奉行所で彼の住まいを聞き
訪ねて行った。
迎えてくれたのは
優しそうなおばあさんで、
金子の事を話すと、
今具合が悪くて寝ているのだけど、
直接渡してあげてちょうだい
…と言われた彼女。
そう、彼は彼女のお父さんの笑顔と、
彼女の手作りに負けて、
豆を食べてしまったが、
やはり体はそれに耐えられず、
蕁麻疹で寝込んでしまっていたのだ。
ぶっきらぼうで、口が悪い。
乱暴な所もあるけれど、
根はとても優しい彼。
その後、彼の祖母と親しくなった彼女は、
美味しいお茶を御馳走になったお礼に…と、
刺繍が趣味の母親の形見の
綺麗な糸などを祖母に届けた。
彼の祖母は、刺繍がとても得意で、
それを売って
収入を得ている程だったから。
そうしてそれを届ける道中、
ばあちゃんに刺繍を習ったらどうだ?
という彼の提案で、週に一度、
祖母の元に通うようになった彼女。
所がある日、そんな彼の祖母が
寝込んでしまったと、
螢さんの一番弟子の
かむろに聞いた彼女は、
慌てて彼の家を訪ねた。
ばあちゃんの事は心配ない
…という彼に、
医者を呼ぶというと激怒。
何も知らない彼女は驚いたが、
彼は鬼の素性を隠して居るため、
例え祖母の具合が悪くても、
医者に診てもらう訳には
行かなかったのだ。
そうして病に効く
湧き水を汲みに行くと言う彼に、
半ば無理やりついていった彼女。
道中話をしながら歩いていると、
「誰かが傍についててくれるって事が、
こんなに心強いって知らなかった」と、
彼女が傍に居る事を
とても喜んでくれたのだ。
所が彼女が湧き水で脚を滑らせ、
誤って頭から水を被ってしまったため、
そのまま濡れた着物で帰ると
風邪をひくから…と、
彼に着物を脱ぐように言われ、
しぶしぶ無防備な格好になった彼女。
彼が着物を干しに行っている間に、
そこに黒羽が現れた。
とっさの事に、
「きゃーっ、螢、助けて!」
と彼女は悲鳴をあげてしまった。
すぐに黒羽だとわかり、
事情を話したものの、
悲鳴を聞きつけた彼は、
黒羽へと刃を向ける。
だって思い出してしまったから。
彼女の悲鳴と共に、
あの日、自分の村が焼かれ、
両親を失った時の恐怖を。
コイツだけは絶対に失う訳には行かない!
そうして怒りに任せて剣をふるう彼は、
雷の力を発動してしまった。
その力は鬼族のみが使えるもので、
黒羽はそれに興味を覚え、
彼の鉢巻を切って、
鬼である事を確認したのだ。
最初こそ驚いたものの、
鬼であっても螢は螢。
彼が優しい事には変わりないと思えた彼女は、
ふたりきりで湧き水の
泉のほとりで話をした。
恐怖に怯えて
指先まで冷たくしている彼。
きっと何度も
辛い思いをしてきたに違いない。
彼が鬼だというだけで、
彼は彼として見て貰えない。
どんなに親しくなったとしても、
鬼と分かれば
手のひらを返したように冷たくされ、
みんな自分の傍からいなくなる。
そんな事を繰り返して来たから。
それでも変わらず傍に
居てくれる彼女に安堵した彼。
彼が鬼と分かってから、
彼女は今まで誤解してしまった
すべての出来事に納得出来るように。
あぁ、そうか。
どれも彼が素性を隠す為に
必要な事だったんだ。
…と、理解出来たから。
その後、彼の祖父が
許嫁を連れて来た事から、
二人の仲が
ぎくしゃくしたりしてしまったが、
その許嫁の女性も、
実は慕っている男性が居て、
彼が江戸に居る事から、
結婚の話に乗る形で、
江戸に彼に会いにやって来たのだった。
戻った祖父に、御前試合で
おまえ一人が頑張った所で、
なにが変わると言うのだ?
と言われた事と、
訪ねて来た呉葉が
熱を出した事から御前試合を棄権。
呉葉の事と御前試合の事で、
彼が変わってしまったと
誤解した彼女とは、
喧嘩になってしまった。
そんな時、許嫁の呉葉に、
自分は江戸で愛する人と
幸せになりたいと思うと、
侍を紹介された彼は、
そんな強い彼女に背中を押され、
彼女に好きだと告げ、
一緒になって欲しいと言ったのだ。
御前試合で、
自分の力を見せつける事で、
鬼族の立場を変えようとしていた彼。
けれどそれは、
違うという事に気付いたのだ。
まずは一番大事な彼女と
自分が幸せになる事。
そうする事で人と鬼も
こうして歩み寄り分かり合い、
互いに手を取り幸せになれるのだと、
みんなに分かってもらいたい。
それをきっかけとして、
少しずつ両者の関係をいいものにして、
鬼も人も関係なく、
幸せに暮らせる世界を作りたい。
そう思うようになった。
そんな決意のある彼だから、
鬼である事を伏せていれば、
彼女の父にも
祝福してもらう事は簡単なのに。
誠実な彼は、
本当の意味で祝福されたい。
両親の居ない自分に
父親が出来るのだから、
本当の意味で家族になりたい!
…という思いから、
彼女の父に、鬼である事を明かした。
当然、江戸の民にとって
鬼とは悪のようなもの、
受け入れて貰えるはずはない。
彼はすぐに追い返されてしまった。
そうなる事も分かった上で、
彼女にそんな言葉を聞かせない為、
敢えて彼女の留守を狙い訪ねたのも、
また彼の優しさだった。
その後、諦めずに彼女の父に
話をしに通う彼。
今度は彼女と三人で話をしたが、
「その話でしたら、娘はやれません!」
の一点張り。
それでも諦めないという
強い意志のある彼は、
1つずつ困り事を聞いて、
全部解決してみせるというのだ。
そんな彼の真摯な想いには
心を打たれたものの、
「この子の母親が
この子の結婚式には
山吹を千本摘んでお祝いしたいと
言っていた」
という話を持ち出した彼女の父。
だから明日の母親の命日までに
1000本の山吹を摘んでこれたなら、
この子との結婚を認めましょう。
ただし、明け方に間に合わなければ、
金輪際この子に近寄らないでください。
そんな無理難題をふっかけたのだ。
今年は山吹の咲きが悪いと
知っている彼女も、
「どうしてそんな嘘を言うの?
父さまなんて、最低よ!」
と父を怒った。
けれど、そんな言葉を
彼に諭されてしまう。
「父ちゃんはおまえの事を
本当に心配して言ってるんだ。
だからそんな事を言うもんじゃねぇ。
父ちゃんに謝れ」と。
山吹1000本でいいんだな?
それくらいで
こいつと一緒になれるなら、
いくらでも摘んできてやるよ!
不敵な笑みを浮かべ、
そう言い放った彼。
彼は約束を決して違えない誠実な人。
だからどんな事をしても、
絶対に山吹を1000本摘んで来てくれる。
そう信じて彼をひたすら待つ彼女。
一方大きな事を言ったものの、
山では全く山吹を見つけられない彼。
子分のかむろと困り果てていた所、
黒羽がそこに現れた。
森の中に居た彼に山吹の事を訊ねると、
見かけた場所を教えてくれた。
そうして二人の手を借りつつ、
彼は崖から落ち、
怪我をしたりもしたが、
彼女の父の要求通り、
山吹を1000本摘んで帰ってきたのだ。
そうして笑顔で告げた。
約束の山吹1000本だ。
こんなもんで結婚を許してもらっちゃ
簡単過ぎるだろ?
もっと他にやることないのか?
大事な娘をもらうんだ、
あんたはもっと俺に
無理難題をふっかけていいんだぜ。
笑ってそう言う彼。
どんな無理難題だって、
アイツと一緒になる為なら、
こなしてみせると自信ありげに。
そんな彼の真っ直ぐな想いに
心を打たれた彼女の父は、
螢さんになら娘を任せられる…と、
結婚を承諾してくれた。
その後、彼のふるさと
吉備の国の鬼ノ城で
二人の結婚式が行われた。
鬼ノ城の鬼族の人たちはみな優しく、
彼女の嫁入りを
大変祝福してくれた。
そして人間の彼女の親友や、
かむろなど、沢山の人が
二人の門出を祝いに来てくれた。
今まで鬼である事で
苦労して来た彼だったが、
ちゃんと鬼というフィルター抜きで、
彼を彼として見てくれる、
そんな人間たちも沢山居る事に
気付く事が出来たのだ。
彼女との出会いが、
鬼である事を隠していた彼に、
鬼である事の誇りを
思い出させてくれたのかも知れない。
今はまだ本の小さな世界。
それでも人間も鬼も垣根なんてなく、
共に祝福し合える場所があるのだから、
この小さな輪を少しずつ大きくして、
いつか日の本全体に、
そんな垣根などなく、
鬼も人も幸せに暮らせる世界が
きっと訪れるに違いない。
彼らが築いていくに違いない。
-----
おまえはやっぱすげぇ女だぜ。
俺はずっと一人だった。
けど、おまえと一緒になるためならば…と、
いろんなヤツが協力してくれたんだ。
そうして俺は本当の仲間を手に入れた。
2017年5月23日火曜日
剣が君/鈴懸/幸魂:祝福の風
逢坂良太さん演じる
鈴懸のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
彼は貧しい村の貧しい家で生まれ、
生まれてまもなく、
口減らしで高尾山に捨てられた。
そんな時、偶然捨てられた
赤ん坊の彼を見つけた
高尾山の天狗カルラ。
彼は薬に人間の臓物を使いたいという
妖らしい理由から、
その赤ん坊を拾った。
すると、彼の夢に神様が現れて、
その赤子は将来天下五剣を手に、
この日の本を救う者。
殺したりせずに大切に育てなさい。
そうお告げをして行ったのだ。
そのお告げに従い、
カルラは彼を育てた。
初めは妖の棲まう山に
人間の子供が居る事を
良しとしない妖たちに、
嫌がらせをされた彼。
けれど、どんなに転んでも
怪我をしても、
彼は泣くことも怒る事もせず、
ニコニコと笑っていた。
そんな心優しい彼に
転機が訪れたのは6歳の時。
高尾山が山火事に襲われた際に、
彼は覚醒し、自然の声を
聞く事が出来るようになった。
以来、そんな彼を
妖たちも受け入れて、
仲間としてみんなで
大事に育ててくれた。
天狗のカルラは剣術や術、
そして医学について教え、
ぬらりひょんが彼に
薬学を教えてくれた。
そうして18歳になった彼は、
剣の腕も立ち、医学的知識も豊富な、
立派な青年に育った。
けれど彼は人間。
ずっと高尾山で妖と共に
生きていくのは好ましくない。
そう判断したカルラが、
彼に江戸に出て、
新しい夢を見つけなさい。
そうして人として生きていくように
…と、彼を江戸へと送り出した。
到着した彼は、
先立つモノが必要という事で、
花嫁行列の護衛を
幕府が探している事を聞き、応募。
柳生のお眼鏡にかない、
無事に護衛の任を任された。
そうして偽の姫役の彼女と出会い、
慣れない御役目と
初めての旅で緊張している彼女に、
いつも優しく接してくれた。
彼は彼女の乗る馬を引いたのだが、
自然の声を聞く事が出来るので、
馬と心をかよわせる事が出来た。
そんな彼は、とてもやさしく
馬の事も扱っていた。
花嫁行列の道中、鬼の山賊に襲われ、
一度彼女がさらわれてしまうのだが、
彼が助けてくれた。
その後6人の用心棒は
無事に合流する事が出来たが、
鬼の攻撃の際に、ふた手に分断され、
徳川サイドのメンバーとは別行動。
用心棒6人と彼女とで、
花嫁行列を続ける事になった。
その時に侍女代わりに、
一番信頼出来る者を従者として
傍に置いておくようにしよう
…と彼らから提案があり、
一番一緒に過ごしていた彼に
その役を任せた事で、
一段と距離を縮めた二人。
そうして駿府到着後、
無事に徳川サイドのメンバーとも合流。
花嫁行列の報酬を貰い、
それぞれ駿府で一泊後、
自分たちの行くべき道へと進んで行った。
-----
江戸に戻った彼女は
父の営む茶屋の手伝いをしていたが、
用事を頼まれて外に出た時に、
知らない男の子に道を訊かれた。
その彼は、
何故か耳もしっぽも生えていて。
それが気になった彼女はつい、
「あの…しっぽ…」と
言ってしまった。
慌てた彼は、そのまま踵を返して
逃げて行ったが、
その時にお財布を落としてしまい、
それを拾った彼女は、
彼が困るのでは?と心配し、
急いで後を追いかけた。
たどり着いたのは森の奥地。
そこで神威と名乗る
医者の弟子と知り合い、
彼に事情を話した所、
きっと变化に失敗した化け狸だろうと。
そうしてアイヌ出身の彼は、
森の妖精である木霊にたずねて、
彼の居場所を聞き出してくれたのだ。
ひどく落ち込んでいるみたいだから、
脅かさないように
声を掛けてやるといいよ…と、
とてもやさしく教えてくれた。
神威のお陰で、
無事にお財布を返す事が出来、
また化け狸は
友達の人間の男の子の為に、
家を貸してくれる所を探していて、
それを訊ねたかった事が判明。
翌日、その人間の男の子も交えて、
紹介出来そうな空き家を
案内する事になった。
そうして翌日訪ねてみると、
その化け狸はなんと彼の友達で、
家を探しているのは鈴懸だった。
彼を連れて、空き家があるという
裏通りの長屋に案内して、
大家に彼を「お医者さまです」と紹介。
大家にも、彼女の紹介であることや、
若いのに医学の知識も豊富な
医者である事から信用を得た彼。
すぐに部屋を貸して貰える事に。
その長屋に決めた理由が、
あまりに病気の人が多いから
…という、彼らしい理由だった。
彼には理解出来なかったのだ。
貧しいからと医者にかかれない事が。
人は等しく医者に
診て貰えるべきだと考えるから。
その当時、医者の資格は必要なく、
医者を名乗る人々は
払いの悪い貧しい長屋の住人よりも、
沢山お金を持っている
富裕層を相手にする方が楽だし儲かる。
そんな理由から、貧しい人にとって、
診療所の敷居は大変高いものだった。
優しい彼は、
長屋に住むとすぐに診療所を始め、
お金のない長屋の人々の事も
親切に診察し、
「お金は元気になってからで
大丈夫だから」と、
いつもニコニコしているような、
そんな優しい医者だった。
だからこの現状をなんとかしたくて、
彼女の案内で江戸城に行き、
門番を気絶させ、そのまま城内に侵入。
長屋の人々が医者に
かかれるようにして欲しい!と、
家光に直談判したのだった。
家光は、そんな率直な彼が気に入り、
御前試合で優勝したら、
そなたの願いをなんでも叶える
…と約束してくれた。
そうして忙しく
診療所の仕事をしながら
御前試合への参加。
彼は見た目は優しそうなのに、
身軽だし剣の腕も立つので、
順調に勝ち進んだ。
そうして迎えた決勝戦。
彼女も当然応援に行く予定だったが、
長屋のおじいさんが熱を出し、
彼が看病していた為、
試合に出る彼に代わり彼女が看病する事に。
傍に居られないながらも、
彼の勝利を祈る彼女。
そんな時、長屋に
借金の取り立てに男がやって来た。
女性から無理にお金を
取り立てようとしているのを
見かねた彼女は、助けに入り、
剣を抜いた借金取りの男に、
斬られてしまった。
そして倒れた彼女を
心配した化け狸が人間の姿に変じ、
試合前の控室の彼の元に。
彼女が斬られて倒れたんだ、
鈴懸、助けて!…と。
もう後一歩で優勝という所まで
来ていた彼だったが、
御前試合の優勝よりもずっと、
彼女の命は重かった。
だから彼は試合を放り出し彼女の元へ。
そうして彼が薬を処方し、
彼女の手当をしてくれた。
熱が下るまで時間はかかったものの、
彼の特製薬膳粥も食べられた
彼女の様子に安堵した。
「ちょっと出かけてくるから、
寝て待ってて」
そう言って出て行く彼を見送って
彼女は眠ってしまったのだ。
しばらくすると、
神威が彼を担ぐように戻ってきた。
見ると、彼は体中に傷を負っている。
どうしたのか?と訊ねても、
「なんでもないよ。心配ないから」と、
頼りなく笑う彼。
そうして神威が教えてくれた。
御前試合は
将軍の前で行われる神聖なもの。
それを勝手な都合で
放り出す事は罪なのだ…と。
けれど、黙っていて
しばらく江戸城に近づかなければ、
それでそんな罪は帳消しになるのに、
この男は馬鹿正直にお詫びに来たんだ…と。
そうしてその場に居合わせた
徳川の侍達に袋たたきにされた彼。
たまたまそこを神威と師匠が通りかかり
助けてくれたんだとか。
それを聞いて申し訳なく思う彼女に、
僕が一番大事なのは君で、
もちろんみんなの事も守りたいけど、
一番守りたいのは君なんだ。
一番大事な人を守れないなら、
みんなの事だって、
守れる訳がないから。
そう優しく言ってくれた彼。
彼女と心を通わせた事で、
彼は江戸の街でこれからも、
診療所の医者として、
みんなの為に働きたい。
そうしていつも
一番大事な一番大好きな彼女を、
誰よりも傍で守りたい
…と思うようになったのだ。
カルラに見つけろと言われた
新しい夢は、こんな風に始まった。
そうしていつも笑顔で手伝いに来る彼女は、
父の茶屋だけでなく、彼の診療所でも、
すっかり看板娘となっていた。
彼と共に過ごし、元々優しい彼女は
どんどん優しくなって。
そのおかげだろうか?
彼女にも木霊が見え、
木霊の声が聴こえるように。
彼しか知らなかった世界。
彼女はそれを見て、
聞く事が出来るようになったのだ。
それはきっと心の綺麗な二人だけの
とても美しい世界。
これからもその優しい心で、
沢山の人々を救って行く事だろう。
鈴懸のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
彼は貧しい村の貧しい家で生まれ、
生まれてまもなく、
口減らしで高尾山に捨てられた。
そんな時、偶然捨てられた
赤ん坊の彼を見つけた
高尾山の天狗カルラ。
彼は薬に人間の臓物を使いたいという
妖らしい理由から、
その赤ん坊を拾った。
すると、彼の夢に神様が現れて、
その赤子は将来天下五剣を手に、
この日の本を救う者。
殺したりせずに大切に育てなさい。
そうお告げをして行ったのだ。
そのお告げに従い、
カルラは彼を育てた。
初めは妖の棲まう山に
人間の子供が居る事を
良しとしない妖たちに、
嫌がらせをされた彼。
けれど、どんなに転んでも
怪我をしても、
彼は泣くことも怒る事もせず、
ニコニコと笑っていた。
そんな心優しい彼に
転機が訪れたのは6歳の時。
高尾山が山火事に襲われた際に、
彼は覚醒し、自然の声を
聞く事が出来るようになった。
以来、そんな彼を
妖たちも受け入れて、
仲間としてみんなで
大事に育ててくれた。
天狗のカルラは剣術や術、
そして医学について教え、
ぬらりひょんが彼に
薬学を教えてくれた。
そうして18歳になった彼は、
剣の腕も立ち、医学的知識も豊富な、
立派な青年に育った。
けれど彼は人間。
ずっと高尾山で妖と共に
生きていくのは好ましくない。
そう判断したカルラが、
彼に江戸に出て、
新しい夢を見つけなさい。
そうして人として生きていくように
…と、彼を江戸へと送り出した。
到着した彼は、
先立つモノが必要という事で、
花嫁行列の護衛を
幕府が探している事を聞き、応募。
柳生のお眼鏡にかない、
無事に護衛の任を任された。
そうして偽の姫役の彼女と出会い、
慣れない御役目と
初めての旅で緊張している彼女に、
いつも優しく接してくれた。
彼は彼女の乗る馬を引いたのだが、
自然の声を聞く事が出来るので、
馬と心をかよわせる事が出来た。
そんな彼は、とてもやさしく
馬の事も扱っていた。
花嫁行列の道中、鬼の山賊に襲われ、
一度彼女がさらわれてしまうのだが、
彼が助けてくれた。
その後6人の用心棒は
無事に合流する事が出来たが、
鬼の攻撃の際に、ふた手に分断され、
徳川サイドのメンバーとは別行動。
用心棒6人と彼女とで、
花嫁行列を続ける事になった。
その時に侍女代わりに、
一番信頼出来る者を従者として
傍に置いておくようにしよう
…と彼らから提案があり、
一番一緒に過ごしていた彼に
その役を任せた事で、
一段と距離を縮めた二人。
そうして駿府到着後、
無事に徳川サイドのメンバーとも合流。
花嫁行列の報酬を貰い、
それぞれ駿府で一泊後、
自分たちの行くべき道へと進んで行った。
-----
江戸に戻った彼女は
父の営む茶屋の手伝いをしていたが、
用事を頼まれて外に出た時に、
知らない男の子に道を訊かれた。
その彼は、
何故か耳もしっぽも生えていて。
それが気になった彼女はつい、
「あの…しっぽ…」と
言ってしまった。
慌てた彼は、そのまま踵を返して
逃げて行ったが、
その時にお財布を落としてしまい、
それを拾った彼女は、
彼が困るのでは?と心配し、
急いで後を追いかけた。
たどり着いたのは森の奥地。
そこで神威と名乗る
医者の弟子と知り合い、
彼に事情を話した所、
きっと变化に失敗した化け狸だろうと。
そうしてアイヌ出身の彼は、
森の妖精である木霊にたずねて、
彼の居場所を聞き出してくれたのだ。
ひどく落ち込んでいるみたいだから、
脅かさないように
声を掛けてやるといいよ…と、
とてもやさしく教えてくれた。
神威のお陰で、
無事にお財布を返す事が出来、
また化け狸は
友達の人間の男の子の為に、
家を貸してくれる所を探していて、
それを訊ねたかった事が判明。
翌日、その人間の男の子も交えて、
紹介出来そうな空き家を
案内する事になった。
そうして翌日訪ねてみると、
その化け狸はなんと彼の友達で、
家を探しているのは鈴懸だった。
彼を連れて、空き家があるという
裏通りの長屋に案内して、
大家に彼を「お医者さまです」と紹介。
大家にも、彼女の紹介であることや、
若いのに医学の知識も豊富な
医者である事から信用を得た彼。
すぐに部屋を貸して貰える事に。
その長屋に決めた理由が、
あまりに病気の人が多いから
…という、彼らしい理由だった。
彼には理解出来なかったのだ。
貧しいからと医者にかかれない事が。
人は等しく医者に
診て貰えるべきだと考えるから。
その当時、医者の資格は必要なく、
医者を名乗る人々は
払いの悪い貧しい長屋の住人よりも、
沢山お金を持っている
富裕層を相手にする方が楽だし儲かる。
そんな理由から、貧しい人にとって、
診療所の敷居は大変高いものだった。
優しい彼は、
長屋に住むとすぐに診療所を始め、
お金のない長屋の人々の事も
親切に診察し、
「お金は元気になってからで
大丈夫だから」と、
いつもニコニコしているような、
そんな優しい医者だった。
だからこの現状をなんとかしたくて、
彼女の案内で江戸城に行き、
門番を気絶させ、そのまま城内に侵入。
長屋の人々が医者に
かかれるようにして欲しい!と、
家光に直談判したのだった。
家光は、そんな率直な彼が気に入り、
御前試合で優勝したら、
そなたの願いをなんでも叶える
…と約束してくれた。
そうして忙しく
診療所の仕事をしながら
御前試合への参加。
彼は見た目は優しそうなのに、
身軽だし剣の腕も立つので、
順調に勝ち進んだ。
そうして迎えた決勝戦。
彼女も当然応援に行く予定だったが、
長屋のおじいさんが熱を出し、
彼が看病していた為、
試合に出る彼に代わり彼女が看病する事に。
傍に居られないながらも、
彼の勝利を祈る彼女。
そんな時、長屋に
借金の取り立てに男がやって来た。
女性から無理にお金を
取り立てようとしているのを
見かねた彼女は、助けに入り、
剣を抜いた借金取りの男に、
斬られてしまった。
そして倒れた彼女を
心配した化け狸が人間の姿に変じ、
試合前の控室の彼の元に。
彼女が斬られて倒れたんだ、
鈴懸、助けて!…と。
もう後一歩で優勝という所まで
来ていた彼だったが、
御前試合の優勝よりもずっと、
彼女の命は重かった。
だから彼は試合を放り出し彼女の元へ。
そうして彼が薬を処方し、
彼女の手当をしてくれた。
熱が下るまで時間はかかったものの、
彼の特製薬膳粥も食べられた
彼女の様子に安堵した。
「ちょっと出かけてくるから、
寝て待ってて」
そう言って出て行く彼を見送って
彼女は眠ってしまったのだ。
しばらくすると、
神威が彼を担ぐように戻ってきた。
見ると、彼は体中に傷を負っている。
どうしたのか?と訊ねても、
「なんでもないよ。心配ないから」と、
頼りなく笑う彼。
そうして神威が教えてくれた。
御前試合は
将軍の前で行われる神聖なもの。
それを勝手な都合で
放り出す事は罪なのだ…と。
けれど、黙っていて
しばらく江戸城に近づかなければ、
それでそんな罪は帳消しになるのに、
この男は馬鹿正直にお詫びに来たんだ…と。
そうしてその場に居合わせた
徳川の侍達に袋たたきにされた彼。
たまたまそこを神威と師匠が通りかかり
助けてくれたんだとか。
それを聞いて申し訳なく思う彼女に、
僕が一番大事なのは君で、
もちろんみんなの事も守りたいけど、
一番守りたいのは君なんだ。
一番大事な人を守れないなら、
みんなの事だって、
守れる訳がないから。
そう優しく言ってくれた彼。
彼女と心を通わせた事で、
彼は江戸の街でこれからも、
診療所の医者として、
みんなの為に働きたい。
そうしていつも
一番大事な一番大好きな彼女を、
誰よりも傍で守りたい
…と思うようになったのだ。
カルラに見つけろと言われた
新しい夢は、こんな風に始まった。
そうしていつも笑顔で手伝いに来る彼女は、
父の茶屋だけでなく、彼の診療所でも、
すっかり看板娘となっていた。
彼と共に過ごし、元々優しい彼女は
どんどん優しくなって。
そのおかげだろうか?
彼女にも木霊が見え、
木霊の声が聴こえるように。
彼しか知らなかった世界。
彼女はそれを見て、
聞く事が出来るようになったのだ。
それはきっと心の綺麗な二人だけの
とても美しい世界。
これからもその優しい心で、
沢山の人々を救って行く事だろう。
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