ラベル 松岡禎丞 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 松岡禎丞 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2017年6月2日金曜日

月影の鎖-錯乱パラノイア-/望月理也

松岡禎丞さん演じる
望月理也のネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


自分に出来ることをしているだけ。
あなたのその一言に
どれだけ救われたか知れない。


-----

花柳街の紅華楼で生まれた彼。
母はそこで働いていた女性で、
場所が場所だけに、
当然父は分からない。

幼い彼がそのまま
紅華楼に置いて貰えたのは、
男衆としていずれ働かせる為。

小さい頃からそこで育ったから、
割と早くに
何をする場所なのかを理解し、
だからこそ軽蔑した。
紅華楼に来る男たちを。
だって、そんな男たちの一人が、
自分の父だから。

きっとロクな男じゃない。
そんな血が半分流れている自分は、
生涯独身を貫こう。


そう決意した彼。

そんなある日震災が起き、
街は混乱を極めた。
その時にテキパキと指示を出し、
街を救った神楽坂。
その姿に感動し、彼も神楽坂の元に。
紅華楼で働きながら。

-----

観光で持っている島、紅霞市。
近年は観光客の数も減り、
財政難に苦しんでいた。
そこで市が
財政問題の解決をはかるため、
コンサルタントを雇い、
出された案が街に駐屯地を置く事。

ただでさえ観光客が減っているのに、
駐屯地なんて置いたら
ますます拍車がかかり、
確かに交付金は
得られるかも知れないが、
市民の生活が立ち行かなくなる。

だから、青年団を中心に
反対運動を起こしていたのに。

ある日、コンサルタントの深海が、
住民にバラしてしまったのだ。
頭の神楽坂は元軍人で、
軍を辞めているから
私怨で駐屯地に
反対しているんだ
…と。

駐屯地に反対する声が多く、
状況が改善しないからと、
水道税が徴収されたり、
紅市での購入制限など、
様々な住民への負担で
混乱していた人々は、
その不安や怒りを
誰かにぶつけたかった。

そんな時、深海によって
知らされた事実に、
彼らは飛びついた。

きっと誰でも良かったんだ。
ただ、負の感情をぶつけられれば。


そうして神楽坂を頭とする
青年団は苦しい立場に。

その頃彼女もまた、
水道税導入による商店街の
各店舗が値上げする中、
一人据え置きの料金で
赤字を出しながら
営業していた事が原因となり、
商店街の人々から
嫌がらせを受ける事に。

一人だけ儲けようとしている。

人はそういうけれど、
本当は赤字経営だし、
何より彼女はただ、
彼女の育ての母の螢の理念を
守りたかっただけなのに。

そうして互いに
窮地に追いやられた二人。

そんな中、
彼女が倒れた事をきっかけに、
彼が紅華楼で彼女を匿い
面倒を見る事に。

そこで二人の絆は深まったものの、
彼には決意があったから。
その決意がなかなか
二人が結ばれる事を許さない。

そんな二人の進展に貢献したのが、
なんと彼らの敵に当たる深海だった。

-----

深海もまた彼に似た生い立ちだった。
山村で母一人子一人で
暮らしていたのに、
母の美しさに嫉妬した村長の娘により、
深海親子は村はずれの
掘建小屋に追いやられた。

母は風邪を引いていて、
食べ物もない。
それでも、草や水で
飢えを凌いでいたある日、
村の男が訪ねて来た。
食べ物を持って母に体を求めに。

一度は突っぱねたものの、
息子を育てるために、
二人で生きるために、
母は息子を外で遊ばせ、
代わる代わる訪れる男たちに体を許し、
そうして食料を得るように。

次第に母の行為に
気づいた深海だったが、
母を傷つけないために
その事には触れず、
一人森で動物を捕る罠を仕掛けたり、
食料調達のための努力をし続けた。
それが母を助ける事になると信じて。

そうして、畑を耕し、
動物を捕る事が出来るようになった頃、
体が治りきらないうちに、
男たちにいいように弄ばれた母は、
その事が原因で
命を落としてしまった。

その後、村長に養父母を紹介され、
渡英までして学ばせてもらえる程の
裕福な暮らしを手に入れた深海は、
幸せを感じるたびに、
幸せに出来なかった母を思い涙していた。

-----

そんな過去が
深海の心の深い場所に根付いていた。

だからだろうか?
結ばれないもどかしい二人の、
無知な想いに興味を持ち、
二人が結ばれるようにけしかけた。

そうして、二人が
結ばれたら島から手を引くとまで。

結局、深海のその提案から
二人が結ばれる事となり、
二人の真っ直ぐな想いや、
彼の花柳街への想いを知り、
島から本当に手を引いた深海。

まだまだ島の経済は
上向いた訳ではなく、
財政難を打破する
必要があるものの、
これ以上に生活が
苦しくなる事もなくなり、
島は落ち着きを取り戻し、
彼女も以前同様に
店を営業出来るように。

彼は深海との出会いで
自分の無知を痛感し、
花柳街をなんとかするためにも、
島の財政難の対策のためにも
知識が必要と、
島から出て本土で学び、
島に作った学校の教員に。

それを機に
彼女に結婚を申し込んだ彼。

きっとこれからもこの島で、
二人で力を合わせて
幸せに暮らして行く事でしょう。

2017年5月31日水曜日

月影の鎖-錯乱パラノイア-

父をとても愛していた母。
彼女は父を愛するが故に、
彼を亡くした時、
心が壊れてしまった。
娘を娘と認識出来ない程に。

けれど、幼かった彼女に、
それはとても理解出来ない。
だからどうしても母に
自分を見て欲しいと、
ありとあらゆる事をしてみるものの、
母の感心が自分に向く事がないまま、
母はこの世から居なくなってしまった。

そうして母の友人である
螢に養女として迎えられた。

愛を知らなかった、
居場所のなかった彼女に、
愛をくれ、
居場所をくれた螢と兄。
だから二人の役に立ちたくて、
螢が亡くなった後、
彼女は「月の畔」の女将となり、
一人店を守る事に。

そんな彼女の街は
本土から離れた島にあり、
閉鎖的なそこは、
温泉街と花柳街からなる観光地。
けれど昨今観光客は減り、
数年前の大震災も加わり、
市の財政は
とても厳しいものとなっていた。

そんな財政難を乗り切るため、
市長が雇ったコントルタント。
彼がこの街に
騒動を持ち込んだのだ。
財政難を乗り切るために
この島を駐屯地にするべきだ…と。

一見彼女の暮らしとは
なんの関係もないその事件が、
彼女の平和な日々を
大きくかき乱すものとなって…。


攻略キャラ
・神楽坂響(cv.新垣樽助さん)
・望月理也(cv.松岡禎丞さん)
・猪口渉(cv.浅沼晋太郎さん)
・榛名望(cv.成瀬誠さん)
・大井川護(cv.三浦祥朗さん)

-----

榛名望
望月理也
猪口渉

※攻略した順番に記載させて頂いております。
 ☆はお気に入りキャラです。



-----☆★☆-----



凄く面白い作品でした。
明るく楽しく…という
お話ではありませんし、
全体的に暗い感じの所はありますが、
個人的には凄い好きな世界観でしたね。

色使いも作品の雰囲気にあっていて、
とても良かったです。

内容的に、割りと
大人のゲームとかにありそうな感じかな?と。
なので、学生さんとかよりも、
大人の方にオススメしたい感じの
作品かな?と思います。

文章がとても素敵で、
シナリオ重視の方にも
オススメ出来る作品ですね。

私が攻略させて頂いた中では、
榛名さんがスチルも良かったですし、
なんか色々ドラマチックで素敵でした!

立絵では会えない、
メガネなし髪下ろしバージョンの
イケメン榛名さんとか、
もう本当に素敵でした!

スチルの数もそれなりに
満足な数だったと思います。

ただ、背景の種類が
少なかったように感じたのは、
もったいなかったかな?と。
他がいいので、そこが逆に
気になってしまった所でした。

-----

好きキャラ
1.榛名さん
2.猪口さん
3.望月さん

榛名さんが圧倒的に大好きなので、
猪口さんと望月さんは
甲乙つけがたい感じでした。
成瀬さんの声と話し方が、大変ツボで、
また色々な作品で
お会いしたいなと心から思いました。


オススメ度:★★★★
個人的満足度:★★★★

2017年4月18日火曜日

宵夜森ノ姫/ハーロルト

松岡禎丞さん演じる
ハーロルトのネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


そうか、俺が欲しかった力は、
おまえを守る力だったんだ。


-----

父親はシュタールで工場を営んでいた。
そんな父親が亡くなり、
俺が工場をきりもりするように。

元々手先は器用で
物を作る事が好きだった俺にとって、
工場での仕事は天職だったんだ。

所がある日エーレンフリートがやってきて、
そこで俺の人生は大きく変わった。
うちの工場の
噂を聞きつけたエーレンフリートが、
軍事用の道具を作るようにと
依頼して来たから。

人の役に立つものを作る事が
誇りだった俺は、
殺人兵器なんて作れないと
エーレンフリートに楯突いた。

けれど、そんな俺に
「憤怒」の呪いをかけたあいつは、
俺の目の前で工場の仲間を殺したんだ。
虫けら同然に。

だから力が欲しいと思った。
あの日仲間を助けられなかったから、
力を手にして、
せめて仲間のために復讐してやりたくて。

そうして宵夜森に追放された俺は、
クラウスたちの屋敷に住むようになり、
ランベルトに剣を習いたくて
着いて回るものの、
一向に教えてもらえない。

そんな日々を過ごしていたある日、
あいつがこの屋敷にやってきて
俺の生活は一変。

最初は生意気な女だと思ったし、
喧嘩ばかりだったけど、
すぐ怒る短気なところも含めて、好きだよ
そんな風に言って
俺を受け入れてくれたあいつの隣が、
いつしか居心地のいい場所になってたんだ。

けれどある日、
あのエーレンフリートが目の前に現れ、
仲間を殺されたあの日の事が蘇り、
更にはエーレンフリートが
あいつを連れ去ろうとするから。
だから俺は禍宵化してあいつを助けた。

けれど呪いの力なんて
使っていいものじゃないし、
あいつに言われたんだ。

禍宵の力を借りて復讐するなんて、
そんなの戦いじゃない。
ただの殺戮だって。

確かに力を制御出来ずに、
めちゃくちゃやったのは事実。
それにあいつに悲しい顔を
させた事が何より辛くて。

だから約束した。
もう禍宵の力は使わないって。

けれど屋敷を出て、
秘密基地として作ったツリーハウスで、
あいつと二人で暮らし始めたある日、
あいつを迎えに再びやってきた
エーレンフリートに森を焼かれ、
俺が開発した殺人兵器が
仲間たちを倒して行くところを見た俺は、
再び禍宵の力を使う事に。

約束したのに。

けど、無理だったんだ。
自分の作った過去の過ちを
目の前に持ちだされ、
それが屋敷で暮らした仲間を、
俺たちを助けに来てくれた
あいつらを傷つけたところを見たら、
もう我慢出来なくなったんだ。

それでもランベルトが教えてくれた。
禍宵の力を使ったけれど、
俺はあいつを守れたし、
過去の過ちである
あの兵器をその力で破壊する事が出来たと。

そうしてエーレンフリートは捕らえられ、
あいつの本当の居場所である
シェーンバルトに連行された。
それと同時に、
あいつが本当はシェーンバルトの姫で、
両親が会いたがっていると知らされたんだ。

身分が違うから。
吊り合わないから。

色々と理由を考えてみたものの、
無理だった。
あいつを好きだという気持ちは、
どんな理由を並べたって
諦める事なんて出来なくて。

だから俺は決めたんだ。
諦めない事を。

そうしてあいつが
国に帰る事が決まった時、
約束をした。

一人前になって迎えに行くと。
だからおまえは姫として
シェーンバルトで頑張れって。

その後、俺はクラウスの部下となり、
軍で腕を磨き、5年の月日を経て、
シュタールと友好条約を結んでいる
シェーンバルトに、
大使とシェーンバルトの姫の
護衛隊長として赴く事に。

あの頃はまだ背も小さくて、
みんなにちび扱いされてたけど、
今ではすっかり体もでかくなって、
大剣だって扱えるようになった。

けど「俺を超えてみせろ
と言ったランベルトには、
多分剣技では今でも敵わない。
それでも5年かけて、
俺はやっと理解したんだ。
本当の強さってのは、
ただ力が強い事じゃなく、
信念の強さなんだって事に。

5年間ずっとおまえを想い続け、
約束を果たすという
信念を持ち続けた事で、
俺はそれを知る事ができたんだ。

-----

だからこれからは
おまえの剣となり盾となり、
一生守ると誓うから。
ずっと俺の傍に居てくれ。

2017年4月15日土曜日

宵夜森ノ姫

158本目の乙女ゲーム。
eterireさんのPSP用ソフト。

一度入ると出られないと噂され、
近づくものが居ない森、宵夜森。

ある日住んでいた村を
戦争で焼かれた主人公は、
必死に逃げ、
宵夜森に辿り着き倒れてしまう。

そんな彼女を助けてくれたのが、
宵夜森の奥にある屋敷に暮らす7人。

彼らは彼女の村を焼いた
シュタールと言う国の人間で、
その身に呪いを受け、
国を追放された者たちだった。

そんな彼らとの
不思議な共同生活の中、
彼女が辿り着く未来とは?


攻略キャラ
・クラウス(cv.前野智昭さん)
・ランベルト(cv.杉田智和さん)
・ハーロルト(cv.松岡禎丞さん)
・ルッツ(cv.岸尾だいすけさん)
・ミリヤム(cv.平川大輔さん)
・ウルリヒ(cv.岡本信彦さん)
・ユリアン(cv.宮田幸季さん)
・エーレンフリート(cv.鈴木千尋さん)

-----

クラウス
ハーロルト

※攻略した順番に記載させて頂いております。
 ☆はお気に入りキャラ。


-----☆★☆-----


クラウスの時には
そんなに相性良くない作品かな?
と思いましたが、
ハル攻略時には大好きになってました。

攻略キャラで、
ずいぶんと印象が変わる作品ですね。

クラウスや主人公の正体も、
ラスボスもそのままですが、
内容はキャラで全く違ったので、
全員攻略本する場合も
飽きずに出来そうです。

私も3人目に挑戦はしたのですが、
もう本当にハルが好きで。
ハルが気になって気になって
途中で断念してしまいました(笑)

でも、そこまで大好きになれる
キャラに出会えた事は、
大収穫でした。

効果音の入るシーンでは、
ボタンを押した後の反応が遅く、
せっかちなので気になりましたが、
その他のシステムは快適でした。

音楽も作品の雰囲気に合っていて
とても素敵でした。

シナリオの中で気になっていて、
わたしの見たルートでは
解決されてない部分は、
多分エーレンフリートルートで、
真相が明かされるのかなと思うので、
エーレンフリートは攻略した方が
いいキャラなんだと思います。
攻略出来てない私が言うのも何ですが(笑)

そう思いつつ、
分岐まで作ったのに、
ハルへの愛に妨げられて、
他のキャラが
攻略出来なくなってしまいましたが(笑)

そんな素敵なハルを生み出してくれた、
この作品に感謝です。
ありがとうございました。

-----

好きキャラ
1.ハーロルト
2.クラウス

-----

オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★★

2017年4月6日木曜日

Enkeltbillet/仲谷恵

松岡禎丞さん演じる
仲谷恵のネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


歌舞伎役者村川藤十郎の
息子として生まれた彼。
長男である彼は、
母の恵子のいち文字をもらい、
恵と名付けられ、
将来は父の跡を継ぐべく育てられた。

父と仲谷さんとの関係は、
親子というよりは師弟。
師匠である彼に稽古をつけてもらう毎日。

学校にもあまり通う事が出来ず、
友達も作れなかった。
そんな毎日に不満を感じていましたし、
そんな風にした父親に恨みを抱いていた。
殺したいとまで思った事もあった。

それでもなんとか歌舞伎の跡取りとしての
暮らしを続けていた。
所が中学の修学旅行の時に、
公演と重なった為、
修学旅行の不参加が決まった時、
彼は先生から聞いてしまった。

ずっと「特別」と言われて来た。
それは父が歌舞伎役者だからだと思っていた。
所が実際はそれだけの意味ではなかった。
父が彼が学校を休みがちでも
卒業出来るように
…と、
多額の寄付金を学校に払っていた
という事実を先生により知らされた彼。

それを聞いて愕然とした彼は、
もう我慢の限界で、
こんな家出て行ってやる!と心に決めた。

そうして彼は親に言われるまま
付属の高校に進むのではなく、
外部の高校を受験。
そうして高校生になった時、
とあるソファーとの出会いがきっかけで、
彼は家具職人になりたい!
自分にはこれしかない!と思った。
それからというもの、
留学の為に英語の勉強をして、
さらには留学する為に
大学受験をする為の勉強。
そうして努力の末に、無事に大学に合格、
その大学からアーベスタの
王立建築大学に留学する事が出来た。

村川藤十郎の息子として
特別扱いをするヤツらばかりの
あの国が嫌いだった。
そうしてその国の人間が嫌いだった。

自分は海外に出るのだからと
必死に英語をマスターしたのに、
喋れもしないくせに、
ツアーで海外に行く日本人なんて、
本当にムカつく材料でしかなった。

そんな時に知り合った彼女。
初めての海外でスーツケースはなくなるし、
バッグを盗まれ、
パスポートもなければお金もない。
挙句の果てには言葉も分からない。
そんな状況でパニックになっていた時に、
出会ってしまった二人。

英語もしゃべれないくせに
海外に来るから悪いんだ!


彼女の事もそんな風に切って捨てた彼。
所が、そんな彼の元に、父から連絡があり、
アーベスタに来るという。
それだけでも迷惑な話なのに、
彼の寮の部屋に泊まりたいと言う父。

そこで彼は考えた。
大スターの村川藤十郎が
決して泊まる事のないような、
潰れかけの寂れたホテルを
予約してやろう
…と。

ささやかな仕返し。

そうして選ばれたのが
ホテル・リュース。
あの日、冷たく突き放した
日本人の女の子が
お世話になっているなんて知らずに。

そうして再会した二人だったが、
よれば触れば喧嘩をする始末。
けれど、そんな風に
喧嘩をしあっているうちに、
いいたい事を遠慮せず言い合える関係は、
そう悪いものでもなく、
父が来た事でぐちゃぐちゃになってきた心の内を、
気付いたら彼女に打ち明けるまでに。

父が来た理由は
バラエティー番組の撮影の為
という名目だったが、
父の本当の目的は、彼と話す事だった。

そうして突然告げられた離婚の話。
だからどっちに行くか決めて欲しい
…と言う父に戸惑う彼。

そんな彼の話を彼女は勿論、
彼女の縁で知り合った
リュースの宿泊客たちも聞いてくれた。
中でも、境遇が近い、
アレックスとはいい友達に。

あの家が嫌いだった。
あの世界がイヤで飛び出した。
小さい頃から、
離婚してしまえばいいんだ!
…そうなんども思ってきた。
けれど、いざ離婚と言われると、
とても複雑な気分になってしまう。

そうして父は言う。
恵ちゃんの決断次第では、
二度と会えないと思って、
こうしてアーベスタまで来たんだ
…と。

そんな父に
オーディションのチラシを渡されて、
彼の心は揺れた。
エキストラのオーディションで、
もしもその気があるなら受けてみるといい。
それで村川の名前を出さずに
自力で登って来い
…と。

家具職人になりたいと思っていた。
それが自分の夢だと。
けれど、それは
逃げていただけなのかも知れない。
跡継ぎを弟に押し付けて、
父という大きすぎる存在から。

だから見ない振りをしていたものの、
本当は芝居が好きで、
役者として父に
認められたかったのかも知れない。

そうして日本に戻り、
役者として一から頑張って、
いつか父に認められる事を
目標に日本に帰る決意をした彼は、
彼女を見送った後、
オーディションの為、帰国。

父に勧められた
エキストラの役から始まり、
自分の力で少しずつ
役者としても認められるようになった。

彼女とは、いつか父に
認められたと思えた時に、
ニューヨークで再会しよう
…と約束。
その時まで彼女は英語を頑張って、
再会の時には英語で会話する
…と。

その約束の為に必死に頑張っていた彼。
けれどいつしか仕事に必死になりすぎて、
彼女の事がおざなりになってしまい。
気付いたらあの大切な約束は
色褪せようとしていた。

そんな時、主演映画を見たという
父から電話があり、
役者としてはまだまだだが、いい作品だった。
ラストシーンでは感動して泣いたよ
…と連絡が。

やっと認められた!と思った時、
無性に彼女に会いたくなった彼。
この日の為に、
5年間会いたいのに我慢して来たのだから。

そうして彼女に電話をしたものの、
ここ一年、忙しくて
ろくに連絡も出来なかったからか、
彼女のケータイの番号は変わっていて
繋がらない。

再会しようと約束して、
こんなに好きなのに、
俺はあいつの住所もなにも分からない。


途方にくれた彼は、
アーベスタで増島添乗員さんに貰った
名刺を思い出した。
困った事があったら、
ここに電話してください
」と。

思わずそこに電話をかけると、
案内の女性に電話番号を教えられた。
それは増島さんの番号で、
ご用件は彼女の事ですよね?」と。

そうして彼に
12月24日にニューヨークで」と、
彼女に伝えてくれ…と頼み、
ニューヨークに飛び立った彼。

辿り着いたニューヨーク。
けれど細かい場所を指定していなかった為、
彼女を見つける事が出来ず、
困っていた所に、彼のケータイに電話が。
相手はあの日再会を約束した彼女。

そうしてやっと再会を果たした二人。
彼女はあれから英語を必死に勉強して、
現在は増島の旅行会社で
通訳の仕事をしているんだとか。
彼の目覚ましい活躍に、
彼を諦める為、
最初に務めた会社を一年前に退社。
その時に電話番号も
変えてしまっていたんだとか。

一緒になって欲しい…という彼と共に、
またアーベスタのあのホテルに
二人で泊まりに行きたいね
と、
クリスマス・イブの
ニューヨークの街を歩く二人。

結婚して仕事がなくなるようなら、
俺もそれまでだったって事だ

と笑う彼。

今まで一つ一つ努力を積み重ねて
手に入れたものだから、
そんな事くらいでは
揺るがないという自信が感じられた。

有名俳優との結婚は
大変かもしれないけれど、
5年間も離れていても
同じ想いを抱き続けた二人だから、
きっとこれからも
幸せに暮らしていく事でしょう。


2017年4月5日水曜日

Enkeltbillet

短大卒業の年の夏。
既に内定を決めた彼女は、
同じ短大の友人と、
10日間かけて北欧を周遊する
クルージングツアーに参加する事に。

旅行好きの友人の提案で、
卒業旅行なら豪華に!と、
二人でアルバイトをして、
その日の為にお金も貯めて臨んだ、
彼女にとって人生初の海外旅行。
きっと楽しい旅行になる!と
期待していたのに…。

辿り着いたアーベスタの空港で
彼女を待ち構えていたのは、
様々な困難だった。

預けていたスーツケースがなくなり、
お財布やパスポートの入った鞄を盗まれ、
犯人を追いかけたお陰で
ツアーのみんなともはぐれ迷子に。

言葉も分からなければお金もない。
挙句の果ては迷子。

困り果てた彼女を、
助けてくれたカミラに連れられ
訪れたホテル・リュース。
そこでの出会いが彼女を
そしてそこで共に過ごした人々の人生を、
大きく変えて行事に。

-----

攻略キャラ
・仲谷恵(cv.松岡禎丞さん)
・クリス・アルバート(cv.高橋広樹さん)
・アレクサンダー・ニールセン(cv.細谷佳正さん)
・高階修平(cv.竹内良太さん)
・エミル・ハーマン(cv.川島得愛さん)
・増島健二(cv.保村真さん)

-----

アレクサンダー・ニールセン
仲谷恵

※攻略した順番に記載させて頂いてます。
 ☆はお気に入りキャラです。


-----☆★☆----------☆★☆-----


全体の感想のメモがなかったので、
記憶を遡り覚えている事を(笑)

イチカラムさんの作品なので、
「華ヤカ哉、我ガ一族」と同様のシステム。
ちびキャラでマップを移動して、
クエストを受けたり話をしたり出来ます。
ホテル内だけでなく、
アーベスタの街の中を移動出来るのですが、
ランクアップしていくと、
乗り物が手に入り、
最終的には自転車で楽々移動できたりと、
楽しみな要素も。
船に乗って島に行けるのも楽しかったです。

恋愛的な甘さはやや薄めかな?
それでも、一人の女性が、
旅行をキッカケに大きく変わっていくお話なので、
とても入り込めました。
彼女の経験や成長だけでなく、
攻略キャラの成長や、
またホテルの行く末など、
気になる要素が多くて、
夢中でプレイ出来ました。

システムに少し問題があるのか、
こまめにセーブを取らないと、
突然ゲームが止まってしまう現象が。
エラーだと思うのですが、
2017年4月の段階で公式サイトを確認した所、
その件に関しては特に何も書かれていないようです。
念のため、お友達にもプレイして貰いましたが、
同じ現象に見舞われたので、
良く起こるエラーのようです。

こまめにセーブをとり、そこから再開すると
先に進めたように記憶しているので、
夢中になっても、時々はセーブの事を
気にするようにしてみて下さい。

華ヤカ哉、我ガ一族とは、
全く設定は異なりますが、
イチカラムさんらしい作りなので、
華ヤカ哉、我ガ一族を楽しんだ方にはオススメです。
イチカラムさん好きな方は是非!


好きキャラランキング
 1.アレクサンダー
 2.仲谷恵


オススメ度:★★★★
個人的満足度:★★★★★

2017年3月21日火曜日

鏡界の白雪/墨府刺君

松岡禎丞さん演じる
墨府刺君のネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


アンタの代わりに、
この柘榴の花式図にキスをする。
アンタに会えない時も寂しくないように。

-----

諸事情により、
あまりに時間をかけ過ぎたのと、
一度失敗してやり直したので、
すっかり力を奪われた為、
ネタバレを箇条書きで。

手袋は、手首の傷を隠す為のもの。
痛みを感じたくて、今日こそは…と、
起きるたびに毎回左手首を噛み、
治らないうちにまた噛んで…を繰り返し、
傷が治らなくなり、
見て気持ちのいいものではないので、
手袋で隠している。

医師免許を持って彫り師をしている。
痛みを感じない自分が、
人の痛みを治す医者と言う仕事は
無理だと思ったから。

腕のいい彫り師で、予約は一ヶ月待ち。

痛みを感じることが出来ない自分は、
人間じゃないと思っていたのか、
彼女のお陰で痛みを得た時、
俺を人間にしてくれた…と思っていた。

彼女は、彼が人に与えた
全ての痛みを背負う代わりに、
彼に痛みを与えると言う、
鏡との取引に応じてしまった。

痛みを得た後は、
その痛みで生きていると
実感できるのが嬉しくて、
中毒みたいに痛みを求め、
夜な夜な繁華街で喧嘩を。

彼女が彼を恨んでいる
郷田と言う彫り師にさらわれた時、
助けに来て、自分が人に与えた痛みを、
彼女が肩代わりしていた事を知り、
自分が結果的に彼女を傷つけた事を悔いて、
郷田にいいようにやられてしまう。
それを左慈くんが通報し、
世裏さんが警察を
引き連れて来てくれた事で、
事なきをえる。

怪我でしばらくスタジオを
閉めていた彼は、
ケジメとして痛覚が戻った自分の、
傷のある左手首に彼女にちなみ、
柘榴の花式図を自分で彫る。

今までは手首を噛む事で
始まっていた1日。
けれど、これからは
柘榴の花式図にキスをして、
そうして1日を始める事にする決めた彼。

だって柘榴の花式図は
愛する彼女の代わりだから。

2017年3月19日日曜日

鏡界の白雪

166本目の乙女ゲーム。
オトメイトさんのPSVita用ソフト。

学芸員を目指している主人公は大学生で、
夏休みの課題の
レポートの為にと博物館へ。

鏡の展示を見た夜に、
彼女の部屋に
謎の手鏡がある事に気付く。
そしてその鏡からは、
鏡の精だと名乗る声が。

鏡の話によると、
最近出逢った人の中に
運命の相手が居て、
彼らの狂気は
鏡界の中に閉じ込められている。
そんな彼らを救えるのは、
彼女だけなんだとか。

果たして彼女は、
運命の相手を救う事が
出来るのでしょうか?

-----

攻略キャラ
 ・組島壊音(cv.杉山紀彰さん)
 ・心条無月(cv.杉田智和さん)
 ・混堂優等(cv.岸尾だいすけさん)
 ・墨府刺君(cv.松岡禎丞さん)
 ・欠屋左慈(cv.斉藤壮馬さん)
 ・善野世裏(cv.竹本英史さん)
 ・在間虚(cv.逢坂良太さん)
 ・王﨑眞記(cv.森川智之さん)

-----

欠屋左慈
墨府刺君
在間虚

※攻略した順番に記載させて頂いております。
 ☆はお気に入りキャラ。


-----☆★☆-----


絵がオシャレ過ぎて、
私には合わないかな?と思ったのですが、
プレイしているうちに、
世界観にもあっていて、
これはこれでいいかな?
と思えるようになりました。

鏡界の事も、
最初は何だろ?と思いましたが、
虚くんや眞記さんのルートでは、
あの世界の事も分かり、
素敵だなって思えました。

主人公もいい子で、
好感が持てました。

キャラはルート分岐の都合上、
会えないキャラもいましたが、
みんな個性的で面白かったです。

シナリオがとても良かったので、
もっと攻略できそうなのですが、
現在の体調の悪さも手伝い、
とにかく寝落ちが多くて(笑)
なかなか進められないのと、
虚くんが本当に良かったので、
彼をおいて他の人攻略しづらいので、
三人ですが終了とさせて頂きます。

三人ともとても素敵でした。
攻略させて頂いた
三人に順番をつけるなら、

1.虚くん
2.左慈くん
3.刺君さん

…という感じ。
素敵な作品をありがとうございました。
楽しかったです。


オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★★

2017年3月9日木曜日

悠久のティアブレイド/ロウ

松岡禎丞さん演じるロウのネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


覚えてる事を箇条書きで。

-----

3000年前の戦争の際に、
ネオスフィアに入り損ねた彼は、
脱出艇に乗せられるも
瓦礫の下敷きに。
スペースが狭い瓦礫の下で、
再生が出来なかったために、
眠りについていた。

彼女が捜索を諦めた地震により、
スペースが確保され、
ナノマシンにより再生された。

再生後は一人彼女を探し、
アルカディアと出会う。
記憶のオーバフローに
耐えられなくなり、
アルカディアと手を組み、
記憶のバックアップのために、
自分のクローンである
アタルヴァ達を生み出した。

彼女を探すために技術が必要で、
誰もいない地上の工場を直し、
擬似人類を作る。

彼らが文化を発達させるまで、
何度も何度も
新しい擬似人類を産み出し続けた。
擬似人類のシュド達には
神のような存在。

ネオスフィアで彼女と再会するも、
彼が求めていたのは過去の彼女で、
彼女と対消滅する事で、
アルカディアのサーバに
取り込まれようと考えていた。

アルカディアに裏切られ、
一度は分解されてしまうも、
彼女が過去の自分と融合し、
その力を使い彼を取り戻す。

更には封印中に
転換炉から得ていた
エネルギーを使い、
一度はアルカディアを閉じ込めた。

過去の自分との融合の際に、
現在の彼女は消えてしまった。

後に現在の彼女はエピローグの際に
地上で彼女の妹のように
暮らしてはいるものの、
その姿はクレイドル。
まだ現在の彼女の全てを
取り戻せていないけれど、
いつか元に戻す
…と二人で頑張っている様子。

一度は閉じ込めたアルカディアを
再び呼び出し、
騎士の武器を使い
転換炉を破壊する事で、
完全に封印させた。

アルカディアのメインフレームを
譲り受けたクレイドルが、
地上を管理するAIとして活躍。

彼は地上の人類の創始者として、
彼らを見守ることに。
そして彼女はそんな彼と共に。

記憶のオーバフローは、
彼らが忘れる機能を
装備する事で回避。

彼女がネオスフィアで
住んでいたあの家は、
エルザが特別に彼女のためにと
用意してくれたものだと言う事も、
このシナリオで分かる。

2017年3月8日水曜日

悠久のティアブレイド

175本目の乙女ゲーム。
オトメイトさんのPSVita用ソフト。

-----

汚染された地上、黒い雲に覆われた空。
大気汚染により、
人々は肺の病に侵されて死んでいく世界。

そんな世界のスラム街で
何でも屋をしているシュドは、
ある日突然自分の父親代わりだった人を
訪ねて来たアタルヴァという青年に
巻き込まれる形で
ネオスフィアというシェルターの中へ。

そんな風に突然シェルターの中に
現れた二人と出会った主人公は、
このネオスフィアの中で
もう3000年もの時間を
管理AIと共に過ごしていた。

管理AIがいるとはいえ、
実質一人ぼっちの彼女の3000年は、
代わり映えのしない毎日。
そんな彼女の毎日が、
突然の訪問者により一変。

更には彼らを追うかのように
現れた軍のゴーレム。
なぜか狙われるように
なってしまった彼女と、
彼女を守る訪問者の二人、
そしてティアブレイドと呼ばれる
人型兵器。

3000年も続いた
穏やかな日々が一変し、
彼女がたどり着く未来とは?

-----

攻略キャラ
 ・シュド(cv.石川界人さん)
 ・アタルヴァ(cv.寺島拓篤さん)
 ・ヤジュル(cv.近藤隆さん)
 ・ロウ(cv.松岡禎丞さん)
 ・クレイドル(cv.柿原徹也さん)

-----

シュド
アタルヴァ
ヤジュル
ロウ
クレイドル

※攻略した順番に記載させて頂いております。
 ☆はお気に入りキャラ。


-----☆★☆-----


凄く面白かったです。
ガンダムみたいなロボットが戦うって、
乙女ゲームでは珍しいと思うんです。
だからビックリされる方も
多いかと思いますが、
とてもおもしろいです。
そしてティアブレイド、カッコいいです!

シナリオもとても凝っていて。
環境の事とか、技術の発達の事とか、
なんか色々考えさせられました。

結構難しい部分もあり、
私は理解力が乏しいので、
一周目とかちゃんと
覚えられない所もありましたが、
周回を重ねるうちに、
普通に理解出来るようになりました。

立ち絵もスチルも綺麗でした。
音楽も世界観にあっていて良かったです。
声優さんもとても役にあっていて、
皆さんの演技、素晴らしかったです。

サブにも素敵な声優さんが
演じられていて、
どのキャラもとても素敵でした。
カーマインさんとか攻略したかったです(笑)

みんな素敵で大好きなのですが、
シュドが本当に大好きで。
そんな
シュドに出会えた事が
一番の収穫だったと思います(笑)


好きキャラランキング
 1.シュド
 2.クレイドル
 3.ヤジュル
 4.ロウ
 5.アタルヴァ


オススメ度:★★★★★
個人的満足度:★★★★★