2017年5月10日水曜日

百花百狼

188本目の乙女ゲーム。
D3Pさん、REDさんの
PSVita用ソフト。

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戦乱の世に、
互いを憎しみ合う
敵対関係にあった甲賀と伊賀。

所が織田信長による伊賀の乱により、
伊賀が滅ぼされた。
残った伊賀の者達は、
敵である甲賀に取り込まれる形に。

そうして甲賀の長と伊賀の長の妹が
互いの平和の象徴として結婚し、
二人の間に生まれた主人公。

年の近い者同士、
仲良く過ごしてはいるものの、
みんなは忍びの任務についてる中、
未だ任務をこなした事のない主人公。

彼女が焦りを感じる中、
突如届いた石田三成からの文。
その文により主人公達は京へと赴く。

初任務を仲間と協力し、
無事にこなしたと思われた彼女だったが、
そこで里の、仲間の、
そして彼女自身の運命を
大きく狂わせる大事件に巻き込まれて。

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攻略キャラ
 ・月下丸(cv.羽多野渉さん)
 ・黒雪(cv.下野紘さん)
 ・百地蝶治郎(cv.鳥海浩輔さん)
 ・服部半蔵(cv.津田健次郎さん)
 ・石川五右衛門(cv.緑川光さん)

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月下丸
黒雪
服部半蔵

※攻略した順番に記載させて頂いてます。
 ☆はお気に入りキャラ。


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とてもおもしろい作品でした。
D3Pさん、不評続きでしたが、
これは本当に良作だと思います。

悌太さんの絵の可愛い雰囲気に反して、
結構キツイ内容でした。
あぁ、忍びの世界なんだなと、
そんな内容がとても切なかったです。
でも、逆にその切なさが
とても良かったと思います。

キャラはみんな魅力的で、
サブキャラも良かったと思います。

個別のルートも、
本筋は同じものの、
キャラごとに色々と工夫されているので、
周回プレイもそんなに飽きてしまう事なく、
プレイする事が出来ました。

スチルも音楽もとても良かったです。

主人公も、ただ守られるだけでなく、
頑張る子なので、
大変好感が持てました。

ただ、主人公が混ざっている輪で
お話が進んでいる時に、
セリフの所の窓ではなく、
みんなの輪の中に
彼女の立ち絵がある事に驚いて、
最初そこに違和感を感じてしまいました。

でも、第三者視点でプレイされる方は、
逆にいいというポイントかも知れません。
ただ、私は自己投影して楽しむタイプなので、
立ち絵として向こうに彼女がいる事で、
主人公=自分と思いづらい感じにはなりました。

そんな印象を受けましたので、
私同様、自己投影して楽しみたいタイプの方は、
そこだけ注意してプレイされるといいかと。

それ以外は本当にとても良かったです。

本当は全員行けそうな勢いでしたが、
月下丸が誰のルートでもとても素敵で、
そんな彼を放置して、
他の方と恋に落ちるなんて、
これ以上は無理!…という思いから、
五右衛門さんを途中で断念してしまいました。

それくらい好きって思える月下丸と
出会わせてくれたこの作品に感謝です。

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好きキャラ
1.月下丸
2.半蔵さん
3.黒雪

ただ黒雪は選んであげないと
申し訳ない感じはあります(笑)

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オススメ度:★★★★
個人的満足度:★★★★

2017年5月9日火曜日

KLAP!! ~Kind Love And Punish~ Fun Party/If Story/周防壮介

梶裕貴さん演じる雪女の幽魔、
周防壮介のIf Storyのネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


だいたい、
ちょっと考えれば分かるでしょ?
留学なんて面倒な事、
このボクがした理由。

そんなの…
キミに会いたいからに
決まってるじゃん!


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留学なんて面倒な話が来た
…そう思った彼だったが、
留学先が彼女の学校と知り、
即参加を決意。

だって、彼女に会いたかったから。

ビジュアルの良い彼は、明人とともに
いつも女子に囲まれて居たものの、
その騒がしさにウンザリするだけで
全く興味を示さなかった。

好きなのは彼女だけだったから。

またあの頃のように、
彼女とともに学校生活を送り、
みんなで彼女をからかったりと
楽しく日々を過ごす中
迎えたバレンタイン。

彼女から渡されたチョコで、
みんなで喧嘩をしたりもした。
誰のチョコが特別なのかと。

明人も奏も、
自分のチョコに特別なものを
感じたって言うけど、
それ勘違いだよね?

どう考えたって
キミの本命はボクでしょ?
だってさ、本命なの?って聞いたら、
キミってば顔真っ赤にして逃げ出したし。


彼はそんな風に思ってはいるものの、
当の彼女はと言えば、
その事については何も話してくれなかった。
そうして、結局誰が本命なのか、
分からないまま終わったバレンタイン。

月日は流れ、三月を迎え、
彼らの留学も終わりが近づいて来た。
初めは不安しかなかったものの、
彼らなりに人間の生徒に馴染み、
沢山の思い出を作った様子。
そんな彼らの留学の終わりを
安堵しつつも、
少し寂しくも感じていた彼女。

もうこれで彼に会えなくなってしまうから。

そんなひな祭りの日、
彼は彼女を待ち伏せて
センセー、今日ってなんの日?
と尋ねると
ひな祭り」と返された。
他にもあるでしょ?
覚えてないかも?と思いながら尋ねると、
壮介くんの誕生日」と答えた彼女。

大切な生徒の誕生日だから、
彼女はそう言ったけど、
それじゃ満足出来ない。

みんなと同列なんてイヤだ。
ボクだけが特別じゃないと。


だからプレゼントが欲しかった彼は、
センセーをちょうだい
と彼女に頼んだ。
ボクだけの彼女になってよ」と。

そうして2人は恋人に。

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私でいいの?
なんてキミは訊いたけど、
いいに決まってるでしょ?
キミが好き、
キミじゃなきゃダメだから。

2017年5月8日月曜日

KLAP!! ~Kind Love And Punish~ Fun Party/If Story

if、もしものお話。

もしものお話ではあるものの、
本編の続編的なポジションのお話。

主人公は前作の生徒とは、
誰とも恋愛関係になっていない設定。
生徒は亮を含め全員が、
彼女への想いがある様子。
引率の先生二人に関しては、
彼女への想いは不明であるものの、
好感度は高い様子。

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逢魔での調教師生活を
無事に終えた主人公は、
ぬらりひょん校長の紹介で
人間界の普通の高校の教師に。

大変だった教師一年目の
逢魔での日々に、
時折思いを馳せながら、
新しい生活を送って居た。

そんなある日、
彼女の学校に姉妹校から
留学生が来ることに。
その発表が校長からあったその時、
既に学校に来ている
留学生が職員室へと現れた。

聞き覚えのある声に誘われ、
彼女が視線を送った先には、
なんと逢魔時代の教え子達が。

彼女は知らされて居なかったが、
逢魔の黄泉校は
現在の彼女の勤務している学校の
姉妹校だったのだ。

今回の留学は、
かねてよりぬらりひょん校長が、
政府に要請して居たもので、
今回、初めて
試験的に許可が下りたんだとか。

そうして初の留学生に選ばれたのが、
既に卒業した彼らだった。
現役の黄泉校生では、人間界の学校で
暴走してしまう恐れがあるから。

そして彼女の教え子7人だけでなく、
監督として2人の先生までもが
彼女の高校にやって来て、
みんなで寮で生活しながら、
9月から3月まで過ごす事に。

当然幽魔だとバレてはいけない中、
相変わらずマイペースに
騒動を起こす彼ら。

そんな彼らに
ヒヤヒヤされられながらも、
楽しく日々を過ごす中、
次第に彼女の心の中で
彼が特別な存在になって行く。

…そんなifな物語。

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1.燈真、カミル、亮
2.壮介、明人、奏
3.紫苑、忍
と3つのグループに分かれており、
共通⇒グループ別と話が進む作り。
個別ルートは特になく、
終章のENDで攻略キャラのEND。

END以外のCGはすべてSDで
ENDのCGのみ通常スチル。

9月から3月の短期間の
月ごとにあるイベントを
取り上げて作られている物語。
容量的には短めで、
サクサク進められる長さ。

2017年5月7日日曜日

百花百狼/服部半蔵

津田健次郎さん演じる
服部半蔵さんのネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


俺は今のおまえを誇りに思っている。

だからもういいのだ。
おまえは死んではならぬ。

生きて欲しい。
そう思ったのはおまえしかおらぬ。
俺にはおまえしかいない。


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伊賀の忍びだった彼は、
伊賀が滅びるずっと前に、
里を離れ、家康に使えていた。

彼女の母のかがりとは、
年も近く、幼馴染のような存在だった。

そんな彼女の母に、
家康の任務を遂行中に再会し、
身ごもっているかがりが、
彼に「連れて逃げて欲しい」と頼んだ事があった。

伊賀が滅んだ事も、
かがりが甲賀の長に嫁いだ事も知っていた。
困っている様子なのも見て取れた。

しかし、彼は忍び。
任務を遂行する事が最優先。
だから答えた。

今は任務中ゆえ、請け負えぬ。

…と。

でも、彼女に出会ったから。
あの時の事を思い出しては悔やんでしまう。
あの時彼が助けていたのなら、
彼女の母は自害せずに済んだだろうか?と。

決してそんな事を考える事などなかったのに。
いつも任務が、主の命が最優先。
それが忍びという道具の定め。
心など必要ない…と思っていたから。

所が家康に命じられ、
秀吉殺しの大罪人とされた彼女が、
秀頼の後見人争いの駒にされ、
忍びに命を狙われる事となった時、
その彼女の命を守る事に。

最初はただの任務だった。
役目だから守っていたハズだった。

けれど、自分とは正反対の
いつも心をひらいている彼女と
三月にも渡り旅をしているうちに、
彼の中で何かが変わってきた。

弱く守られる存在だったハズなのに、
彼女は「生きたい」と彼に告げた。
辛く苦しい中、必死に前に進もうとしていた。
そんな姿に心が動き、
いつしか彼女に忍びの技を教えるように。

そうして徳川を除く
五大老の差し向けた忍びを
共にかわすうちに、
二人の呼吸はピタリとあい、
背中を預けあって戦う程に。
互いの死角を互いに補い合いながら。

彼は気づいていた。
自分が導いたこの忍びは、
既に徳川忍組をも超えていると。

二人ですべての忍びを退け、
もう追われる事はない…と、
一息ついた頃、新手が現れた。

投げられた武器を見て、
彼女もそれがどこの忍びなのか
瞬時に気づいてしまった。

だって、それは自分の里のものだったから。

何処かで信じていた。
甲賀が自分を追う事なんてないと。
それは彼女の願望でもあったのかも知れない。
けれど、その考えが甘かった。

忍びを退けられた徳川以外の五大老は、
それぞれ4人が甲賀を雇った。

雇われた甲賀は、
4つの組に別れ、
それぞれの大老の依頼により、
同じ里の仲間であった彼女を討つ事に。

選ばれた忍びの中には、
共に京での任務もこなし、
幼い頃より共に過ごした
伽羅、猿之介、霞…そして蝶治郎も居た。

その事を教えてくれたが月下丸だった。

元々月下丸が彼女を伏見の牢から助け、
忍びに襲われて毒針にやられた所を
半蔵が助け、月下丸に解毒剤を飲ませて、
彼女だけを連れ去った。
それが彼の任務だったから。

そうして彼の解毒剤で命を救われた月下丸は、
猿之介から事情をきき、
再会した弟の黒雪とともに、
彼女を助ける事に。

久しぶりに会った彼女が、
忍びとしての腕を上げて、
更には彼を信頼している様子を見た二人は、
側で守るのではなく、
自分たちが殺す事なく
甲賀の忍びを退ける形で、
彼女を守る事を決意した。

二人にとって、
彼女はとても大切だったから。
たとえ彼女が選んだのが
彼だったとしても。

二人に助けられ、先を急ぐ彼ら。
けれど、行く先に待っていたのは、
甲賀の忍びの中でも、
特に彼女と親しかった者たち、
猿之介、伽羅、霞、そして蝶治郎だった。

傷つけたくない。
でも、生きたい。
彼に救われた大切な命だから。


そんな彼女の想いに気づいた彼は、
彼女に「傷つけたくないのならかわし続けろ
と言う。
おまえには俺がついている」と。

その言葉を励みに、
猿之介達三人を必死にかわす彼女。
残る一人の蝶治郎は、
彼が一人で対する事に。

最強の忍びと呼ばれる彼。
常の彼ならば、
もう少し楽に戦えたかも知れない。
けれど、彼女と過ごす中に、
彼女への想いが芽生えてしまったから。
彼女が傷つけないと望むのならば、
それを叶えてやりたいと思った彼は、
気絶させる…というやり方で戦う事に。

更には、友からの執拗な攻撃に、
時に彼女が負けそうな心になると、
彼女のサポートに入り、
かわし続けろ、俺がいる」と
言葉を掛けた。

ギリギリの戦いの中、
それでもあと少しでかわしきれるという所で、
彼女の体力が限界になり、
霞のはなった武器が彼女目掛けて飛んできた。

かわせない!

そう思った彼女を突然現れた彼が、
抱き込むように庇い、
その背に大きなキズを負った。

無事に全員を気絶させる事に成功したものの、
彼の傷はかなりの深手。
にもかかわらず、
そのタイミングで、
今度は彼女の父、甲賀の長が現れた。

そこで知らされた衝撃の事実。
それは彼女の母は自害ではなく、
父に殺されたという悲ししいものだった。

彼女の母のかがりは、
伊賀に伝わる秘薬の製造方法を知っていて。
彼女の父はそれが欲しかった。
だから身重の彼女の母に、
子供を殺されたくなかったら作れ」と命じ、
伊賀では禁止されていたそれを
手に入れる事に成功した。

そしてそんな夫を許せなかったかがりは、
夫を殺そうとしたものの、
夫により返り討ちに。

そうして彼女の母は、
まだ幼い彼女を残してこの世を去った。

その秘薬が、
彼女と戦いたくない願う霞を
無理やり彼女と戦わせるために
使われた丸薬だった。

彼女の父が考えているのは、
いつも自分の事ばかり。
周りの人を人とも思わず、
すべて自分の意のままに動かせる
道具のように思っていた人。

真実を知り怒りを覚えた彼女は、
彼と共に父を討った。

-----

甲賀をも退けた二人は、
そのまま街道を使い、
忍びの隠れ里を目指した。

そんなある夜、
宿場に泊まった時の事、
彼の元に家康からの命が届いた。

彼女を始末せよ。

そう伝えられた。

なぜ俺なのだ?
なぜ彼女なのだ?


主の命令は絶対で、
忍びは心を閉ざして
ただ命令に従う道具。

ずっとそうして生きてきたのに。
大切な人と出会ってしまったから、
大切だという想いを知ってしまったから。

彼は初めて主の命を
素直に聞く事をためらってしまった。

そうして再び旅が始まり、
人気の少ない場所へと出た所で、
ここでお願いします
と彼に告げた彼女。

彼との生活の中で、
忍びの腕を磨いた彼女は、
彼が深夜に部屋を出た事に気づき、
家康からの新しい命令が、
自分を始末する事だと知っていた。

それにとうに決心はついていた。
五右衛門にさらわれそうになった時、
彼の任務の内容が変わったらどうするか?
そう問われた時に、
彼女はハッキリと答えていた。

半蔵様に救われた命。
だからその時は精一杯戦います。
それが半蔵様への恩返しになると思うから。


…と。

だから戦うつもりだった。
そうして二人は対峙したものの、
彼が先に膝をついた。
まだ刃を交える前に。

だって、無理だと思ったから。

今までは任務とあればなんでも出来た。
けれど今回ばかりは無理だった。
彼女だけは討てなかった。
彼が唯一生きて欲しいと願った人だから。
彼が唯一愛した人だから。

その後、徳川忍組と
彼女と共に戦い、
甲賀のものを傷つけなかった彼の為に、
彼女もまた徳川忍組を
誰一人として傷つける事なく退けた。

そうして二人が隠れ里についた時、
そこには既に家康が待っていて。
彼女が討たれた証が必要だと。

度重なる戦いで
血に染まった彼女の装束の一部を
その証拠として彼は家康と共に持ち帰った。
彼女に想いを伝えてから。

しばらくして彼は家康の元を去る事に。
彼女と共に戦った際に、
背中に受けた傷が原因で、
以前のような忍び働きが出来なくなったから。

家康は武士の身分を与えるから
…と彼を引き止めたものの、
忍び働きで仕えられないのなら去ります
…と、忍びの隠れ里を目指した。
愛する彼女の待つ里へ。

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生きて欲しいと思ったのはおまえだけ。
愛おしいと思ったのもおまえだけ。

だからこれからは俺と共に生きてくれ。

2017年5月6日土曜日

Dance with Devils/楚神ウリエ

近藤隆さん演じる
楚神ウリエネタバレ感想です。


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ねぇ、この気持ちが満たされるまで、
相手をしてよ。


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夢魔の家系に生まれた
彼の両親は不仲だった。
魔界六貴族の1つである
フューザー家の血を残すと、
次々と女遊びの絶えない父のお陰で、
母の他に沢山の妾が居て、
兄弟は30人を越えていた。

そんな父に愛想を尽かした母はと言えば、
父を悪し様に言いながら、
自分も外に男を作っている始末。

家に寄り付かない両親と、
異母兄弟だからか、仲が悪かったり、
無関心だったりの兄弟。

更には長男の彼は、
特に父に似ている事から、母に疎まれ、
こんな子を作らなければ良かったと、
存在を否定されてしまう。

そんな彼にとって唯一の救いが幼馴染のレム。
完璧な彼が自分を買って頼ってくれる。
その事がたまらなく嬉しくて、
気付いたら家族よりも多くの時間を
彼と過ごしていた。

それでも満たされない。
綺麗な蝶々達に癒しを求めても、
残るのは虚しさだけ。
それでも一時の慰めをと、蝶々達と戯れる。

そんな彼にとって、
グリモワールの器の彼女は、
みんなのほしがる珍しい蝶々だった。
そう、最初はそれだけだったのに。

他の蝶々たちのように
簡単に自分に落ちない彼女に対し、
次第にイライラが募り始めた。

なんだってこんな気持ちになるんだろう?
僕らしくない。


彼にも理由が分からなかった。

そうして何をしても満たされない彼は、
女の子に囲まれながらも思って居た。
母に存在を否定された自分を
心から愛してくれる者など居ないと。

なのに彼女は違った。
彼の笑顔に隠れた寂しさを見抜き、
本機で心配してくれたから。

そうしてダンスパーティーの時に
気付いてしまった。

グリモワールの器だから、
いずれレムのものになるとしても、
僕は本当は誰か他の男が
君に触れるなんて耐えられない!


そう思うほどに彼女に夢中になっている事に。

もう隠すこともごまかす事も出来ない。
ただ彼女を愛してしまったから。

そうしてやっと気持ちを交わすも、
その夜にヴァンパイアの王が學園に現れて、
彼女の血を欲した。
それがグリモワールを手に入れると言う事。

その力は彼女の血に宿り、
手に入れるには、
その全身を流れる血を飲み干すしかない。

そうして狙われた彼女を助けるために、
生徒会の3人と、兄が命がけで逃してくれた。

二人で逃げてたどり着いたのは長野の祖父の家。
兄が祖父とエクソシストの修行をしていた洞窟で、
二人は祖父のノートを見つけ、
そこにグリモワールを
消滅させる可能性が書かれているのを見つけた。

アクマとヒト、両方の血が
混ざっているから力が宿るのならば、
どちらか一方の血を消してしまえばいい。

だから、彼の力で
アクマに堕とされることを望んだのに。

翌日目覚めた彼女からは、
二人で過ごした記憶が消えて、
ただ彼に忠実な眷属になっていた。

欲しかったのはあの日の君。
けれど、こんな可能性だって分かっていた。
それでも、どうしても諦めたくない。
どこまでも真っ直ぐで強情な、
芯の強い君に会いたい。


彼女の記憶を戻すために色々な事を試すも、
全く記憶は戻らず。
助け出した母に会わせても、
兄の姿を見せても効果は見られない。

諦めた彼は、あの想いの通じあった
奇跡のような瞬間を再現したくて、
魔界に帰るリミットギリギリ、
あのダンスパーティーの場所で、
あの日のドレスで再び彼女とダンスを。

彼の悲しそうな顔を
記憶がないながらも案じる彼女は、
ダンスをしながら
頭に何かフラッシュバックするものを感じた。

そうしてダンスがきっかけとなり、
忘れていた全ての記憶を取り戻した彼女。

その後、魔界のフューザー家で、
彼と共に暮らす事になった。

2017年5月5日金曜日

Dance with Devils/鈎貫レム/アクマ

斉藤壮馬さん演じる
鈎貫レムのアクマルートのネタバレ感想です。


-----☆★☆-----



彼女は容れ物などではない。
私のたった一人の大切な女性だ!


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彼女の誕生日。
それはグリモワールが覚醒する日、
かならずヴァンパイア達は
彼女を狙って来る。

そう警戒していた彼と彼女の兄。

そして捕らえられた
彼女の母の居場所が判明し、
グリモワールが覚醒する前に
助けださないと、
命が危険に晒される事から、
彼女を屋敷に残し、二人は母親の救出に。

ヴァンパイアの王は魔界だったので、
根城に居たヴァンパイアを倒し、母を奪還。

けれど、その頃屋敷では
予想外の出来事が起こっていた。

留守である彼の姿を模した彼の父親が、
なんとしてもグリモワールを手に入れようと、
彼女に近づいたのです。
彼女の愛する彼になりすまして。

魔力を使われてしまった為、
最初こそ違和感を感じていたものの、
すっかり彼だと信じた彼女。

所が一夜明けて再び彼と対面した時、
その発せられる言葉に
また違和感を感じカマをかけた所、
偽物だと気付いた彼女。

正体がバレたその頃、
母親を奪還した二人は屋敷に戻るも、
魔力の結界が張られて入る事が叶わない。

それでも父が
彼女を狙っている事を知った彼は、
その強い結界すら破り、中へ。

けれど父の方が一枚上手で、
そのまま魔界へとさらわれてしまう彼女。
更に、彼が追ってくる事を想定し、
生徒会活動を共にしていた
アクマ三人を呼んだ父は、
彼らに自分の息子を殺すよう命じた。

力が絶対のアクマの世界。
一番の力を持つアーロンド家当主に
逆らえる者は居ない。
そうして三人は彼とと戦う事に。

強い彼ではあるものの、
一対三では分が悪い。
さらには毒矢を射られ、動きを奪われる。
それでも彼は立ち上がった。
どうしても愛する彼女を救いたくて。

そんな想いで仲間達との戦いに勝利した彼は、
ボロボロの姿で彼女の元へ。

魔界で一番強い父。
それでも負ける訳にはいかない。
だって愛する人を
救う戦いなのだから。

そうして何度も負けそうになりながらも、
愛する人を守りたい想いで
ついに父を倒した彼は、
その後父から、当主の座を譲られた。

彼女は無事に誕生日を過ぎ、
グリモワールは消滅。
父が前魔王であった彼女の中には、
半分アクマの血が流れているものの、
グリモワールがなくなった今は
普通の人間のよう。

そして彼はと言えば、
父に当主の座を譲り受け、
目的のグリモワールもなくなった今、
人間界に留まる理由もなくなってしまった。
当主の代替わりは狙われやすい事もあり、
近々魔界に戻る事に。

だから彼女に拒まれようと攫う決意をした。
だって、彼女を
もう手放す事なんて出来ないから。
いつも信じてそばで支えて欲しいから。

たとえ、自分のその願いが、
彼女を家族と引き離す事になったとしても、
それだけは譲れなかった。

そんな想いを彼女に告げ、
魔界に来て欲しいと話すと、
すんなりと承諾してくれた彼女。

彼女も同じ。
家族と離れるのは寂しいけれど、
彼と離れるなんて出来なかったから。

その後、魔界で暮らし始めた二人は、
正式に結婚する事に。

これはアクマの契約。
魂が縛られて、
永遠に離れる事が叶わない。

-----

でも大丈夫。
だって、あなたから離れたいなんて、
これから先も絶対に
思うハズなんてないのだから。

2017年5月4日木曜日

Dance with Devils/鈎貫レム/ヒト

斉藤壮馬さん演じる
鈎貫レムのヒトルートのネタバレ感想です。


-----☆★☆-----


例え君にどんなに拒まれようと、
もう離してやる事など出来ないんだ。


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王を失った魔界で最も力のある家、
それが彼の家であるアーロンド家。
その嫡男として生まれた彼は、
当主である父の言う言葉に従い、
ただ家の為と生きてきた。

そうしてアーロンド家の
地位を守るために必要となったのが、
禁断のグリモワール。

だから彼女に近づいた。
その手がかりを得る為に。

先を読み策を弄して手を打つ。
けれど彼女の打つ手は
彼の予想を超えるもので、
そんな彼女とのやりとりを楽しむうちに、
次第に彼女に興味を持ち始めた。

けれど知ってしまったから。
グリモワールの
手がかりだと思っていた彼女が、
そのグリモワールの器だと。
その体に流れる血液こそが
禁断のグリモワールだと。

だから距離を置こうとしたのに。
命に従い手に入れる為には、
彼女の命を奪う必要があるから。
余計な情が湧けば、
任務の遂行に支障が出るから。

しかし、時すでに遅し。
もう理性では抗えない程に、
彼女を愛してしまっていた。

そうして彼は決意した。
誰にもグリモワールを奪わせはしないと。
彼女は私が守ると。

だって愛しているから。
父に逆らってでも手に入れたい程に。

そうして敵対していたハズの、
エクソシストである彼女の兄と
共同戦線を張り、
ヴァンパイア達と戦った彼。

けれど敵は数も多く力も強い。
いくらアーロンド家の
嫡男として生まれた彼でも、
その限界を越える数の敵に
苦戦を強いられた。

もうダメだと思った時、
ともに活動していたアクマ仲間で、
生徒会メンバーの3人が
助けに来てくれた。

みなの力を借り、
無事にヴァンパイアの王を倒したものの、
死に際に彼女に呪いをかけられ、
彼女には、アクマの四人も
兄も敵に見えるように。

さらには彼女の中のグリモワールが、
覚醒の時間となった事で、その力が暴走。
苦しみもがきながら、
力を放出させる彼女に、
とても近づく事が出来ない。

それでも、「レムさん、レムさん」と、
ただひたすらに愛する人の名を呼ぶから、
だから彼は仲間が止めるのも聞かず
彼女へと近づいた。

けれど彼女には
彼がヴァンパイアの王にはしか見えず、
愛する人だと分からぬまま、
近くの刃物で刺してしまう。
「いや、来ないで!」と。

そんな拒絶の言葉も、刺された痛みも、
全てを振り払い、
彼はただ彼女を抱きしめた。

彼女を愛しているから。
自分だけが
彼女を救えると信じているから。

そうして重ねられた唇から
流れ込む温もりに、
彼女の呪いはとけたのか、
彼が愛しい人だと気づけた彼女。

そうしてグリモワールの覚醒が終わり、
これからはただの女子高生として、
平和に暮らせるようになった彼女。

アクマとヒト。
種族が違う二人だけれど、
きっと力を合わせ、周りを説得し、
みんなに祝福される
二人となれる事だろう。