2017年2月20日月曜日

マジきゅんっ!ルネッサンス/墨ノ宮葵

KENNさん演じる墨ノ宮葵の感想です。


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僕の世界はあの部屋が全てだった。
ただ理想の書を追い求め、
只管書き続けた。

それでも辿り着けなかった理想への道は、
キミが教えてくれた。

キミに出会えたから、
僕は変わる事が出来たんだ。

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書道の天才の彼は、
いつも葵部の部屋に籠って文字を書いていた。

その才能ゆえに、
自習として認められてはいたものの、
2年になった今、
いつまでもそれを続ける事は
難しくなっていた。

そこで担任が苦肉の策として、
彼を星ノ森サマーフェスタの実行委員に。

けれど、普段教室に来る事もなければ、
寮にも滅多に戻らない彼が、
実行委員に集まりに顔を出す事もなくて。

そこで編入生の彼女に白羽の矢が。

彼女の頑張りで、実行委員として
顔を出すようになった彼は、
彼女とアンサンブルを組むことになり、
毎日彼女に連れられて教室へ。

彼を無事にこの学園に残す為に、
授業に連れて来て欲しいと
先生に頼まれていたから。
そうして毎日彼を葵部に迎えに行っては、
授業へと連れて行く彼女。
そうして居るうちに、
彼は研修旅行にも参加出来るようになり、
クラスのみんなとも打ち解けるように。

実行委員全員とのアートセッションも、
彼女とのアンサンブルも成功させた。

彼女のお陰で世界を広げた彼は、
元々の優しさを見せるようになり、
祖母に言われた通り、
想いを言葉で伝えられるように。

幼い頃、家の命令で
彼とは友達で居られないと
帝歌に告げられた時も、
彼の辛そうな顔を見て、
「分かった」とだけ答えた事から、
二人の距離は遠くなってしまった。

けれど、彼女との出会いが彼を変えた事から、
帝歌にもその時の本当の気持ちを伝えられ、
また友人として付き合えるように。

そしてサマーフェスタでの
活躍が認められた彼に、
留学の話も持ち上がったが、
彼女が居る事で、
自分の書が少しずつ
理想に近づいて居るのを感じて居た彼は、
留学の話を断った。

その後、彼女と共に、
アルティスタプリンスとプリンセスを
目指すことに。

そんな目標を掲げた直後、
彼女の能力が開花し、
その力が強過ぎて、
彼女の体を蝕んでしまう事が判明。
校長からは退学を進められてしまう。

そんな彼女の心に寄り添い、

キミが大切だから、
辛い様子を見たくはないし、
いつも幸せで居てほしい。
でも、キミはプリンセスになりたいんだろう?
なら諦める事はない。
辛い時は僕が支えるから。

そう言って彼女の決意の後押しをし、
彼女は学園に残り、
魔法芸術の腕を磨く事に。

互いに支え合い、高め合う中、
無事に招待状が届き、
二人でプリンセスとプリンセスに
選ばれた。

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理想の文字を書くために、
欠けていた何か、足りなかった何か。
それを教えてくれたのはキミだった。

キミのことは僕が支えるから、
だからお願い。
これからも側にいて。

2017年2月18日土曜日

7'sCarlet/真相/ハナテ

緑川光さん演じるハナテと真相の感想です。


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だとしたらあの子と言う存在はなんなのだろう?
狩られるだけにあるというのか?

ただ長い時間を生きて
…いや、過ごして来た彼にとって、
彼女との出会いは特別なものだった。

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死神。
そう名乗った彼は屍者で、
もう長い年月を過ごして居た。

人の中には時に特別な魂を持つものが居て、
色素の薄い、写真に赤目で写る人は要注意。
あなたの魂は特別で、
屍者にとっては「エサ」となるから。

彼もその昔、
そのエサと呼ばれる人を狩った事から、
乾きから解放され、
もうどれくらいの月日が流れたのかも
分からない程の長い時間を過ごして居た。

だから、梅雨が明けて、
赤い紫姓草を見つけると、
狩るものと狩られるものを見物し、
それを唯一の楽しみとして居た。
そう、あの夏までは。

屍者の目に写るモノクロの世界の中で、
アルビノと呼ばれる色素の薄い彼女は、
キラキラと輝いて見える。
まるで屍者に自分が獲物であると
知らせるかのように。

そんな彼女が新しく訪れた屍者に狙われた時、
彼の胸はドクンドクン音を立てた。

あの子を助けなければ。

なぜだかそう思い、
衝動的に彼女に近づき、
更にはお節介に危険から身を守る
アドバイスまでしてしまった。

長い時の中で、
目立たずにひっそりと周りに溶け込むすべを
身につけて居たはずなのに。
彼女が絡むと放って置けなくなってしまった彼。

結局何度も危ない目にあう彼女を助け、
最終的には、
屍者ばかりでなく、
当時高校生だった月読に川へと突き落とされ、
殺されそうになった彼女を助けた時、
彼はあの街を離れた。
彼女を助け、共に生きようと。

長い時間の中、
人の記憶の曖昧さを利用し、
その記憶に入り込むすべを身につけて居た彼は、
五年も経つ頃には彼女の兄になって居た。
両親はもちろん、彼女も、
そして周りの人間全てが、
なんの違和感も持たずにそう認めるほどに。

そうして彼女を守りながら、
自分が満たされている事を感じた。
イワナガヒメの呪いでただ長い時を過ごし、
いつ終わるとも知れない時間の中で、
初めて知った幸福。

けれどある時彼は自分が弱っているのを感じ、
彼女の幼馴染のヒノを呼び出し、
自分は少しここを離れるから、
必ず彼女を守るようにと託した。
また戻るつもりだった。

けれど、長く奥音里を離れて居た彼は、
幸せに浸かり感覚が鈍って居たのだろう。
紫姓草の咲く谷で、
アッサリと屍葬組の餌食に。

捕らえられた彼は、
一年にも及ぶ拷問を受けたが、
途方もなく長い時間を過ごしている彼は、
人間には計り知れない程の
苦しみや悲しみを知っているから、
彼らの拷問など、どうと言う事もない。

けれど、彼の世話をして居た屍葬組のものから、
アルビノと言う言葉と彼女の名を聞いた時、
彼はまた胸のざわつきを覚えた。

ここは彼女にとっては危険な場所。
何としても助けなければ。
何としても守らなければ。

だから彼は軟禁された牢を脱出し、
彼女とコンタクトを取るべく風厘館へ。
そうしてこっそり置いた手紙は、
無事に彼女に届き、再会を果たした。

所が、当時から彼女を狙って居た月読が、
屍者となり、ここで彼女を狙って居た。

そうして彼は決意した。
紫姓草は自分と一心同体。
あの花が枯れたら、自分の命も尽きる。
すなわち、紫姓草がなくなれば、
自分も他の屍者も居なくなり、
恐らくその後屍者が蘇る事もないだろう。

彼女の事は愛おしくてたまらない。
ずっとそばに居たいし、
何があっても守りたい。
たとえそれが
自らの命を犠牲にすることだとしても。

だから、月読ともみ合って居た時に、
彼女に花を燃やせと頼んだのに、
彼女は出来ないと、
その願いを聞き届けてはくれなかった。

お兄ちゃんと一緒に居たい。
離れたくないと。

けれど、この花がある限り、
彼女は命ある限りエサとして生きる事になる。
だから守りたかった。

その時、泣いている彼女の背後から、
ヒノが現れた。
彼はヒノに花を燃やすよう頼んだ。
ヒノは彼の気持ちを汲み、
彼女に変わり紫姓草の花へとマッチを投げた。

花が燃えると同時に、
月読は紫の花びらと消え、
炎の中、彼だけが残る。

そうして彼は彼女への想いを告げて、
キスをした。
どうかここを出て生きて欲しいと。
想いは全てヒノに託したから。

ヒノもまた、彼の想いを受け取り、
谷から彼女を連れ出した。

忘れない、お兄ちゃんの事を絶対に。

彼が消滅すると同時に、
恐らく彼女の中から彼の記憶は消えてしまう。
そう知っている彼女は、
それでも忘れないと告げて、
愛しい人と別れた。

その後、自警団に保護される二人は、
今までの出来事を全て忘れ、
自分たちは山で迷ったと思って居た。

けれど、彼女は涙が止まらなかった。
何かはわからない。
けれどひどく大切なものを亡くしたと、
そんな消失感から。
兄の記憶を失った彼女は、
心に穴が空いたように感じながらも、
日常に戻った。

両親は相変わらず海外で、
家には彼女一人。
誰も居ないリビングに「行ってきます」
と告げると、「行ってらっしゃい」の声が。

誰も居ないリビング。
知らない声。
でも、なんだかとても懐かしい。

季節は夏。
庭には幼い頃に奥音里で
ソウスケに貰った紫の花、紫姓草が
一輪咲いて居た。

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紫姓草の咲く場所に、
特別な想いを残した屍者が蘇る。
愛する彼女の元に、
またいつか戻れる時が来るのかも知れない。
あの花がそこにあるのだから。

2017年2月17日金曜日

7'sCarlet/真相/櫛奈雫トア

森久保祥太郎さん演じる櫛奈雫トアの真相の感想です。


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ぼくは君に貰った勇気でここまで生きてこれた。
あれが始まりだとしたら、
きみで終わりにして欲しいんだ。

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俺は女しか殺さないんだ。

捕まった月読は確かにそう言った。
けれど事件は三件。
月読の供述が真実だとすれば、
ケイスケの父を殺したもう一人の屍者が居る。
それも風厘館の中に。

誰が犯人か?
みんなで集まり、ユキをリーダーとして
人狼ゲームのような事を始めた時、
ユアが自分が屍者だと名乗りをあげた。

けれど、ユアが犯人では違和感が残る。
そうしてユヅキは自らの腕をナイフで刺した。
屍者であるならば、
生者の血に反応するからと。

読み通り屍者は反応を示した。
それが彼、櫛奈雫トアだった。

彼は故郷でのライブを楽しみにして居たから。
だから、この奥音里に来る途中、
街への入り口の橋で運転を誤り事故に遭ったのに、
気づいたら紫の花に囲まれて居た。

応援してくれたファンに、
何かを返したいと言う、
彼からファンへの想いの強さが、
彼を屍者として蘇らせた。

そうして風厘館にチェックインした彼は、
禁忌倶楽部のメンバーが顔を合わせた夜、
風厘館裏の河原でユアに打ち明けた。
自分が屍者である事を。

ユアは彼の双子の姉だったから。

当然殺人衝動はある。
それでもそんな事をしたら、
自分の中の何かが壊れてしまうと、
彼はそれを押さえ込んで居た。
そうして明日はライブの日。
もう蘇って一週間になる。
ここまで人を殺さずに存在出来た事は
不可能に近い。
彼自身も空腹に苦しみ限界を感じて居た。

それでも彼女が居てくれたから。
彼女を抱きしめることで、
僅かながら乾きが癒される気がした。

12年前、神社で
彼の歌を喜んで聞いてくれたあの時から、
彼女だけが彼の心の支えだった。
そして今も、彼女の存在が、
彼を彼としてここに留まらせている。

そんな彼の話を聞いて、
禁忌倶楽部のメンバーたちは、
彼があるべき場所に還るためにと、
協力することに。

一連の事件でライブを中止する話になったのも、
ユキの策により、
一曲だけ集まったファンのために
聴かせると言うことで、
なんとか了承が得られた。

けれど、会場に着いたら、
バンドを担当してくれるスタッフが居ない。
事務所の社長の命令で、
みんな帰ってしまったのだ。

だから、彼は急遽アカペラで歌うことに。
歌う曲はスターリー。
今の彼が存在できる奇跡が、
そのまま綴られたような歌詞の曲。

それを彼はファンと、
何より愛する彼女のために熱唱した。

間奏部分にたどり着くと、
彼の元ピアニストのマネージャーが、
彼の歌に合わせてピアノの伴奏を始めた。
美しい慈愛に満ちた旋律に、
彼は歌の続きを乗せた。

そうして一曲が終わったその時、
彼は紫色に光り輝き、
花びらのように消え始めた。

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ありがとう。

ファンのみんなへの感謝を残し。

ありがとう。
きみに会えてよかった。

愛する彼女への感謝を残し。

2017年2月16日木曜日

7'sCarlet/叢雲ユヅキ

三木眞一郎さん演じる叢雲ユヅキの感想です。


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屍者をあるべき場所に還す。
それが本当の屍葬組のあり方なんだ。

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彼の父は街を牛耳る叢雲家の当主。
この奥音里では、梅雨が終わると、
伝説の通り屍者が蘇る。
蘇った屍者は、生者の命を奪い続けなければ、
この世に存在することが出来ない。
だから、叢雲家は表向きは自警団である
屍葬組を組織した。

屍葬組の仕事は死者の駆除。
屍者は塩をかけて火で燃やすと、
紫姓草の花の様に、
紫色の花びらとして散ってしまう。

その時、必ずと言っていいほど、
屍者は断末魔を上げる。
それは消える苦しみなのか?
消えてしまう悲しみなのか?

彼はそんな事を考えていた。

幼い頃から、街を守る為だと
屍葬組の頭を継ぐべく
英才教育を施された彼。

だから、それが正しくて、
それは自分の義務だと思っていた。

なのに、彼の屍葬組デビューの時に
出会った屍者により、
彼のその概念は覆された。

出会った屍者は烏丸さんの妻ツヅリ。
彼女は自分の夫の小説家デビューの直前に
命を落とし、
どうしても夫に「おめでとう」が伝えたくて
屍者として蘇った。

屍者は人を喰らう化け物。
そんな風に言われていたのに、
彼女は違っていた。

殺人衝動は体の中にあるものの、
理性で押さえ込んで、
愛する人に言葉を伝えたら、
そのまま消えたい。

そう彼に訴えた。
彼は最初こそそんなはずはないと、
聞く耳を持たなかったが、
彼女と話すうちに、彼女を信じてみたくなった。

そうして小銭がなくて
電話が出来ずに困っていた彼女に、
小銭を渡し、夫と話をする機会を。

彼女は彼に死んだ事を詫び、
自分のぶんも強く生きて
幸せになって欲しいと伝え、
最後に「おめでとう」と告げた。

けれど、そこで他の屍葬組のメンバーに見つかり、
彼が守ろうとはしたものの、
彼女は結局自分の意思で消える前に、
屍葬組により駆除されてしまった。

だから彼はまちがっていると思った。
彼女なら、言葉通り、
思いを告げたらあるべき場所に
自ら還ったはずだから。

そうして彼は屍者が蘇る理由、
そんな屍者を還す方法を考えるように。

そんな彼の思想を快く思わなかった彼の父。
その父により、彼は屍葬組の頭から、
一番下っ端にまで格下げされた。

それでも彼は考えていた。
蘇る屍者達を還す事は出来ないかと。

一人きりで抱え込んでいた彼の元へ、
兄を探しにやってきた主人公。
彼は彼女と出会った時に直感していた。
この出会いが全てを変えてしまうと。
そして、それが怖かった。

だから、彼女を遠ざけようとしていたのに、
どんどん近くなる彼女との距離に、
抗えないものを感じていた。
そうして気づくと彼女を大切に思うように。
彼女のお陰で、
彼を恨んでいた烏丸とも和解し、
彼のお陰で妻の言葉を聞けた事と、
妻の望むとおり強く生きる気持ちになれた烏丸は、
恩返しとして、彼のピンチを助けてくれた。

今年の屍者は風厘館に宿泊していた月読で、
彼を狩る時に不慣れなソウスケがミスをし、
そのために彼女が危なくなった時、
烏丸が現れ力を貸してくれたのだった。

そうして烏丸の協力により、
無事に月読を駆除。
その後、彼に感謝を述べて、
烏丸は街を去って行った。

月読が蘇った理由は、人を殺したいから。

出来れば屍者の意思を汲んで、
彼らが狩られる事なく還れるようにしたかった。
けれど、月読だけは例外として、
駆除され紫の花びらとして消えて行った。

消えた月読の荷物から、
彼女の兄の手帳が発見された事から、
彼女の兄は既に亡くなっていると推測された。

どこかで覚悟はしていたものの、
兄の死を知り、穴が空いた気分になる彼女。
けれどもう1人ではない。
命をかけて守ってくれる人が居るから。

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おまえの心に空いた穴は、
俺がそばで少しずつ埋めてやるから。
だからずっと俺のそばに居てくれないか?

2017年2月15日水曜日

7'sCarlet/櫛奈雫トア

森久保祥太郎さん演じる櫛奈雫トアの感想です。


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ぼくはずっと、長い間ずーっと、
きみに恋をしているんだ。
これは12年も前からの恋の病。

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彼には両親がなく、祖父母に育てられた。
2人はとても優しくて、
その頃の奥音里は温泉街として栄え、
彼の祖父母も温泉宿を営んでいた。

所がとある温泉宿で
死亡事故が起きた事を境に、
街は一変してしまった。

元々街を牛耳っていた叢雲家は、
街によそ者が入る事を嫌っていた。
だから、死亡事故が起きた事に乗じて、
街の温泉を廃れさた。

そうして全ての旅館を取り壊し、
最終的には叢雲家が風厘館と言うホテルを作り、
よそ者をそこで管理すると言う今の体制に。

温泉街が錆びれてしまった時、
彼は町おこしのために、
温泉街の人を元気にするためにと、
奥音里パンダを生み出し、
ネットなどで広げようと試みるも失敗。
結局彼の努力は実らないまま、
現在の閉鎖的な街になってしまった。

温泉宿を畳んでからの彼の家は、
子供の彼が見ても苦しい状況で、
学校ではイジメられるし、
家は叢雲家のお陰でそんな状態だしと、
彼の少年期はとても辛いものとなった。

そんな時、姉が
メガネを外したら可愛い顔をしてるからと、
彼の写真を芸能事務所に送った所、
トントン拍子にデビューが決まり、
彼は国民的アイドルグループ、
アークゼロのメンバーのエイトとして
生まれかわった。

元々いじめられっ子の彼に友達はなく、
1人神社で過ごしては、
ぼんやりして見たり歌を歌ったり。

そこに同じ年頃の女の子が現れ、
彼の歌を聞いてとても褒めてくれたのです。

今まで何をしても笑われ、
何をしてもイジメられてばかりの彼にとって、
彼女の喜ぶ顔は何よりのものだったから。

あの日、彼女に歌う事、
人に歌を聴かせることの素晴らしさを
教えられて居たから、
アイドルのエイトが居たのかも知れない。

その時にあげた瑠璃色のビー玉。
彼女は大学生になった今も、
それをどうやって手に入れたかは
思い出せないものの、
とても大切にもっていたのです。

ずっと12年間恋い焦がれた彼女との再会。
それは奥音里禁忌倶楽部のオフ会だった。

彼はエイトとしての顔を隠し、
トアとしてそのオフ会に参加。
オフ会と同時進行で、奥音里で行われる
ソロライブの準備に当たって居た。
その素性を隠したまま。

ライブは彼が言い出した。
悲しい思い出ばかりの故郷。
それでもこの街が好きだから、
逃げるように都会でアイドルになって自分が、
ここてわ過去と向き合って乗り越えて、
これからソロとして活躍するためのけじめ。

所が、奥音里では、
立て続きに転落事故が二件も起こり、
更には3件目の事件は
ハッキリと殺人と認定され、
エイトやスタッフの安全、
集まるファンの安全を考慮し中止の騒ぎに。

それでも、彼がマネージャーに頼み込み、
明日がライブだったから、
もう少し待って犯人が逮捕されたら…と、
条件付きでギリギリまで待ってもらう事に。

その後、彼女が犯人と思しき男に襲われ、
そこを彼が助け、
自警団に追われた犯人は、
捕らえるには至らなかったものの、
谷へと追い詰めた後、行方不明に。

それでもライブは
条件を満たして居ないと中止に。

そうして禁忌倶楽部は解散し、
彼も彼女も奥音里を後にする事に。

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これは運命だから。
ここで別れてもまたきみに会えるよ。
どこにいたって、必ずきみを見つけるから。

2017年2月14日火曜日

7'sCarlet/甘梨イソラ

柿原徹也さん演じる甘梨イソラの感想です。


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お帰りなさい、僕のお姫様

幼い頃、彼女は奥音里に居た。
昔の記憶が曖昧な彼女は、
そんな事は忘れてしまっている。
けれど、彼は決して忘れなかった。

だって、あの夏に彼は恋に落ちたのだから。
料理と彼女への永遠の想い。

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それはまだ彼が幼かった頃、
彼の誕生日を祝うためにと、
両親と共にフレンチを食べに行った。
父と母と、フルコースを
「美味しいね」と言いながら、
とても幸せな時間を過ごした彼。

だから、コースの終わりが近づくにつれ、
寂しくなってしまった。
こんな素敵な時間はもう終わるんだ…と。

一通り食事を終え、
夢が終わってしまった気分になった彼。
けれどその彼の目の前に、
色鮮やかなスイーツが現れた。

まだ夢は終わって居なかった。
美味しかった記憶も、幸せだった記憶も、
食事の最後を花火みたに彩るスイーツにより、
更に素敵な物に変わった。

凄い、これが夢の続きなんだ。

そうしてパティシエに憧れた彼。
でも、そこでは多分まだ憧れで、
本気でパティシエを目指すキッカケをくれたのは、
とある女の子との出会い。

彼女はこの街の人ではなくて、
夏の間両親が海外に行くために、
奥音里に預けられて居た。

ある日、彼はチョコドーナツを作ったものの、
母は忙しくそれを持て余して居た。
そんな所に現れた彼女。
匂いに釣られ、彼の家の庭へとやって来て、
彼のドーナツを食べて喜んでくれた。
彼にとって、初めてのお客さん。

夏の間しか居ないと言うその子に、
彼は色々なスイーツを食べさせたくて。
毎日違ったものを用意しては、
彼女を待つように。

そうして彼女は、
いつも大喜びでそれを平らげて居た。

そんなある日、
彼は彼女のためにタルトを作った。
イチゴが大好きだと言う彼女は、
イチゴタルトに大喜びで。
嬉しそうに頬張ったものの、
突然それを吐き出して苦しみ始めた。

彼はまだ幼くて気づかなかったけれど、
タルトに使ったイチゴは腐って居て。
それが原因で苦しんだ彼女。

自分のしたことに
ひどくショックを受けて居た彼の元に
元気になったら彼女が現れ、

この前はせっかく作ってくれたのに、
吐いたりしてごめんね。
また作ってくれる?

…と信じられない事を口にした彼女。

病院に行くほど大変な思いをしたのに、
彼のスイーツをまた食べたいと言ってくれた。

パティシエになろう。
彼女を喜ばせる美味しいスイーツを作ろう。

その時彼は決意したのです。

そうして奥音里禁忌倶楽部で再会したものの、
幼い頃の記憶が曖昧な彼女は、
彼の事を覚えて居ない。

それでも彼は彼女だと確信して居たから、
彼女に降りかかる危険から
必死に彼女を守ってくれた。

監禁と言う極端な手段に、
一度は彼を疑いそうになった彼女も、
献身的にお世話をしてくれる彼を信じて居た。
そうまでして守って居たのに。
ラー油がないことに気づいた彼が、
あの部屋から出て鍵を掛け忘れてしまった時、
彼女に傷を負わせた犯人が現れた。

事前に上で気絶させられていた彼だったが、
必死に彼女を助けに来て、
自らの腕と手を犠牲にして彼女を守った。

犯人ともみ合う中、
蝋燭が倒れ、監禁に使われていた部屋が燃え、
犯人との戦いで酷い傷を負った彼は、
炎の中で気を失い、
彼女が必死に彼を連れて外へ。

二人は無事保護され、
焼け跡からは犯人と思われる遺体が。
警察のデータベースにはない為、
焼死体の身元は分からないまま。

でも、二人とも助かった。
彼の手も神経に問題は無く、
これからも美味しい料理を作れる事に。

何が食べたい?と尋ねる彼に、
イチゴを克服したいから、
イチゴタルトがいい…と応えた彼女。

彼女のイチゴ嫌いは
自分のせいだと思って居た彼は、
その言葉に救われたのかも知れない。

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お姫様のご希望とあらば、
とびきりのものをご用意致しましょう。
だって君は、
あの頃からずっと、
僕の僕だけのお姫様だから。

2017年2月13日月曜日

神々の悪戯/アヌビス・マアト

梶裕貴さん演じるアヌビスの感想です。


-----☆★☆-----



アヌビス、最近、夜遅い。
知りたい事、沢山あるから。

大好きだから、大切だから、
彼女に気持ちを伝えたい。
彼女が話すその言葉で、
アヌビスも「愛してる」と。

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エジプト神話の冥府の神であるアヌビス。
彼は死んだ魂が
転生するのにふさわしいか否か、
それを調べる事が仕事。

魂を調べれば、その人がいい事をしていたか、
悪いことをしていたかを知る事が出来る。

そうして彼は知ってしまった。
人は人を裏切り、だまし、
殺しあう生き物だという事を。
なのに、平気で彼に嘘をつく。
ただ転生したいがために。

だから人が苦手だった。
嘘ばかりつく彼らが怖かった。
信じられなかった。
互いに殺し合う彼らだから。

そんな彼が人を理解するためにと、
箱庭に連れて来られたものの、
警戒心の強さから、
教室への登校も叶わない。
寮に住む事もなく、
図書室でトトと共に過ごしていた彼。

けれど学園内を自由に動き回る彼は、
ある日彼女にその姿を見られてしまった。

俊敏な彼の動きを
しっかりとは捉えられなかったものの、
物音がして白いものが横切ったと話す彼女に、
学園の神たちは、
「学校の怪談」だと盛り上がり、
正体を突き止める事に。

そうして彼女と出会ったアヌビス。

出会いは森の中。
野生の犬が他の動物に襲われて
倒れていたのを見つけた時。
冥府の神であるアヌビスは、
苦しんでいるその犬を助けたかった。
殺して転生させてあげようと思った。

なのに彼女がそれを止めた。
まだ生きているのに殺すなんてヒドイと。

死は怖いものじゃないのに。
ただ転生するために必要な事なのに。


彼には彼女の言う事が理解出来なかったし、
人間なんてそもそも信じられなかった。
だから人の言葉の話せない彼だけれど、
精一杯に威嚇した。

そこにトトが現れて、
彼女と共に犬を助ける事になった彼。

治療の甲斐あり、犬は元気になり、
学園の中庭で飼われる事に。
元気になる前に外に出して、
また怪我をしないように。

そうして「カー」「バラバラ」
しか話せないアヌビスのためにと、
彼女と神様たちが
犬の名前をアヌビスも呼べるようにと、
「カー」と名づけてくれた。
そうしてアヌビスとカーのお世話始まった。

ずっと登校しなかった彼も、
カーのお世話にために、
登校するように。

そうして共に世話をする彼女とも、
次第に打ち解けるようになったある日、
カーと彼女と三人で遊んでいて転んだ彼に、
彼女が手を差し出すから、
「ありがとう」と言ったアヌビスの言葉が、
初めて彼女に言葉として伝わったのです。

そう、彼は人と同じ言葉を話す事は出来ない。
けれど、彼と理解し合う事が出来た者は、
彼の言葉を理解出来るようになるのです。

そうして怪我が完治して
カーを野生に戻そうとしたものの、
アヌビスとすっかり仲良しになったカーは、
そのまま学園に残る事に。

けれど、ある日そんなカーが居なくなり、
二人で探した所、出会いの森見つかったカーは
変わり果てた姿に。

おそらくそれははじめから持っていた病。
犬は死期を悟り、
飼い主にその姿を見せないというように、
カーもまた学園を離れ、一人死んでいった。

そんな突然のカーとのお別れに
耐えられないアヌビスは、
声を張り上げて彼女に当たり散らした。

だって、助けようって彼女が言ったから。
本当は病気で辛かったかもしれないのに、
勝手に助けたいと言い出して、
無理に頑張らせて。
そうして結局死なせてしまったんだから。

そんな彼に、
彼女はそれでも助けた事は後悔してないし、
カーに出会えて良かったという。

また神様たちも、葬儀をしてくれて、
それぞれカーに感謝の言葉を述べた。
会えて良かった、
君が居てくれた時間は楽しかった。
素敵な時間をありがとう…と。

カーは死んでしまったけれど、
過ごした時間は短ったけれど、
ここで生きて、みんなに愛されていた。
死んでしまった今も、
こうしてみんなの心に残る程に。

その事に気づいた彼は、
彼女の助けようという言葉が
間違っていなかったと、
そのお陰で、
自分もカーとの素敵な時間を過ごせたんだと、
気づく事が出来た。
やっぱり違う。
彼女はアヌビスの知っている人間とは
全然違う。


そう思った彼は、彼女と共に教室に行き、
以来、みんなと共に授業を受けるように。

お昼には神様みんなが机をくっつけて、
様々な情報交換をして、
アヌビスに知識を分けてくれる。
そんな風に、
箱庭に呼ばれたみんなが協力して、
卒業を目指す日々。

そんな時、彼はトトに教えてもらった。
森の奥にある果実の事を。

その実を見つけて大切な人に食べさせると、
二人はずっと一緒にいられるんだとか。

彼女が好きだったから。
だから一緒にいたいと願った。
そうして彼はその実を探す事に。

そして更に、彼女が好きだから、
大切だから、愛する彼女と同じ言葉で、
この気持を伝えるためと、
夜遅くまでトトと言葉の勉強をした。

そんな彼が
森に実を探しに出た所を見かけた彼女は、
気になって後を追いかける。
そうして彼が実を手にする直前に、
思わず応援の言葉を掛けてしまい、
二人で実を発見。
その実を彼女に食べてほしいという彼と、
二人が一緒にいられる実ならば、
二人で食べようと、
共に真っ赤のその実をかじると、
突如実が黄金に輝いた。

それはまるで
エデンの園の禁断の果実のように。
そうして黄金の実をかじった彼に、
愛してる」と、だから一緒に居てほしいと、
自分と同じ言葉で伝えられた彼女は、
自分も同じ気持だと告げた。

そうして互いの思いを交わした時、
アヌビスの枷がハズレ、神の姿に。

その後、彼と共に飛んで学園に戻った二人。
ところが、最初はアヌビスに
手を引かれて飛んでいた彼女だったが、
気づいたら自力で空を飛んでいた。

その実は人を神にする禁断の果実。
アヌビスの願いを叶えるために、
トトが特別に教えてくれたもの。

そうして神となった彼女は、
これから先もずっとずっと、
愛するアヌビスの傍で、
共に支えあいながら生きて行ける事に。