吉野裕行さん演じる
仁藤恵大のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
俺がキミの父を死に追いやったんだ。
-----
ヨーロッパでの吸血狼狩り。
その後遺症なのか、
夜眠ると殺してきた吸血狼が現れ、
それが恐ろしくて
眠れなくなってしまった彼。
だから良く眠れるようにと
協力から支給された薬は、
彼を洗脳するものだった。
一度は辞めたいと願ったものの、
薬漬けにされ、辞められず、
ただ命令通りに任務を遂行する操り人形。
お酒に溺れ、
徹夜でネットゲームに興じていたのも、
全ては眠るのが怖かったから。
けれど彼女と出会い、
そこに安らぎを見出してからは、
協力から支給された薬を飲まずにも
いられるようになった。
そんな彼が、
渚に彼女が吸血狼の話をしているのを見て、
教会の地下の吸血狼を切り刻み、
そこに現れた彼女に、
吸血狼のふりをして見せた。
だって、吸血狼ではないけれど、
彼女の父を
死なせてしまったのは自分だから。
薬で洗脳状態だったとは言え、
協力の秘密を知った彼女の父を
殺したのだから。
そう、協力は皆に内緒で
ハンター内に何人も吸血狼を混ぜている。
知能が高く身体能力も高い彼らの、
その力を買ったから。
その事に気付いてしまった彼女の父は、
その秘密を外に漏らそうとした為消された。
協力によって。
そうして吸血狼のふりをして、
父を殺した事を話す彼だったが、
彼女は気付いてしまった。
吸血狼だと彼が嘘をついていると。
そうして彼から聞かされた
父の死の真相。
そしてそれを知った彼女も、
協力に狙われる事に。
だから、二人きりで
生きていこうと言う彼女。
ハンターを辞めて、
ただ一人の吸血狼と関係のない人間として。
そうしてハンターを辞めた二人は、
五年後ある田舎の教会で働いていた。
司祭として、村の人々の支えとなる彼と、
それを支える彼女。
そんな生活の中、彼は夢を持った。
いつかこの教会で
彼女と式を挙げたいと言う夢を。
-----
今は司祭だから。
俺は神に仕えなければならないけど、
司祭の仕事の合間に勉強をしていて、
資格を取ろうと思ってる。
資格を取れて、無事に後任が決まって、
それがいつになるかは分からないけれど、
その時はこの教会で
キミと結婚式を挙げたいんだ。
だから、待たせてしまうけど、
それまで側にいてくれないか?
2017年4月25日火曜日
2017年4月24日月曜日
Vamwolf Cross/仁藤恵大/BEYOND
吉野裕行さん演じる
仁藤恵大のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
吸血狼同士の恋愛なら、
なんの障害もないだろ?
-----
国際ボランティアに参加しよう。
けど、どうせなら
人のやらない事がやりたい。
きっかけはそんな気持ちだった。
そうしてヨーロッパでの
城の修繕作業のボランティアに参加。
日は浅いがいい仲間に囲まれ、
ボランティア活動に勤しむある日、
その城が吸血狼に襲われ、
彼以外の全員が殺された。
悪かった頃、
ナイフを使って喧嘩をしていた彼は、
携帯していたナイフと、その経験が生かされ、
一人吸血狼と戦い生き延びた。
付き合いは短いながらも
いい奴らだったから、
目の前で殺され、
助けられなかった事を悔やんだ彼は、
去っていく吸血狼の後をつけ、
奴らの根城を見つけ皆殺しにした。
その時に彼の中の何かが壊れたのか?
以来、森に潜んで吸血狼を狩る日々。
ヨーロッパの各地を転々とし、
目撃情報があればそこに行き戦う。
そんな日々を過ごす彼は、その腕を買われ、
ハンターの協会からスカウトされ、
彼女の父を始めとした
あのアパートのメンバーと共に戦うように。
そうして彼女の父の死後、
アパートの大家としてやって来た彼女。
年長者である彼は、
そんな彼女を気にかけ親しくなった。
ヨーロッパでのあの日々が原因なのか?
大量の酒を飲んだり、
協会から支給された
大量の薬を飲んだりしている彼だったが、
彼女と過ごす時間には安らぎを感じていた。
そんな彼女に、
彼女の父が残したメモの事で、
相談を持ちかけられた時も、
自分を選んでくれた事が嬉しかった。
この中に吸血狼が居る。
父の残したそのメモの
真相を突き止めるべく、
二人で協力する事で、
更に二人の時間が増えた。
けれど、渚にも
その話をしているのを見た彼は、
そのまま教会の地下に行き、
捉えられている吸血狼をナイフで切り刻んだ。
吸血狼の血液を浴びると、
半吸血狼になる恐れがあり、
ハンターはそんな危険と隣り合わせ。
ナイフを武器とする彼は、
投げて使っていたのに、
敢えて切りつける方法を選んだ。
だって、半吸血狼になりたかったから。
どんなに探しても
仲間内に見つけられない吸血狼。
なら、俺がなってやればいい。
そうしたら、
彼女の探し物は見つかるんだから。
だって、それならもう、
彼女が他の男を頼って
吸血狼探しなんてしなくて済むから。
そんな彼の元に彼女が駆けつけた時には、
既に目が真っ赤に染まり、彼は吸血狼状態に。
そう、大量の血を浴びた彼は、
彼の望む半吸血狼になってしまったのだ。
駆けつけた彼女の言葉も
耳に届かない程に錯乱している彼は、
彼女を押し倒し、
自分の首を噛んで血を飲めと言う。
それを振り切った彼女は、
ハンターの時の頼りになる彼に戻って欲しくて、
彼のコードネームを呼ぶと、
まるで何かに操られるように、
彼は銀のナイフを自らに刺した。
半吸血狼になってしまった彼にとって
銀は毒だから、
慌ててナイフを抜いた彼女。
でも今度は血が止まらない。
どうしても彼を助けたくて、
外科医である優哉に連絡をし、
優哉と優哉の呼んだスタッフにより
彼は一命を取り留めた。
けれど、間違いなく
半吸血狼になってしまった彼。
目覚めた彼は吸血衝動に苦み、
そんな彼に自らの血を差し出す彼女。
それが彼女の選んだ道。
それで半吸血狼になるのなら
それで構わない。
むしろ望むところ。
だって、半吸血狼同士なら、
なんの障害もなく
愛し合う事ができるのだから。
その後優哉の手配により、
協会にはゲームで死んだことにしてもらい、
二人は仲間に迷惑を掛けない為、
あのアパートを去った。
-----
逃げても協会に見つかり
追われるかもしれない。
それでも、
キミが隣りに居てくれるのら、
俺はどこまでも逃げ続けられるから。
仁藤恵大のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
吸血狼同士の恋愛なら、
なんの障害もないだろ?
-----
国際ボランティアに参加しよう。
けど、どうせなら
人のやらない事がやりたい。
きっかけはそんな気持ちだった。
そうしてヨーロッパでの
城の修繕作業のボランティアに参加。
日は浅いがいい仲間に囲まれ、
ボランティア活動に勤しむある日、
その城が吸血狼に襲われ、
彼以外の全員が殺された。
悪かった頃、
ナイフを使って喧嘩をしていた彼は、
携帯していたナイフと、その経験が生かされ、
一人吸血狼と戦い生き延びた。
付き合いは短いながらも
いい奴らだったから、
目の前で殺され、
助けられなかった事を悔やんだ彼は、
去っていく吸血狼の後をつけ、
奴らの根城を見つけ皆殺しにした。
その時に彼の中の何かが壊れたのか?
以来、森に潜んで吸血狼を狩る日々。
ヨーロッパの各地を転々とし、
目撃情報があればそこに行き戦う。
そんな日々を過ごす彼は、その腕を買われ、
ハンターの協会からスカウトされ、
彼女の父を始めとした
あのアパートのメンバーと共に戦うように。
そうして彼女の父の死後、
アパートの大家としてやって来た彼女。
年長者である彼は、
そんな彼女を気にかけ親しくなった。
ヨーロッパでのあの日々が原因なのか?
大量の酒を飲んだり、
協会から支給された
大量の薬を飲んだりしている彼だったが、
彼女と過ごす時間には安らぎを感じていた。
そんな彼女に、
彼女の父が残したメモの事で、
相談を持ちかけられた時も、
自分を選んでくれた事が嬉しかった。
この中に吸血狼が居る。
父の残したそのメモの
真相を突き止めるべく、
二人で協力する事で、
更に二人の時間が増えた。
けれど、渚にも
その話をしているのを見た彼は、
そのまま教会の地下に行き、
捉えられている吸血狼をナイフで切り刻んだ。
吸血狼の血液を浴びると、
半吸血狼になる恐れがあり、
ハンターはそんな危険と隣り合わせ。
ナイフを武器とする彼は、
投げて使っていたのに、
敢えて切りつける方法を選んだ。
だって、半吸血狼になりたかったから。
どんなに探しても
仲間内に見つけられない吸血狼。
なら、俺がなってやればいい。
そうしたら、
彼女の探し物は見つかるんだから。
だって、それならもう、
彼女が他の男を頼って
吸血狼探しなんてしなくて済むから。
そんな彼の元に彼女が駆けつけた時には、
既に目が真っ赤に染まり、彼は吸血狼状態に。
そう、大量の血を浴びた彼は、
彼の望む半吸血狼になってしまったのだ。
駆けつけた彼女の言葉も
耳に届かない程に錯乱している彼は、
彼女を押し倒し、
自分の首を噛んで血を飲めと言う。
それを振り切った彼女は、
ハンターの時の頼りになる彼に戻って欲しくて、
彼のコードネームを呼ぶと、
まるで何かに操られるように、
彼は銀のナイフを自らに刺した。
半吸血狼になってしまった彼にとって
銀は毒だから、
慌ててナイフを抜いた彼女。
でも今度は血が止まらない。
どうしても彼を助けたくて、
外科医である優哉に連絡をし、
優哉と優哉の呼んだスタッフにより
彼は一命を取り留めた。
けれど、間違いなく
半吸血狼になってしまった彼。
目覚めた彼は吸血衝動に苦み、
そんな彼に自らの血を差し出す彼女。
それが彼女の選んだ道。
それで半吸血狼になるのなら
それで構わない。
むしろ望むところ。
だって、半吸血狼同士なら、
なんの障害もなく
愛し合う事ができるのだから。
その後優哉の手配により、
協会にはゲームで死んだことにしてもらい、
二人は仲間に迷惑を掛けない為、
あのアパートを去った。
-----
逃げても協会に見つかり
追われるかもしれない。
それでも、
キミが隣りに居てくれるのら、
俺はどこまでも逃げ続けられるから。
2017年4月23日日曜日
Vamwolf Cross
母を亡くし、
家族は父だけとなった主人公は大学生。
講義の合間などに、
父が管理人を務めるアパートを訪ね、
掃除をしたりするのが日課。
そんな彼女は、
アパートの住人達からも可愛がられていた。
母は居ないけれど楽しい日々。
唯一の不安は、
最近世間を騒がせている吸血狼殺人事件。
けれど、それも自分とは
遠い世界の事のように感じていたのに。
ある日父がその事件に巻き込まれ
殺された事から、
彼女の生活は一変。
父に代わり管理人をする為に、
アパートの父の部屋に引っ越した事で、
父もアパートの住人も、
吸血狼ハンターの
仕事をしている事を知ってしまったから。
さらにはあんなに良くしてくれる
アパートの住人の一人が、
皆を欺く吸血狼だとの
メッセージが父から残されていたから。
跡を継ぐようにハンターになった彼女は、
仲間の内に潜む裏切り者の吸血狼を、
無事に見つける事が出来るのだろうか?
キャスト
・東雲渚(cv.前野智昭さん)
・常盤龍之介(cv.岸尾だいすけさん)
・蒼井修一(cv.浪川大輔さん)
・金月優哉(cv.杉田智和さん)
・仁藤恵大(cv.吉野裕行さん)
-----
・仁藤恵大(BEYOND)
・仁藤恵大(HOPE)
・東雲渚(BEYOND)
・東雲渚(HOPE)
※攻略した順番に記載させて頂いております。
☆はお気に入りキャラ。
-----☆★☆-----
評価はそんなに高くないですが、
それを知った上でプレイしたからか、
思ったよりも楽しめました。
ハッピーエンドと思われるものが、
各キャラに2種類用意されているので、
私ように、普段ハッピーしか見ないという方も、
二つのENDを楽しめるかと思います。
全体の感想のメモが見当たらず、
かなり時間の経過した段階で
この感想を書いているため、
じゃあ、何が低評価の原因か?
そう訊ねられたら答えられない程度に、
色々忘れています(笑)
でも、辛い、早く終わらせたい
…なんて思う作品もある中、
そんな気分になる事もなく、
シナリオを読み進められたので、
私には結構合っていた作品だったと思います。
キャストも豪華ですので、
好きな声優さんがいるという方は、
挑戦してみてもいいんじゃないかと思います。
オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★☆☆
家族は父だけとなった主人公は大学生。
講義の合間などに、
父が管理人を務めるアパートを訪ね、
掃除をしたりするのが日課。
そんな彼女は、
アパートの住人達からも可愛がられていた。
母は居ないけれど楽しい日々。
唯一の不安は、
最近世間を騒がせている吸血狼殺人事件。
けれど、それも自分とは
遠い世界の事のように感じていたのに。
ある日父がその事件に巻き込まれ
殺された事から、
彼女の生活は一変。
父に代わり管理人をする為に、
アパートの父の部屋に引っ越した事で、
父もアパートの住人も、
吸血狼ハンターの
仕事をしている事を知ってしまったから。
さらにはあんなに良くしてくれる
アパートの住人の一人が、
皆を欺く吸血狼だとの
メッセージが父から残されていたから。
跡を継ぐようにハンターになった彼女は、
仲間の内に潜む裏切り者の吸血狼を、
無事に見つける事が出来るのだろうか?
キャスト
・東雲渚(cv.前野智昭さん)
・常盤龍之介(cv.岸尾だいすけさん)
・蒼井修一(cv.浪川大輔さん)
・金月優哉(cv.杉田智和さん)
・仁藤恵大(cv.吉野裕行さん)
-----
・仁藤恵大(BEYOND)
・仁藤恵大(HOPE)
・東雲渚(BEYOND)
・東雲渚(HOPE)
※攻略した順番に記載させて頂いております。
☆はお気に入りキャラ。
-----☆★☆-----
評価はそんなに高くないですが、
それを知った上でプレイしたからか、
思ったよりも楽しめました。
ハッピーエンドと思われるものが、
各キャラに2種類用意されているので、
私ように、普段ハッピーしか見ないという方も、
二つのENDを楽しめるかと思います。
全体の感想のメモが見当たらず、
かなり時間の経過した段階で
この感想を書いているため、
じゃあ、何が低評価の原因か?
そう訊ねられたら答えられない程度に、
色々忘れています(笑)
でも、辛い、早く終わらせたい
…なんて思う作品もある中、
そんな気分になる事もなく、
シナリオを読み進められたので、
私には結構合っていた作品だったと思います。
キャストも豪華ですので、
好きな声優さんがいるという方は、
挑戦してみてもいいんじゃないかと思います。
オススメ度:★★★☆☆
個人的満足度:★★★☆☆
2017年4月22日土曜日
プリンス・オブ・ストライド/小日向穂積
小野賢章さん演じる
小日向穂積のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
幸せは半分くらいで
いいって思ってたんだ。
でもね、本当はもう半分も欲しかった。
ただ、やせ我慢してただけなんだ。
だからね、
足りないもう半分を埋めようと、
必死になった事もあったよ。
けど、気づいたんだ。
もう半分を埋める必要なんてないって。
僕が君を大好きなように、
君も僕を大好きで居てくれたから。
そう、君が気づかせてくれたんだよ。
-----
僕の父親はね、とても欲深い人で、
彼のせいで不幸になった人が沢山居るんだ。
だから、思ってた。
ちょっとの幸せでいいって。
父親みたいに誰かを不幸にしてまで、
幸せになりたくないって。
本当の母さんは、
僕が小さい頃に出て行ってしまった。
だから、よく顔も覚えてなくて。
でも、あんな父さんだから、
仕方ないって思うんだ。
その後、父さんと再婚したのが今の母さん。
だから母さんとも弟たちとも、
血は繋がってないんだ。
でも、その母さんとも
上手くいかなくて、結局離婚。
そうして母さんが出て行くってなった時、
僕は父さんじゃなく、母さんを選んだ。
僕の事なんか、家族の事なんかどうでもいい、
仕事が一番大事な父さんよりも、
僕に幸せをくれて、愛してくれる
母さんや弟たちと居たかったから。
でも、じいやが教えてくれた。
父さんは本当は家族思いで、
僕が初めて履いた靴を
今でも大事にしてるような人で。
今の母さんとの離婚も、
父さんの会社の経営が上手くいかなくなり、
社長を下りる事になって、
その事で家族に迷惑がかからないようにって、
決めた事なんだって。
そんな事も知らない僕は、
父さんが会いたがってるって、
何度もじいやが訪ねてきたのに、
会いたくないってはね退けてた。
けど、君と出会い、
多分少しずつ変われたんだと思う。
変わりたいと思えたんだと思う。
だからかな?
父親と会わなきゃって
思えるようになったんだ。
なのに、僕がいつまでも
決心出来ないでいたから。
じいやが会いに来てくれた時には、
すでに父さんの具合は良くなくて。
結局、会うと決めた頃、
父親容態は悪化し、
僕が会う前に亡くなった。
ひどい人だと、
本当の事なんて知らないまま、
勝手に決め付けて勝手に嫌って。
ひどいのは、僕の方じゃないか!
それでも、じいやに頼んで
お線香をあげさせて貰って、
やっと気持ちが落ち着いたんだ。
その時に思った。
思いはちゃんと
言葉で伝えなくちゃ届かないって。
そして、その思いは
いつでも伝えられるものじゃない。
いつ伝えられなくなるか
分からないものなんだって事も。
だって、父さんは何も言わないから、
僕は何も知らないまま父さんを恨んでた。
そして、今となってはもう、
どんなにそれを悔いた所で、
謝る事すら出来ない。
だから僕は、君に大事だって
伝えられるようになったんだ。
君が教えてくれたから。
僕が幸せになるのは悪い事じゃない、
僕が幸せだと、家族も君も、
部のみんなも喜んでくれるって。
お陰で、僕は変われたんだ。
欲しいものはこの手で掴み取る!
そんな気持ちでストライドにも向き合えた。
僕がアンカーを務めたEOSは無事優勝。
三年生に優勝をプレゼント出来たし、
一年生たちの
遠い昔の約束も叶えてあげられた。
何より僕自身が望んで居たんだ。
EOS優勝を。
-----
全部君が居てくれたから。
だからこれからも、
ずっとずっと側に居てよ。
誰より君の事が大好きなんだから。
小日向穂積のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
幸せは半分くらいで
いいって思ってたんだ。
でもね、本当はもう半分も欲しかった。
ただ、やせ我慢してただけなんだ。
だからね、
足りないもう半分を埋めようと、
必死になった事もあったよ。
けど、気づいたんだ。
もう半分を埋める必要なんてないって。
僕が君を大好きなように、
君も僕を大好きで居てくれたから。
そう、君が気づかせてくれたんだよ。
-----
僕の父親はね、とても欲深い人で、
彼のせいで不幸になった人が沢山居るんだ。
だから、思ってた。
ちょっとの幸せでいいって。
父親みたいに誰かを不幸にしてまで、
幸せになりたくないって。
本当の母さんは、
僕が小さい頃に出て行ってしまった。
だから、よく顔も覚えてなくて。
でも、あんな父さんだから、
仕方ないって思うんだ。
その後、父さんと再婚したのが今の母さん。
だから母さんとも弟たちとも、
血は繋がってないんだ。
でも、その母さんとも
上手くいかなくて、結局離婚。
そうして母さんが出て行くってなった時、
僕は父さんじゃなく、母さんを選んだ。
僕の事なんか、家族の事なんかどうでもいい、
仕事が一番大事な父さんよりも、
僕に幸せをくれて、愛してくれる
母さんや弟たちと居たかったから。
でも、じいやが教えてくれた。
父さんは本当は家族思いで、
僕が初めて履いた靴を
今でも大事にしてるような人で。
今の母さんとの離婚も、
父さんの会社の経営が上手くいかなくなり、
社長を下りる事になって、
その事で家族に迷惑がかからないようにって、
決めた事なんだって。
そんな事も知らない僕は、
父さんが会いたがってるって、
何度もじいやが訪ねてきたのに、
会いたくないってはね退けてた。
けど、君と出会い、
多分少しずつ変われたんだと思う。
変わりたいと思えたんだと思う。
だからかな?
父親と会わなきゃって
思えるようになったんだ。
なのに、僕がいつまでも
決心出来ないでいたから。
じいやが会いに来てくれた時には、
すでに父さんの具合は良くなくて。
結局、会うと決めた頃、
父親容態は悪化し、
僕が会う前に亡くなった。
ひどい人だと、
本当の事なんて知らないまま、
勝手に決め付けて勝手に嫌って。
ひどいのは、僕の方じゃないか!
それでも、じいやに頼んで
お線香をあげさせて貰って、
やっと気持ちが落ち着いたんだ。
その時に思った。
思いはちゃんと
言葉で伝えなくちゃ届かないって。
そして、その思いは
いつでも伝えられるものじゃない。
いつ伝えられなくなるか
分からないものなんだって事も。
だって、父さんは何も言わないから、
僕は何も知らないまま父さんを恨んでた。
そして、今となってはもう、
どんなにそれを悔いた所で、
謝る事すら出来ない。
だから僕は、君に大事だって
伝えられるようになったんだ。
君が教えてくれたから。
僕が幸せになるのは悪い事じゃない、
僕が幸せだと、家族も君も、
部のみんなも喜んでくれるって。
お陰で、僕は変われたんだ。
欲しいものはこの手で掴み取る!
そんな気持ちでストライドにも向き合えた。
僕がアンカーを務めたEOSは無事優勝。
三年生に優勝をプレゼント出来たし、
一年生たちの
遠い昔の約束も叶えてあげられた。
何より僕自身が望んで居たんだ。
EOS優勝を。
-----
全部君が居てくれたから。
だからこれからも、
ずっとずっと側に居てよ。
誰より君の事が大好きなんだから。
2017年4月21日金曜日
プリンス・オブ・ストライド/藤原尊
岡本信彦さん演じる
藤原尊のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
ずっとあの日の約束のために走ってきた。
EOS優勝のために。
だけど、これからも
ずっと走っていたい。
お前やみんなと一緒に。
だからこれからも
ずっと俺の隣に居て欲しい。
-----
ずっと閉ざされた世界に居た。
狭いその世界ですら、
俺を必要としてくれるものはなくて。
それがとても辛くて寂しかった。
けど、あの夏の日。
EOSのプレパーティーで彼女と八神と出会い、
三人でチームになって繋いだストライド。
あの出来事が俺を変えた。
そうして、いつか東京の方南に入って、
三人でEOSで優勝しよう!と交わした約束。
あの約束が、俺をここまで繋いでくれた。
けど、約束を覚えていたのは俺1人で、
二人は約束を忘れたまま、
こうして方南で再会し、
あの日の約束に導かれるかのように
スト部に集まった。
そうして2人二人の中では
止まっていたあの約束が、
再び動き出したんだ。
三人の夢として。
門脇先輩のケガで、
ストライドは
俺1人が速くても意味がないと、
真剣に考え悩んだ事もあった。
維田の速さを前に、
自分のストライドが
分からなくなる事もあった。
それでも、その度に
彼女が支えてくれたから。
幼いあの日と同じ笑顔で。
あの日の俺を安心させてくれた
その声で。
そうして仲間とEOS優勝を目指す中、
父親に留学を勧められ、
ストライドは、俺の努力は、
社会の役に立たない
無価値なものだと言われた。
その時に、ストライドは
想いを繋ぐスポーツだから、
今までしてきたことに、
無駄なんて1つもないって、
そう教えてくれたのは、
やっぱり彼女だった。
だから乗り越えられた。
父親に伝えようと決心出来た。
俺と父さんは違うんだって。
そうして決勝に勝ち進んだ俺は、
自分のストライドを
父さんに見て欲しくて、
無価値だと言われたそれの
価値を認めて欲しくて、
決勝を見に来てもらう事に。
父さんの見ている前で、
維田と必死に走る中、
ストライドはチームメイトだけでなく、
父さんにまで想いを繋いでくれ、
俺の気持ちを理解して貰えた。
社会にとって意味がなくても、
少なくとも私には意味がある。
そう、父さんにも認められたんだ。
そうして留学の話はなくなり、
俺はこれからも方南スト部で走れる事に。
-----
こうして三人で交わした約束は
果たすことが出来たけど。
それでも彼女と、
そしてスト部のみんなと、
ずっと走り続けたい。
これから先の未来でもずっと。
藤原尊のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
ずっとあの日の約束のために走ってきた。
EOS優勝のために。
だけど、これからも
ずっと走っていたい。
お前やみんなと一緒に。
だからこれからも
ずっと俺の隣に居て欲しい。
-----
ずっと閉ざされた世界に居た。
狭いその世界ですら、
俺を必要としてくれるものはなくて。
それがとても辛くて寂しかった。
けど、あの夏の日。
EOSのプレパーティーで彼女と八神と出会い、
三人でチームになって繋いだストライド。
あの出来事が俺を変えた。
そうして、いつか東京の方南に入って、
三人でEOSで優勝しよう!と交わした約束。
あの約束が、俺をここまで繋いでくれた。
けど、約束を覚えていたのは俺1人で、
二人は約束を忘れたまま、
こうして方南で再会し、
あの日の約束に導かれるかのように
スト部に集まった。
そうして2人二人の中では
止まっていたあの約束が、
再び動き出したんだ。
三人の夢として。
門脇先輩のケガで、
ストライドは
俺1人が速くても意味がないと、
真剣に考え悩んだ事もあった。
維田の速さを前に、
自分のストライドが
分からなくなる事もあった。
それでも、その度に
彼女が支えてくれたから。
幼いあの日と同じ笑顔で。
あの日の俺を安心させてくれた
その声で。
そうして仲間とEOS優勝を目指す中、
父親に留学を勧められ、
ストライドは、俺の努力は、
社会の役に立たない
無価値なものだと言われた。
その時に、ストライドは
想いを繋ぐスポーツだから、
今までしてきたことに、
無駄なんて1つもないって、
そう教えてくれたのは、
やっぱり彼女だった。
だから乗り越えられた。
父親に伝えようと決心出来た。
俺と父さんは違うんだって。
そうして決勝に勝ち進んだ俺は、
自分のストライドを
父さんに見て欲しくて、
無価値だと言われたそれの
価値を認めて欲しくて、
決勝を見に来てもらう事に。
父さんの見ている前で、
維田と必死に走る中、
ストライドはチームメイトだけでなく、
父さんにまで想いを繋いでくれ、
俺の気持ちを理解して貰えた。
社会にとって意味がなくても、
少なくとも私には意味がある。
そう、父さんにも認められたんだ。
そうして留学の話はなくなり、
俺はこれからも方南スト部で走れる事に。
-----
こうして三人で交わした約束は
果たすことが出来たけど。
それでも彼女と、
そしてスト部のみんなと、
ずっと走り続けたい。
これから先の未来でもずっと。
2017年4月20日木曜日
プリンス・オブ・ストライド/支倉ヒース
小野大輔さん演じる
支倉ヒースのネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
ストライドを続ける。
冬も春も、オレは走り続ける。
だからおまえは、
ずっとオレのリレーショナーでいろ。
リレーショナーじゃなくても、
方南じゃなくても、
おまえはオレの走りが
見えるくらい近くにいろ。
これから先もずっとずっと。
-----
恭介、巴、オレ。
3人で走ってた。
方南は強くて、
オレたちはゴールデントリオなんて呼ばれてた。
オレたちは速くて、強くて。
オレたちが走れば
負けるはずはないって思ってたし、
実際負けなしだった。
けど、ある時気付いちまったんだ。
恭介と巴は天才で、オレは凡人。
どんなに努力した所で、
天才のあいつらみたいには走れねえ…って。
以来辛かった。
あいつらと並べられ、
ゴールデントリオなんて呼ばれんのが。
そんなオレの弱さが、
KGBの時に部を去った恭介を止められず、
留学する巴を止められなかった。
だってさ、
オレみたいな凡人と走るより、
留学してもっと速いやつらと走った方が
いいに決まってるから。
門脇が怪我で走れなくなった時、
あいつは恭介を
呼び戻すなんて言い出したけど、
オレは頭を下げる事すら出来なかったんだ。
あの怪我がなければ、
恭介が部を去る必要はなかったから。
恭介が部を去った原因は、
全部オレだと思ってたから。
それでも真っ直ぐなあいつは、
本当に恭介を呼び戻しちまうんだから。
そうしてまた走れるようになった。
元々、一年が入るまでは、
将棋部と兼部で
かろうじて3人で部を繋いでたオレたち。
なのにあいつが、あいつら一年が、
方南スト部に新しい風を連れて来た。
そうして新生方南スト部は、
ついにEOSの決勝戦までやってきたんだ。
兼部状態で将棋さしたりしながら、
終わるはずだったオレの高校ストライド。
それが今は
こんな所まで来ちまうんだから。
そうして迎えた決勝。
相手は巴の居る花京院。
アンカーに選ばれたオレは、
巴との直接対決を制した。
同じチームではないけれど、
共に走る事で、
巴とも分かり合う事が出来たんだ。
KGBのキッカケになった
あの日の怪我から、
くせになっちまった肉離れも、
あいつの巻いてくれたテーピングで、
なんとかゴールまで
がむしゃらに走る事が出来たんだ。
あいつ、あの時無茶苦茶言ったよな。
ぶっ放せ!なんて言っといて、
諦めるな、頑張れって言っといて、
脚も守ってだなんてさ。
そうして限界を越える走りの先に、
巴と再び分かり合える瞬間と、
方南スト部の優勝を手にした。
いや、それだけじゃない。
ずっと好きだった
あいつの事も手に入れた。
ゴールした先に待っていた
あいつに駆け寄り、
ずっと伝えたかった気持ちを
やっと言葉に出来たんだ。
「おまえが好きだ」って。
決勝が終わったら、ちゃんと治すって、
ストライドも続けるって、
そう交わしたあいつとの約束を守り、
現在は入院してリハビリに励んでいる。
夏休みの宿題も未だ手付かずなのに、
さらに入院で暇だろうからなんて、
エグい量の課題も届いたりしてるけど、
ストライドを続けるために、
リハビリに専念して、全く進んじゃいない。
今は少しでも早く治したいから。
退院したら、また部に戻って走るんだ。
あいつのリレーションで。
-----
冬が来ても、春が来ても、
方南を卒業しても。
オレはずっと走り続けるから。
だから、ずっとそばにいろよ?
オレの走りの見えるこの距離に。
支倉ヒースのネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
ストライドを続ける。
冬も春も、オレは走り続ける。
だからおまえは、
ずっとオレのリレーショナーでいろ。
リレーショナーじゃなくても、
方南じゃなくても、
おまえはオレの走りが
見えるくらい近くにいろ。
これから先もずっとずっと。
-----
恭介、巴、オレ。
3人で走ってた。
方南は強くて、
オレたちはゴールデントリオなんて呼ばれてた。
オレたちは速くて、強くて。
オレたちが走れば
負けるはずはないって思ってたし、
実際負けなしだった。
けど、ある時気付いちまったんだ。
恭介と巴は天才で、オレは凡人。
どんなに努力した所で、
天才のあいつらみたいには走れねえ…って。
以来辛かった。
あいつらと並べられ、
ゴールデントリオなんて呼ばれんのが。
そんなオレの弱さが、
KGBの時に部を去った恭介を止められず、
留学する巴を止められなかった。
だってさ、
オレみたいな凡人と走るより、
留学してもっと速いやつらと走った方が
いいに決まってるから。
門脇が怪我で走れなくなった時、
あいつは恭介を
呼び戻すなんて言い出したけど、
オレは頭を下げる事すら出来なかったんだ。
あの怪我がなければ、
恭介が部を去る必要はなかったから。
恭介が部を去った原因は、
全部オレだと思ってたから。
それでも真っ直ぐなあいつは、
本当に恭介を呼び戻しちまうんだから。
そうしてまた走れるようになった。
元々、一年が入るまでは、
将棋部と兼部で
かろうじて3人で部を繋いでたオレたち。
なのにあいつが、あいつら一年が、
方南スト部に新しい風を連れて来た。
そうして新生方南スト部は、
ついにEOSの決勝戦までやってきたんだ。
兼部状態で将棋さしたりしながら、
終わるはずだったオレの高校ストライド。
それが今は
こんな所まで来ちまうんだから。
そうして迎えた決勝。
相手は巴の居る花京院。
アンカーに選ばれたオレは、
巴との直接対決を制した。
同じチームではないけれど、
共に走る事で、
巴とも分かり合う事が出来たんだ。
KGBのキッカケになった
あの日の怪我から、
くせになっちまった肉離れも、
あいつの巻いてくれたテーピングで、
なんとかゴールまで
がむしゃらに走る事が出来たんだ。
あいつ、あの時無茶苦茶言ったよな。
ぶっ放せ!なんて言っといて、
諦めるな、頑張れって言っといて、
脚も守ってだなんてさ。
そうして限界を越える走りの先に、
巴と再び分かり合える瞬間と、
方南スト部の優勝を手にした。
いや、それだけじゃない。
ずっと好きだった
あいつの事も手に入れた。
ゴールした先に待っていた
あいつに駆け寄り、
ずっと伝えたかった気持ちを
やっと言葉に出来たんだ。
「おまえが好きだ」って。
決勝が終わったら、ちゃんと治すって、
ストライドも続けるって、
そう交わしたあいつとの約束を守り、
現在は入院してリハビリに励んでいる。
夏休みの宿題も未だ手付かずなのに、
さらに入院で暇だろうからなんて、
エグい量の課題も届いたりしてるけど、
ストライドを続けるために、
リハビリに専念して、全く進んじゃいない。
今は少しでも早く治したいから。
退院したら、また部に戻って走るんだ。
あいつのリレーションで。
-----
冬が来ても、春が来ても、
方南を卒業しても。
オレはずっと走り続けるから。
だから、ずっとそばにいろよ?
オレの走りの見えるこの距離に。
2017年4月19日水曜日
プリンス・オブ・ストライド/八神陸
木村良平さん演じる
八神陸のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
アニキと走るのが楽しかったんだ。
いつか勝てるだろうって、
必死に追いかけるのが。
なのにいつからだろう?
おれは諦めてしまったから。
だから言い訳したんだ。
あれは巴がおかしいんだって。
雨だろうと嵐だろうと
外を走ってるなんておかしい。
そんなヤツに敵う訳ないって、
理由をつけて。
そうして一度捨てたストライド。
だからまた理由が必要だったんだ。
きみの為に走る!
…っていう、
ストライドに戻る為の理由が。
-----
そんな理由とともに
再び始めたストライド。
安請け合いした助っ人が
スト部だと知った時は、
正直「しまった」と思ったけど。
けど久しぶりに走ってみたら楽しかった。
それでもまだ理由は必要だったんだ。
だっておれは一度ストライドから、
アニキから逃げているから。
だから「きみのため」って
理由が必要だった。
そうしていつも
「おれ、きみのために走るよ」って、
くちぐせみたいに言ってたのに。
いつからかあまりそれを
口にしなくなっていた事に気づいた時、
色々と悩み始めたんだ。
きみにかっこわるいところばかり
見せているって言うおれに、
「そんな事ないよ。
悩むのは前に進もうとしてるから」
そう教えてくれた君。
悩んでも立止まらない。
悩みながら苦しくても進み続けたその先に、
やっと見つけた答え。
きみのために走る。
それは今も思ってる。
だってきみが笑ってくれると嬉しいから。
だけどみんなでEOSで優勝するって、
誓った夢のためでもあって。
だから結局はおれ自身のためだったんだ。
だって今ストライドが堪らなく楽しいから。
方南スト部のみんなとともに駆ける夏が、
堪らなく愛おしいから。
そうして先輩の怪我や
様々な困難を乗り越え、
やっと辿り着いたEOS決勝。
相手は一度惨敗した花京院。
巴のいる学校だ。
巴との事を考えると、
どうしてもモヤモヤするものが残るから、
だからおれはアンカーで
走る事を志願したんだ。
巴と一緒に走る事で
見えるなにかがあるはずだから。
迎えた決勝戦。
圧倒的な強さの花京院が相手だったけど、
みんな必死に食らいついてくれて、
藤原なんてあの維田を抑えて
おれに繋いでくれた。
だからおれは負けられなかった。
チームのみんなの想い。
再会してもう一度約交わした
藤原と彼女との約束。
西星を始めとした、
今まで戦ったみんなの想い。
沢山のものを背負って走る。
それらすべてを次に繋いで行くために。
そうして走る中、アニキと心が繋がって、
アニキに押し付けたままの傷を、
今度はおれが受け取って走った。
それはおれ自身のものだから。
いつまでも巴に預けたままじゃ居られない。
「そんなもの陸に背負わせられない」
アニキはそう言うけれど。
でも、大丈夫。
だっておれはもうひとりじゃないから。
一緒に背負ってくれる、
一緒に悩んでくれる、
話を聞いてくれる
笑顔の可愛い大切な人が出来たから。
彼女がいるから、もう心配はいらない。
アニキからもストライドからも逃げた、
あの頃のおれとは違うから。
アニキにあの日、
押し付けたものを受け取り走る。
ゴールには彼女が待っているから。
おれの一番大切な、大好きな彼女が。
そうしておれへと駆けより
伸ばしたその手を捕まえて、
大好きな彼女にキスをした。
「あいしてる」と囁きながら。
八神陸のネタバレ感想です。
-----☆★☆-----
アニキと走るのが楽しかったんだ。
いつか勝てるだろうって、
必死に追いかけるのが。
なのにいつからだろう?
おれは諦めてしまったから。
だから言い訳したんだ。
あれは巴がおかしいんだって。
雨だろうと嵐だろうと
外を走ってるなんておかしい。
そんなヤツに敵う訳ないって、
理由をつけて。
そうして一度捨てたストライド。
だからまた理由が必要だったんだ。
きみの為に走る!
…っていう、
ストライドに戻る為の理由が。
-----
そんな理由とともに
再び始めたストライド。
安請け合いした助っ人が
スト部だと知った時は、
正直「しまった」と思ったけど。
けど久しぶりに走ってみたら楽しかった。
それでもまだ理由は必要だったんだ。
だっておれは一度ストライドから、
アニキから逃げているから。
だから「きみのため」って
理由が必要だった。
そうしていつも
「おれ、きみのために走るよ」って、
くちぐせみたいに言ってたのに。
いつからかあまりそれを
口にしなくなっていた事に気づいた時、
色々と悩み始めたんだ。
きみにかっこわるいところばかり
見せているって言うおれに、
「そんな事ないよ。
悩むのは前に進もうとしてるから」
そう教えてくれた君。
悩んでも立止まらない。
悩みながら苦しくても進み続けたその先に、
やっと見つけた答え。
きみのために走る。
それは今も思ってる。
だってきみが笑ってくれると嬉しいから。
だけどみんなでEOSで優勝するって、
誓った夢のためでもあって。
だから結局はおれ自身のためだったんだ。
だって今ストライドが堪らなく楽しいから。
方南スト部のみんなとともに駆ける夏が、
堪らなく愛おしいから。
そうして先輩の怪我や
様々な困難を乗り越え、
やっと辿り着いたEOS決勝。
相手は一度惨敗した花京院。
巴のいる学校だ。
巴との事を考えると、
どうしてもモヤモヤするものが残るから、
だからおれはアンカーで
走る事を志願したんだ。
巴と一緒に走る事で
見えるなにかがあるはずだから。
迎えた決勝戦。
圧倒的な強さの花京院が相手だったけど、
みんな必死に食らいついてくれて、
藤原なんてあの維田を抑えて
おれに繋いでくれた。
だからおれは負けられなかった。
チームのみんなの想い。
再会してもう一度約交わした
藤原と彼女との約束。
西星を始めとした、
今まで戦ったみんなの想い。
沢山のものを背負って走る。
それらすべてを次に繋いで行くために。
そうして走る中、アニキと心が繋がって、
アニキに押し付けたままの傷を、
今度はおれが受け取って走った。
それはおれ自身のものだから。
いつまでも巴に預けたままじゃ居られない。
「そんなもの陸に背負わせられない」
アニキはそう言うけれど。
でも、大丈夫。
だっておれはもうひとりじゃないから。
一緒に背負ってくれる、
一緒に悩んでくれる、
話を聞いてくれる
笑顔の可愛い大切な人が出来たから。
彼女がいるから、もう心配はいらない。
アニキからもストライドからも逃げた、
あの頃のおれとは違うから。
アニキにあの日、
押し付けたものを受け取り走る。
ゴールには彼女が待っているから。
おれの一番大切な、大好きな彼女が。
そうしておれへと駆けより
伸ばしたその手を捕まえて、
大好きな彼女にキスをした。
「あいしてる」と囁きながら。
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